神戸に古くから根付いた「洋食」文化。今や、全国どこにいっても食べられるジャンルとなりましたが、1868年の開港当時、神戸では外国人向けホテルで西洋料理の提供が始まっており、神戸の食文化を語る上ではかかせないものとなっています。
今回は、神戸市内に数多くある『洋食店』の中から、三宮・元町エリアで地元民に愛され続ける人気店に限定し、全部で5店舗ご紹介していきます。
行列必至のお店や、神戸ならではのメニュー「ビフカツ」もお店ごとの特徴を比較しながらご紹介していきますので、神戸ランチ・ディナーの参考にしてみてください。
Index
【三宮】グリル末松
各線 三宮駅から10分ほど山側にある外観が特徴的な「グリル末松」。
店内は1Fがカウンター席、2Fが座敷席で、特にランチタイムには行列をつくるお店です。
画像:Instagram(@_sky18)より
サクラライス(1,100円 税別)は、お店オリジナルメニュー。ケチャップライスの上にボリューム満点とんかつがのっていて、その上にたっぷりのクリームソースがかかったここだけの味わい。ランチ限定メニューということもあり、より特別感がありますよね。
メニューにはスープがセットで付いてきます。400円ほどプラスすれば大盛りにできますよ!
画像:Instagram(@ moju125624)より
いくつになってもワクワクする「大人のお子様ランチ(1,500円 税別)」は、全部で15品目入っていていろんなものを少しずつ楽しめます。
オムライスがメインで、カニクリームコロッケ・ハンバーグ・エビフライなどのガッツリ系も。
周年のときだけ提供される限定メニューなので、その特別感もまたいいですね。
ビフカツは全部で2種類。ビーフカツレツ150g(1980円)のほか、ヘレビーフカツレツ130g(2,530円)。他にもポークカツレツやポークチャップなどもあり、どちらも神戸ポークを使っているので、地元産の食材を楽しむことができますよ。
ランチセットは、スープとライスがついてきますが、通常メニューは単品に。
ライス(275円)もつけることができます(大盛り無料)が、せっかくなら!とオムライスなどを一緒に頼む人も多いみたいですよ。
ランチタイム(11:30~13:30)は営業時間前から列ができ始めますが、おひとりさまも多く、回転は比較的早いので根気強く待ってみても良いかも。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区加納町2-1-9 MAP
営業時間
ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)/ディナー 18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日
火曜日
◆関連リンク
・神戸の洋食屋グリル末松 – 公式サイト
【三宮】グリル一平
画像:公式サイトより
JR三ノ宮駅から歩いて3分という好立地にある「グリル一平」。1952年に新開地で創業し、現在4代目に至るまで70年以上続く老舗店です。
現在、神戸市内では新開地本店・三宮店・元町東店の3店舗が営業していますが、三宮店は駅前ということもありファミリー層や観光客の人にも人気の店舗です。
画像:公式サイトより
平日限定の「ミックスフライランチ(1,400円)」は、エビ2本・ミンチカツ・日替わり1品がついてきます。
エビフライがついていないバージョンの「タイムランチ」は1000円ぽっきり。ビジネスマンにも人気のメニューです。
グリル一平の代表メニューといえば薄焼き卵の「オムライス」。こちらは三宮店・元町東店でしか楽しめないメニューです。
トマト缶を使ったレッドソースと、デミグラスソースをバランスよく混ぜ合わせたオリジナルのソースがかかっており、サイズは小900円・中1,000円・大1,300円から選べます。
中サイズは、お茶碗約2杯分で、小サイズは中の約6割・大サイズは中の約1.5倍。小サイズが選べると、少食な人でや他のメニューとの組み合わせでも頼みやすいですね。
画像:公式サイトより
「ヘレビーフカツレツ」は、分厚いお肉をレアに仕上げています。100g(2,400円)/130g(3,000円)から選択可。サラダはついていて、ライスは別途(150円~)追加することできますよ。
ちなみに、お肉を薄く叩き伸ばしてしっかり揚げるオールドスタイルの「ビーフカツレツ」も。
5日がかりでつくるデミグラスソースをたっぷり絡めていただきます。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区琴ノ緒町5-5-26 MAP
営業時間
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)/ディナー 17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日
水曜日
◆関連リンク
・創業70年 神戸の老舗洋食店 グリル一平、伝統の味をご賞味ください – 公式サイト
【元町】洋食クアトロ
画像:Instagram(@matsui.t.hassaku)より
各線 元町駅 西口を出て1分ほど歩いたところにあるのは、馬のオブジェと看板が目印の「洋食クアトロ」。2011年創業と比較的新しいお店ですが「神戸の洋食といえば?」で、必ず名前が出るほど安定の人気店です。
店内はテーブル席がしっかり設けられていますが、営業時間前から行列ができ1時間ほど待つのを覚悟で並ぶ人も少なくはないお店です。
画像:公式Instagramより
看板メニューのひとつ「クアトロコロッケ(1,200円)」は、中にゆで卵・牛すじ・じゃがいも・ホワイトソースが入っていて、一般的なコロッケと比べてクリーミーな味わいが特徴。
ごろごろのじゃがいもと粗く潰したゆで卵がいいアクセントになっていて、マスタードと特製のトマトソースをつけて食べるのが、クアトロ流!
