
150年前の開港以来、神戸では早くから「喫茶文化」が根付いたとされています。
次々とオシャレなカフェがオープンする三宮・元町エリアで、今回は昭和ならではのレトロ感を味わえる『老舗喫茶店』を8店舗ご紹介します。
Index
※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
【三宮】茜屋珈琲店

画像:Instagram(@jangthefreeman)より
阪急 神戸三宮駅の西口からサンキタ通りに出て、東側に歩いてすぐのところにある『茜屋珈琲店』は、1966年に創業。独特の民芸調の書体で書かれた看板がお出迎えしてくれます。
店内に入るとクラシックのレコードが流れており、落ち着いた雰囲気の中でコーヒーを楽しめます。

画像:Instagram(@risabou_)より
『茜屋珈琲店』では、神戸にあるいくつものコーヒー豆から厳選し、炭火焙煎の元祖「萩原珈琲」の豆を贅沢に使っているんだそう。一杯ずつ丁寧に豆を挽き、ハンドドリップで淹れてくれます。
店内には、世界中の有名陶磁器のカップが並んでおり、好きな色柄のカップを選べるのも嬉しいポイントです。
低温でじっくり蒸し焼きにした「チーズケーキ」は、茜屋特製のジャムソース付き。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区北長狭通1-9-4 MAP
営業時間
12:00~LO21:30
定休日
不定休
◆関連リンク
・茜屋珈琲店 – 公式サイト
【三宮】神戸にしむら珈琲店

画像:公式サイトより
北野坂近くの山手幹線沿いにある『神戸にしむら珈琲店 中山手本店』は、戦後間もない1948年に開業した「にしむら珈琲」創業の店。
北ドイツ風の木組みの外観が特徴的で、地元の神戸っ子から観光客まで、老若男女を問わず様々なお客さんが訪れる人気店です。

画像:公式サイトより
オーナーの「上等の豆特有の、豊かな風味をストレートに味わっていただきたい」という想いから、産地ごとに豆を淹れ分ける「ストレートコーヒー」を日本で初めて提供したんだそう。
店内では、種類豊富な「ウィーン菓子」や「生ケーキ」のほか、サラダセットとフルーツセットの2種類の「モーニング」や、カナディアンセット・バスケットランチ・グラタンセットなどの「ランチセット」も楽しめますよ。
朝8:30から夜23:00と営業時間も長いので、時間帯問わず利用できそうです。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区中山手通1-26-3 MAP
営業時間
8:30~23:00
定休日
毎月最終月曜日
◆関連リンク
・神戸にしむら珈琲店 – 公式サイト
【三宮】喫茶ボントン

三宮センター街の一本南の「三宮本通商店街」にある『喫茶ボントン』は、創業74年の地元で愛され続けるお店です。
1階の禁煙席のほか、2階には「喫煙席」もあり、ゆったり過ごすことができます。

9:00~13:00とお昼過ぎまで提供されているモーニングセットは、トースト・サンドイッチを中心に「19種類」もあり、コーヒーか紅茶が選べるほか、追加料金で別のドリンクに変更も可能です。
「フルーツサンドイッチ(880円)」には、いちご・バナナ・キウイ・りんご・メロン・栗などのフルーツがたっぷり。時期によって挟まれるフルーツの種類は変わるみたいです。
スイーツも種類豊富なので、モーニングやランチのほか、カフェとして利用するのにもよさそう。
実際にお店に行った記事もあるので、気になる人はチェックしてみてください。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区三宮町1-3-21 MAP
営業時間
9:00~19:00
定休日
–
◆関連リンク
・喫茶ボントン – 食べログ
【元町】エビアンコーヒー

元町駅から歩いて約2分のところにある『エビアンコーヒー』は、戦後神戸で初めて自家焙煎コーヒー店の営業を開始した、1952年創業の老舗喫茶店です。
サイフォンコーヒーと、お手頃なモーニングやスイーツなどが楽しめます。

画像:Instagram(@kobamaki_gyongyon)より
エビアンコーヒーの「シフォンケーキ」は、生地にバターの代わりに米油を使用しており、きめ細やかで優しい口溶け。珈琲と合うシフォンケーキとして開発されたそうで、テイクアウトも可能です。
コーヒーは5種類の豆をブレンドした自家焙煎のコーヒーをサイフォンで淹れており、すっきりとした味わいなんだとか。
550円から注文できる「モーニングセット」もあるので、気になる人は過去の記事をチェックしてみてください。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通1-7-2 MAP
営業時間
【月~土】8:30〜18:30/【日・祝】9:00~18:00
定休日
第1・第3水曜日
◆関連リンク
・神戸みなと シフォン | 株式会社ZIPANGU-8 – 公式サイト
【元町】はた珈琲店

