「神戸阪急」でミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんが手がけるユニークなミニチュア作品が楽しめる展覧会が開催されています。国内外で210万人以上が来場する人気イベントです。
今回は読者のみなさんを特別に無料にてご招待!プレゼントの概要は、記事の最後にご紹介します!
無料招待のご応募は終了いたしました。
1000件を超えるご応募と神戸ジャーナルへの愛のある一言ありがとうございました!
田中達也さん
ミニチュア写真家・見立て作家。1981年熊本県産まれ。2011年ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てた「MINIATURE CALENDAR」を開始、以後毎日作品をインターネット上で発表し続けている。2017年NHK連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックを担当。2020年ドバイ国際博覧会日本館展示クリエーターとして参画。著書に「MINIATURE LIFE」、絵本「おすしがふくをかいにきた」、「あーっとかたづけ」など。
Index
まずは全体をご紹介!
会場となるのは「神戸阪急」本館の9階、エスカレーター上がってすぐの場所です。
今回のイベントでは、新作も含めると立体作品「約50点」と写真作品「約100点」が展示されており、全部で9つのゾーンに分かれた見ごたえのある展覧会になってます。
会場入ってすぐの場所には、田中達也さんを象徴するブロッコリーと、田中さんらしき人が並んだミニチュア作品がお出迎え。
今回の展示会はすべて写真・動画撮影OK!SNSへの投稿もOK!
撮り方次第でミニチュア作品の世界観がまた変わってくるので、撮影する楽しさも一緒に味わえますよ。
ゾーン1: #Workers
最初のゾーンは#Workers。働く人達の様子を描いた作品が並びます。
田舎ブラシ
農家での様子をブラシで表現しています。稲刈を終えた部分はブラシの毛をカットすることで表現。
近づいてみると、ミニチュアの世界に潜り込んだ感覚になってきます。
田中さんは、ミニチュア写真家 兼 作家なので、作品と写真がセットで展示されているものも数多くあります。
北海道の雄大なポテ地
ポテ「チ」と農「地」をうまくかけあわせたユーモアのあるネーミングセンスです。
タイトル名の下に「#このあとおいしくいただきました」というハッシュタグが付けられているあたりも、ほっこり。
ゾーン2: #Sports
お次のゾーンは#Sports。様々な競技の選手たちを意外なアイテムを使って巧みに表現しているエリアです。
最初に目に飛び込んできたのは、水泳選手たち。“Take your mark”の合図の瞬間ですが、よく見るとプールはメモ帳で表現されているんです。
メモ帳を綴じているリングが、レーンごとの区切りに。今にも飛び込みそうな躍動感です。
離れてみるとこんな感じ。全然、ふつうのメモ帳です。
作品名は「水泳選手は目も超いい」。最高のオヤジギャグ(と言ってしまって良いんでしょうか)。面白いです。
土俵に残っても、ご飯は残さない!
土俵を器で表現したこの作品。力士が動き出す時に行司が「のこった のこった」と掛け声を掛ける、あの「のこった」からとったであろう作品名ですが、土俵の上にいるのは桃太郎。
熊が対戦相手で、行司はサル、観客はウサギとリスが務めています。
斬新な作品が続々と登場
ゾーン3 #Universe は黒壁に包まれた宇宙を表現した世界観に。野菜のコーンでできた「ロケット」や、チョコミントアイスでできた宇宙など。
大きなブロッコリーがあるのは、ゾーン4 #Adventure。ミニチュアブロッコリーもすぐ近くに展示されているので、サイズのギャップがまたおもしろい。
うまくいけば、自分が「ミニチュアの世界」に溶け込んだ1枚が撮れそうですよ。
ここからは気になった作品をざざっとご紹介!
電気のスイッチが実際に触れられるようになっています。スイッチを押すと、ミニチュアの男性が転落してしまうという危機迫った写真が撮れます。自分が巨人になった感じ。
春らしい作品も。付箋をビニールシートに見立てています。どのビニールシートにも、人が1人2人とぽつんと座っている様子。
作品名は「ふせんで場所を確保」です。
ココットを積み上げて、イタリアにある世界遺産ピサの斜塔を表現した作品。作品名は「収納下手な食器棚の奥にある世界遺産」です。
作品名は「100匹乗っても大丈夫」です。懐かしい◯◯物置のCMをもじったネーミングですね。
スイカの上にちょこんと乗っている鳥の小ささには驚き。まじまじと見ないと見落としてしまいそうです。
#Family ゾーンにあったのは「結構式」をテーマにした。父と娘が真っ赤なカーペットの上を歩いている様子です。
離れてみると、ヴァージンロードは赤いテープで表現。しかもめっちゃ長い。
笑いを誘う作品が多いですが、新婦が歩んできたこれまでの道のりの長さ、そして新郎が待っている場所から先にある未来がさらに長いことをうまくテープで表現していて、感動してしまいました。
作品名は「ここから先は若い二人の道」です。
神戸をテーマにした作品も
新神戸駅をパンやココットで表現した作品。パンの町ならではの表現方法ですね。
しかもこの作品、なんと動くんです!実際に動いている様子は神戸ジャーナル公式Instagramからもチェックできます。
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会場の締めくくりに展示されているのが、作品名「おかしな神戸」です。観覧車がゴーフルでできているなど、神戸のお菓子文化をうまく表現した1枚になっていますね。
食品サンプルや人形などはきちんと整理して収納されているんだそう。人形は、およそ100,000体以上あるそうで、職業別やポーズ別など細かく分けて撮影台の下に収納しているなどの、ちょっとした秘話も展示会で知ることができます。
イベント概要
会場の外では展示会の限定グッズが多数販売されています。エレベーター前すぐの場所で、チケットをもっていない人も購入できるように。
中にはミニチュアの人形なども売られています。実際手にとって見ると改めてその小ささを体感することができますね。
会期
2024年3月13日(水)~4月1日(月)10:00~20:00(最終日は17:00まで)
※入場は終了時間の60分前まで
会場
神戸阪急 本館9階(神戸市中央区小野柄通8-1-8)
入場料
当日券 一般 1,100円/中高生 600円
【終了】読者プレゼント詳細
まだまだ紹介しきれなかった作品が沢山。期間中、絶対見に行きたい!と思った人は是非応募してみてくださいね。
プレゼント内容
MINIATURE LIFE展 ペアご招待券
当選者数
10組20名様
応募締め切り
2024年3月17日(日)~無料招待のご応募は終了いたしました~
発送時期(目安)
2024年3月19日(火)頃
注意事項
※当選者の発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。
※当選に関するお問合せにはお答えすることができません。
※ご応募はお一人につき一回に限ります。
※プレゼントは応募フォームでご入力いただく住所へ郵送させていただきます。
展示作品はどれも常識や固定概念を取っ払った遊び心溢れたものばかり。
「そのアイテムをそんな風に使っちゃう?」と驚きがあったり、「ネーミングセンス」に笑えたり、表現の切り口に感動すら覚えました。
兵庫県内で初開催となる話題のイベントで、開催期間が約2週間と短めですので、気になる人は早めにチェックしてみてくださいね。
このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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