新長田エリアにできる教育複合ビル『新長田キャンパスプラザ(仮)』の建物ができてきてます。工事は10月末まで行われる予定で、移転する県立総合衛生学院などは来春開校する計画です。
神戸市長田区腕塚町5-1-5
「新長田キャンパスプラザ(仮)」は施設が老朽化していることと、新長田駅南地区の活性化などから、県立総合衛生学院の移転・建て替えのため整備される教育複合ビルです。
建物は9階建てになる計画で、1~4階が「兵庫県立総合衛生学院」、5階が「兵庫県立大学」、6~8階が「兵庫教育大学」になり、最上階の9階には「大講堂兼体育館」ができます。
1~4階 兵庫県立総合衛生学院
・医療・介護職養成の県立専門学校(学科:助産、看護、歯科、介護)
・本校と分校(介護福祉学科)を集約し、医療・介護の連携を推進
5階 兵庫県立大学
・企業人材育成のリカレント学習拠点(地元企業人材のスキルアップ等)
・産学融合型ベンチャー・スタートアップ支援拠点
・産学連携・研究推進機構の神戸地区拠点(地場産業のDX支援等)
6~8階 兵庫教育大学
・働きながら学べる現職教員等の教育拠点
・子どもの不登校や発達障害、大人のストレスなどに関する相談
(現ハーバーランドキャンパスを移転・拡充)
ビルができるのは、各線 新長田駅から駒ヶ林駅にかけてのタンク筋沿いです。
建物は「アスタくにづか」1番館と3番館に隣接しています。
グレーの大きな箱が出現したような感じで、結構存在感があります。
タンク筋側は1階が全面ガラス張りになってます。
通り沿いに北上すると国道2号線があり、新長田駅に続きます。
イメージ図では、歩道に面するビル外構には植栽などが植えられるみたいなので、そのあたりの工事はこれからでしょうか。
建物南側は、道沿いに行くと、駒ヶ林駅や商業施設「アグロガーデン」などがあります。
県立大が入る5階部分も全面ガラスになってるのがわかります。
6月中旬時点では、休日も工事が進められていました。外から見ると、内装はこれからという印象です。
もともと工事期間は2024年1月~6月の予定で、9月からは供用開始予定だったのですが、昨年12月に全国で発生した「電線ケーブルの新規受注停止」や、年明けの能登半島地震発生の影響を受けて、必要な資材が一時期入手できず、工事が遅れていたそうです。
変更後のスケジュールでは、今年10月末まで建設工事が進められ、来年4月に供用開始となります。
県立総合衛生学院・県立大学・兵庫教育大学の開校時期も来年4月1日になりそう。
このビルが誕生することで、地域と学生の交流も期待されていて、公開講座やイベントなどを通じて、交流人口が1日あたり1000人増えると試算されています。来年春ごろには多くの学生たちが行き交ってにぎやかになりそうですね。
現在「県立総合衛生学院」は、新長田キャンパスプラザ(仮)から西に1kmほどのところにあるのですが、移転後の跡地は、近くにある「神戸野田高校」のグラウンドになる予定です。
◆関連リンク
・兵庫県立総合衛生学院 – 公式サイト
これでアスタもさらに賑わうとよろしいのですが