画像:公式サイトより
元町5丁目商店街の中程にある『はた珈琲店』は、1978年創業のコーヒー専門店です。
海外から厳選した豆を全て自家焙煎し、熟練のマスターがハンドドリップで1杯1杯丁寧に淹れてくれます。

ブレンドコーヒーは全8種類で、「港町ブレンド」「風見鶏ブレンド」など、神戸にちなんだネーミングで味わいを表現しているんだとか。メニューには味の説明も記載されているので、コーヒーのことが詳しくない方でも選びやすそう。
店内は、木のぬくもりを感じられる空間になっていて、シフォンケーキやガトーショコラといった「スイーツ」や「トースト」などの軽食もあるので、ほっと一息つきたいときにおすすめです。
喫煙OKのお店なので、タバコを吸えるお店を探している人はぜひ。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通5-7ー12 MAP
営業時間
9:00~19:00
定休日
水曜日(祝日の場合は営業)/第2水曜日の翌日
◆関連リンク
・はた珈琲店 – 公式サイト
【元町】自鳴琴(旧:舌れ梵)

『自鳴琴(おるごーる)』は、各線・元町駅西口から徒歩5分ほどの場所にある隠れ家カフェです。
50年近く愛された喫茶店「舌れ梵」の閉店に伴い、現・店主がその空間や雰囲気、メニューを引き継ぎ、営業を続けているんだそう。
お店の前には、季節の花が咲く鉢植えがたくさん置かれていて、まるで植物に埋もれているかのよう。

コーヒーや紅茶などの喫茶店メニューに加え、レトロで可愛い「クリームソーダ」も人気メニューです。一般的にクリームソーダには「チェリー」が飾られるのが定番ですが、『自鳴琴』ではフレッシュな「季節の果物」を入れてくれるんだそう。
フードメニューは、バターをたっぷりと使った「ハニートースト」や「モンブラントースト」など、トーストメニューが用意されています。
店内にもドライフラワーや生花、観葉植物が所狭しと飾られていて、ノスタルジックな雰囲気が楽しめます。過去の記事でも詳しく紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通3-12-12 MAP
営業時間
8:00〜18:00
定休日
–
◆関連リンク
・自鳴琴(おるごーる) – 公式サイト
【元町】元町サントス

画像: 公式Instagramより
元町商店街の中にある『元町サントス』は、老舗「萩原珈琲」直営のお店で、1960年創業の純喫茶です。
朝8:00から営業していることから「モーニング」での利用が多く、常連さんや観光客でオープンと同時に満席になる人気店。

画像: 公式Instagramより
内装やインテリアもクラシカルな雰囲気で、お店の名物「ホットケーキ」は昔ながらのシンプルさが老若男女問わず人気の一品。
バターとメイプルシロップをかけて食べると、ふわふわの生地にほどよい甘さが加わって、ほっとする懐かしい味が楽しめるそうですよ。
1階と2階に席があり、2階の窓際席では元町商店街を見ながらのひと時を過ごすことができます。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通2-3-12 MAP
営業時間
8:00~19:00(LO 18:30)
定休日
木曜日
◆関連リンク
・萩原珈琲店 元町サントス – 公式サイト
【元町】喫茶ポエム

画像: 公式Instagramより
元町商店街の路地裏にある『喫茶ポエム』は、1969年創業の老舗喫茶店を現オーナーがそのまま引き継ぐ形で営業しています。
店内にはたくさんの漫画が並んでいて、昔ながらの雰囲気が楽しめると、週末には行列ができる人気店です。

画像:Instagram(@o8o6)より
お店の看板料理「ナポリタン」は、熱々の鉄板で提供されます。ハムや玉ねぎなど王道な具材が入ったケチャップ味のシンプルなパスタですが、生卵が乗っているので、途中で麺と絡めて食べるとオムライスのような味に変化するんだとか。
ねじりスプーンと銀皿で提供される「自家製プリン」は、硬めのむっちりとした食感が楽しめます。
カラメルはほんのり苦めで、生クリームとも相性ばっちり。ミニサイズでお手頃価格なので、食後にも食べやすそうです。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通3-11−15 MAP
営業時間
【火~金】10:00~20:00/【土日】 9:00~19:00(LO 30分前)
定休日
月曜日
◆関連リンク
・喫茶ポエム元町本店 – 公式Instagram
いかがでしたか?ほかにもこんなまとめ記事がみたい!がありましたら、どんどんコメントお待ちしています。
神戸ジャーナルのサイト内には、各記事の下部に #ハッシュタグ を設けています。
例えば、「カフェ」「三宮/元町グルメ」など、今読んでいる記事の気になるタグをクリックすると、関連する記事をチェックすることができます。便利なのでぜひ使ってみてくださいね。
おすすめ関連記事「まとめ記事」













































かな
観葉植物ペペロミアホープの日々の成長を見て癒されています。
ライター一覧