現代アートの芸術祭『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』出展者第1弾が発表されてる。早割パスも販売中

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond

六甲山上を舞台にした現代アートの芸術祭『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』の出展アーティスト第1弾が発表されました。あわせて5月末まで、各種鑑賞パスポートが早割価格で販売中です。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond

2024年8月24日(土)~11月24日(日)
ROKKO 森の音ミュージアム ほか


神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145

今回発表されたのは、国内外で活躍するアーティスト23組です。前年の「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」から継続して展示しているアーティストも居るみたい。

出展アーティスト

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
《SOAK》2022年、個展「絵の湯」、文房堂ギャラリー(東京)

いくら まりえ
神奈川県出身、東京都在住。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒。その場で描くライブペイントや、空間全体に描く展示等を行っています。絵が成長し変化する空間を通して、その時そこにいる人々と感情や時間を共有できたらと思います。実家は幼稚園でした。記憶にある最初の作品は、その砂場で作った、お団子山でした。楽しくて楽しくて、無我夢中で作って、気づけば周りに誰もいなくなっても生ききっていた姿に今一番憧れています。自分はまだあの砂場に居て、今は無我夢中に絵を描きながら誰か遊びに来てくれるのを待っているのかもしれません。


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《A Letter with No World》2023年、100×160cm、ミクストメディア

ウ・ヒョンミン
大韓民国出身・在住。幼い頃からK-POPの世界で活躍してきた経緯を持つ。国内外でK-POPアーティストとして活躍しながらも、虚像と実像の間で自分の内面に向き合い、自身の人生の純粋な光を取り戻そうと絵を描き始めた。失いかけていた自らの意志、自由、希望、愛などの感情と向き合いながら、新しい人生、そして本来の自分を作っていくプロセスとして様々な作品に取り組んでいる。近年は素材との接点を探りながら、材料の質感、肌触り、色感、においなどの五感を覚醒させながら、キャンバスに内面の成長過程の豊かさを浮かび上がらせるような多様な表現に挑んでいる。それらの作品は内面から鳴る信号の記録で、名前が分からない誰かに書く文のない手紙のようだ。

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《Their Breathing》2023年

小畑 亮平(おばた りょうへい)
神戸市出身、大阪府在住。京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術環境専攻修士課程 修了。他者の行為の痕跡が残された物品を収集し、それらの行為に宿る気配を探り出そうと試みています。ごみなどの、人の手を離れた物品を採集する時、大抵はそこに元の所有者の姿はありません。しかしそれらの物品には、いつか誰かが確かにそこに存在し、そして何かしらの動作を行った瞬間があったのだ、という「確かさ」が残されています。また、無意識に作られたそれらの形には、そのそれぞれに誰にも意図的に真似をすることができない唯一無二の造形が残されており、人が無意識のうちに作り上げている創造性が宿っています。

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《スペースホワイトカフェ》2017年、六甲ミーツ・アート芸術散歩2017(兵庫)

開発 好明(かいはつ よしあき)
山梨県生まれ・在住。多摩美術大学 美術学部 絵画科油画専攻卒業。多摩美術大学 大学院 美術研究科修士課程修了。観客参加型の美術作品を中心に、2004年にヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展、2006年に妻有トリエンナーレ「越後妻有大地の芸術祭2006」に出品。2016年に市原湖畔美術館にて「中2病展」を開催。また国外では、ベルリンのニューナショナルギャラリーにて「berlin-Tokyo/Tokyo-Berlin」などに参加し国内外で発表を行っている。2011年以降デイリリーアートサーカスを企画し震災によって被害を受けた学校や仮設住宅に訪問して展示やワークショップを行った。2024年8月3日ー11月10日まで東京都現代美術館にて個展開催が予定されている。

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《白地図》2011年、国立国際美術館 撮影:福永一夫

金氏 徹平(かねうじ てっぺい)
京都府出身・在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわたり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。国内外での展覧会のほか、舞台美術や装丁も多数手掛ける。自身の映像作品を舞台化した「tower (THEATER)」(ロームシアター京都サウスホール、Kyoto Experiment 2017)では演出も担当。

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《カワマタ・ブリュッケ》2022年、スイス

川俣 正(かわまた ただし)
北海道出身、フランス・パリ在住。東京芸術大学 大学院 博士課程満期退学。第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1982年)の参加アーティストに選ばれ、その後もドクメンタ8(1987年)、ドクメンタ9(1992年)、第3回ミュンスター彫刻プロジェクト(1997年)などの国際展にて高い評価を獲得し、1998年に東京芸術大学先端芸術表現科の設立に主任教授として参画した。2005年にはアーティストでありながら横浜トリエンナーレの総合ディレクターとして大規模な国際展の企画を手がけた。2006年以降、活動の拠点をフランス・パリに移し、パリ国立高等芸術学院にて教授職に就きながら、アーティストとして欧州を拠点に精力的な活動を展開する。 彼の仕事が関わっていく分野は、建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、あるいは医療にまで及ぶ。現在、フランス・パリを拠点に欧州・アジア地域で活動を展開している。

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《手の考える世界》2014-2022、DOMANI明日展・国立新美術館 撮影:山本糾