シェフが子どもの頃から大好きだった母の味を再現しているそうです。
画像:公式Instagramより
クワトロの「ビーフカツレツ(2,100円)」は、A4ランク以上の黒毛和牛を使用。霜降りですが、くどくない旨味の脂身をもった徳島の阿波華牛を使っています。
赤ワイン&淡路島の玉ねぎをたっぷり使った「デミグラスソース」。なんと2週間かかる工程を経て完成するこだわりだそうで、レトルトや缶詰を一切使わず一からつくるお店自慢のソースです。
「いろいろ楽しみたい!」という人向けにセットメニューもあります。
ランチメニュー(11:30~15:00)は、いずれもライス(おかわり自由)・味噌汁・サラダ付き。
ボリュームもしっかりあるのに価格帯も良心的なので、値段を気にせずガッツリ食べたいという人にもおすすめしたいお店ですよ。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通3-12-3 日国ビル 1F MAP
営業時間
火~土曜日 11:30~15:00(L.O. 14:30)/17:30~22:00(L.O. 21:00)
日曜日 11:30~15:00(L.O. 14:30)
定休日
月曜日
◆関連リンク
・神戸・元町の洋食クアトロ – 公式サイト
【元町】L’Ami
画像:Instagram(@kobe_phase_space)より
各線 元町駅から東側へ3分ほど歩いたところ、神戸BALの近くにある洋食店『L’Ami(ラミ)』は、ホテル出身のシェフの洋食をリーズナブルな価格で食べられるお店です。
入口にある「スヌーピーのぬいぐるみ」が目印。店内はキッチンを囲む形のカウンター席のみになっていて、おひとりさまで利用する人も多いのが特徴です。
ビーフシチューオムレツ(1,100円)はお店の人気商品。ごろっ・ほろほろっの牛肉が入っています。
以前は、ランチタイムの営業もしていましたが、現在はディナー営業のみになっているみたい。(11:00~14:45)限定で、全てのメニューにサラダ・味噌汁・ご飯・漬物・一口デザート付きがついてきます。
ご飯とお味噌汁はおかわりもできるのでしっかり食べたい人にもおすすめ。
※現在「ランチ営業」はお休み中。再開目処は未定のようなので、ランチ狙いの人はあらかじめ電話確認をしてから行くことをおすすめします。
画像:Instagram(@konkei_food_guide)より
L’Amiで夜のみ提供されている「牛フィレのカツレツ(1,980円)」は、揚げたてのカツがまるっとそのままお皿に盛られていて、自分でカットするスタイル。
オムライスなど他のメニューと違って、少し酸味を効いせたデミグラスソースになっていて、ここだけの味わいが楽しめますよ。
ランチタイムは1時間ほど待つことも少なくないですが、予約ができるので、観光で神戸に来た人も計画的に利用できるのが嬉しいですね。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区三宮町3-4-3 MAP
営業時間
17:00~20:30
定休日
月、火曜日
※月、火曜日が祝日の場合は営業 。ただし水曜日休み
◆関連リンク
・L’Ami – 神戸洋食とワインの店 – 公式サイト
【西元町】洋食の朝日
画像:Instagram(@dash.0831)より
平日のみ営業しているお店で20~30人の行列は当たり前の超人気店「洋食の朝日」は、 1960年創業の老舗店で、今年で64年目を迎えます。
コンパクトな店内でお昼間はお客さんでパンパン!並んででも食べたい理由として、「味」は言うまでもないですが、コスパもいいんです。なんとほとんどすべてのメニューは1000円程度で楽しめます。
画像:Instagram(@risakerokombu)より
クリームコロッケ(1,100円)は、ゴロンと大ぶりの三兄弟がデミグラスソースたっぷりかけられて並んでいます。
中身はかための質感のクリームソースで、プリプリの海老がたっぷり入っています。
濃厚ですが、意外とぺろりと食べられてしまい、ご飯(おかわり自由)が進む味わい。
画像:Instagram(@noicenolife082)より
お店のNo.1人気でもあるビフカツ(1,700円)は、国産の黒毛和牛を使用。お皿から溢れんばかりのたっぷりデミグラスソースがかかってます。
ミディアムレアのお肉が柔らかく、ビフカツにしては控えめなお値段なので「せっかく朝日にいったらまずはこれでしょ!」と注文する人も多いはず。
クリームコロッケ(250円)/エビフライ(250円)/メンチカツ(150円)はトッピングとして追加できるので、「いろいろ食べたい」という人の願いも叶います。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区下山手通8-7-7 MAP
営業時間
11:00 ~15:00(9:30以降にお並び下さい)
定休日
土日(公式Instagramをチェック)
◆関連リンク
・youshokunoasahi.hana.pero – 公式Instagram
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例えば、「洋食」「三宮/元町グルメ」など、今読んでいる記事の気になるタグをクリックすると、関連する記事をチェックすることができます。便利なのでぜひ使ってみてくださいね。
L’Amiさんは何食べても美味しいです。入口でスヌーピーが迎えてくれるのも嬉しいです。洋食クアトロさんもクアトロコロッケ美味しかっです食べる価値有り。グリル一平さんは定休日で残念でした。神戸は何食べても美味しい次は何処へ行こーかなぁ❣皆さんもぜひ神戸のグルメ、スイーツを堪能してください。
確かL’amiは現在夜営業だけだったと思うので、ランチの情報を堂々と載せるのはいかがなものかと。せめてランチ休止中などと明記してはどうでしょう。
グリル末松の大人のお子様ランチはレギュラーメニューではなく周年限定メニューのはずです。誤解を招く紹介をするのはいかがなものかと思います。