神戸市の調査で、戦時中の「防空壕」が13基現存していることが分かったそうです。
市は、戦時中の生活の様子や戦争とゆかりのある場所等を把握し、次の世代に戦争の記録を残していくため、市内のどこに防空壕などがあるかを今年2~3月にかけて調査していました。
その結果、38基の防空壕についての情報をえることができ、うち13件は現存していることが分かったそうです。
地図の赤が現存している場所で、青は現存しない・不明なものを表してます。※現存1件は所有者の意向により非公開
多いところでは灘区と垂水区に各3か所、須磨区には5か所も現存しているそう。場所は「山林」や「斜面」などのほか「寺」や「民家」などにも残ってます。
画像:神戸市広報Twitterより
こちらは、長田区の「民家」に残っている防空壕。1948年に家を買った時にはすでにあったもので、入り口は南北2か所、「空気孔」も備わってます。上には松の木などが植えられ「日本庭園風」になっているそう。
見つかりにくくし、入り口が崩れた時のことも考えて作られているのかもしれません。
今後、現存しているものを目の当たりにすることができる機会が生まれていくと、戦争があったことをよりリアルに感じることができるんではないでしょうか。
(兵庫区多聞通)
実家の庭に小さな防空壕を掘って必要なものを入れていたのを覚えています。
平野~五宮といった道にいくつか防空壕があって、空襲があるとその防空壕に避難しました。
雪の日もあり防空頭巾をかぶって家から出たのを覚えています。
防空壕調査結果では、現存していないものでも当時のエピソードがまとめられていたりします。知っている地名などが加わると、当時をより想像しやすいですね。
引き続き防空壕の情報は集めていくそうなので、思い当たる方は連絡してみてはいかがでしょうか。
連絡先
神戸市行財政局業務改革課
〒650-8570 神戸市中央区加納町6-5-1
◆関連リンク
・神戸市広報 – Twitter
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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