神戸でオープンしたお店や会社など紹介する連載シリーズ。神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神戸開業支援コンシェルジュ」を活用し、現在活躍中のお店をピックアップしていきます。
今回は、高速神戸駅のすぐ近く。JR神戸駅からも徒歩5分ほどの所にあるパン屋さん『ブーランジェリー アン(Anne)』をご紹介。
神戸市中央区中町通4-1-15
場所的には、「ライフ 神戸駅前店」から一本西に入った通りになりまして、海側を向くとこんな感じ。突きあたりまで進むと、演劇とかをやってる「新開地劇場」の裏側です。左に曲がると、JR神戸駅のほう。
山側にいくと、兵庫信用金庫が見えています。有馬街道まで出ると、「洋服の青山」「ライフ 神戸駅前店」がある交差点です。高速神戸の5番出口からが最寄りになります。
女性パン職人が作るパン屋さんで、パンを自分で取って購入するタイプではなく、ショーウィンドウの中から選んで取ってもらうタイプのパン屋さんです。特徴は、食材に対するこだわりとサイズ感。
食材は、様々な場所で出会った生産者から購入しているそうで、出会いを楽しみながら、生産者の顔が見える地産地消、子どもにも食べてほしい食材にこだわるパンを作っています。
食材の「旬」も大切にしていて季節限定のパンも。1月~4月は「いちごサンド」。八百屋さんが太鼓判を押してくれるものが手に入ったときのみ店頭に並びます。
また、サイズ感は「大きな口を開けて人前で食べるのは恥ずかしい」という女性のため、通常より細長いフランスパンを作るなど、食べやすさも考慮しているとか。
フランスパンが好きだけど、いつも自分でギュギュッと少し圧縮してから食べることを余儀なくされていた人もそれなりにいるはず。これならマックスで味わえます。パッと食べたい時にもオススメ。
2階にはカフェスペースがありますので、テイクアウトもイートインも可能です。
国産小麦を使い、総菜パンの野菜も、クリームパンのクリームも、たまごサンドの卵もたっぷり入れる系の『ブーランジェリー アン(Anne)』
おススメは、たまごサンド(400円)。
使っている卵は、飼育環境から餌までこだわっている淡路島の北坂養鶏場のもの。食べた瞬間にその濃厚さの違いが分かります。卵の甘さを満喫。さらに白身はプルプル、食パンはフワフワ。口の中に広がる、このプルフワ食感。
この何というか、パンの下支え感と新鮮な食材。たまごサンドは非常にシンプルなものですが、このシンプルな中に食材選びに対するこだわりを感じるんではないでしょうか。
小さい頃からの夢だったパン職人になった店主「山口 昌子(やまぐち まさこ)」さん。嫁いだ先もパン屋さんで、近くにある老舗の「大和屋ベーカリー」だそう。
パン職人としての腕を磨きつつ、今回オープンさせたのは30代~50代の女性をターゲットにしたオシャレなパン屋さんとなっています。
神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神⼾開業⽀援コンシェルジュ」を利用し、開業のサポートをしてくれる支援金制度や、そのための書類づくり、プレゼンテーションの仕方を知りました。
また、コンセプトをしっかりさせることで、パンだけではなく、お店自体のデザインや雰囲気作りもしっかりできたそうで、白を基調に木のぬくもりも感じられる今のお店をオープンしました。
ブーランジェリー アンの常連さんには、90代のおばあちゃん、毎日メロンパンを買いに来る男子学生、2階のイートインスペースでコーヒーを飲むビジネスマンも。
そして今パンに使っている食材は、山口さん自身が生産者の思いに触れ、美味しさを実感し「これをうちのパンと組み合わせたい」と思ったものばかり。
今気になるのは、神戸の小麦や米粉。それでパンを作って、神戸をより盛り上げていきたいという思いがあります。
神戸の食材をふんだんに使ったパンを通して、神戸のパン文化と地域のコミュニティーが活性化すればと。
店舗名 | ブーランジェリー アン(Boulangerie Anne) |
ジャンル | パン、ケーキ、焼き菓子 |
住所 | 神戸市中央区中町通4丁目1-15 |
電話番号 | 070-2309-9617 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 日曜日、月曜日、祝日 |
リンク | Facebook / Instagram / 食べログ |
駐車場 | なし |
紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。また、神戸市内の開店・閉店情報、イベント、街の変化など、情報を求めています。ぜひ情報提供をお願いします。※自分のお店でもOKです。
れいな
「東遊園地」には観覧車があると思った人。
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