北川 太郎(きたがわ たろう)
兵庫県生まれ、京都府在住。愛知県立芸術大学 大学院 美術研究科修了。文化庁新進芸術家在外研修により南米に派遣され、2010年にはペルー共和国の首都リマにあるMuseo Pedro de OSMA にて個展等数々の実績と多彩な受賞歴を持ち、存在しないものの魅力を引き出す事に着目したシリーズ「静けさ」、時間の可視化を試みたシリーズ「時空ピラミッド」、触覚性に着目したシリーズ「手の考える世界」等、現代への警鐘となる展覧会へ多く参加し、石の内包する魅力をさまざまなアプローチで展開している。

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《アイスランドの森》2013年、Fresh winds Art Festival(ガルディール/アイスランド)

城戸 みゆき(きど みゆき)
広島市出身、京都市在住。女子美術大学絵画科洋画専攻卒業。日々の生活から派生するものはあまりに膨大なため、その全てについて考えることは誰にもできません。けれど、普段切り捨てられているもののある一点に注目して拾い上げ、それを掘り下げて行くと、私たちは日常の水面下に眠る風景の広大さを知ることができます。私たちはいつも何を見て、何を忘れているのでしょうか? 目の前の世界を少し変化させることができて、その素材に生活の中で再び出会った人たちが少し笑ってくれるような作品を作りたいと考えています。

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《おねすと》2021年、六甲ミーツ・アート芸術散歩2021(兵庫)

佐藤 圭一(さとう けいいち)
東京都生まれ・在住。東京藝術大学 大学院 彫刻専攻修了。アイデアはいつも情景として頭の中に現れます。その情景を造形上の問題を解決しながら、設定に合わせ忠実に再現することが私の制作です。私にとって作品とは自己表現というよりも、「勝手にそこにいるモノ」という感覚を強く持っています。制作したのは確かに私なのですが、その事とは別に、特に展覧会などでは強くそう感じてしまいます。そして、それらの「いる場所」では私の意図するしないに関わらず活き活きとした時間が流れてゆき、私はそれをいつも憧れのような気分で眺めてしまいます。今回の作品も六甲山の開放的な空気の中で贅沢な時間を過ごしてくれればと願っています。

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《absent》2018年、六甲ミーツ・アート芸術散歩2018、風の教会(神戸)

さわ ひらき
石川県出身、ロンドン・金沢市在住。ロンドン大学 スレード校美術学部 彫刻科 修士課程修了。映像・立体・平面作品などを組み合わせ、それらにより構成された空間/時間インスタレーションを展開し、独自の世界観を表現している。自らの記憶と他者の記憶の領域を行き来する反復運動の中から、特定のモチーフに光を当て、そこにある種の普遍性をはらむ儚さや懐かしさが立ち上がってくる作品群を展開している。

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《Mise à feu, mis en monde: la tour en argile grise (焼成、世界に投じる – 灰色の粘土の塔)》 2021年(ラ・モット=レラ、フランス)

鈴木 将弘(すずき まさひろ)
東京都出身、フランス在住。エクサン=プロバンス高等芸術学校 ファインアート修士過程修了。「風土と身体の動き」との関係性を問いながら、各地でサイトスペシフィックな作品を制作。風土性を持つ人間の創作活動を自然現象の一つとして捉え、「アントロポイエシス・メゾロジック(Anthropoïésis mésologique)」と称し、直感と論理のフィードバックで思考を巡らす。その試行錯誤する過程自体を作品の本質と見なし、彫刻、文章、パフォーマンス映像はその痕跡であり、それぞれが補完し合うことで一つの作品が成り立つ。「個人のものさし(エージェンシー)」「異文化ノマド」「土着の言語、生態系、素材」に注目し、昔と現代の技術を駆使し道具を作りながら制作を進める。創作行為に神話や儀式の類似性を感じ、モノや動作は機能性、記号性、歴史性を見出した瞬間に具体になると考え、現在、アフォーダンスについて関心を抱いている。

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《25歳のおさむ》2010年、第84回国展/《33歳のおさむ》2018年、第92回国展 国立新美術館

高田 治(たかた おさむ)
兵庫県出身・在住。宝塚造形芸術大学大学院修了。特撮ヒーローやアニメのフィギュアが幼い頃から好きで、その事が現在の人体像の制作の根本にあるのかもしれない。現在の制作における自分のフォーカスは、人の肉体、骨の構造、筋肉の動きにあり、人形ではなく、人間を表現したいと思っている。そして自分が表現している人体像は、その像が男性であれ、女性であれ、全て自分自身だ。言うならば、それらは僕の中では“OSAMU MAN”であり“OSAMU WOMAN”である。

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《雲の故郷へ》2023年、馬祖民俗文物館(台湾) 撮影:村上美都

髙橋 匡太(たかはし きょうた)
京都府生まれ・在住。京都市立芸術大学 大学院 美術研究科彫刻専攻修了。光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動を行っている。京都市京セラ美術館、東京駅100周年記念ライトアップ、十和田市現代美術館など建築物へのライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な光の作品を創り出す。多くの人とともに作る「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手がけている。

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《ばれてしまった1人の時間》2023年、東京藝術大学修了作品展、東京藝術大学彫刻棟

髙橋 瑠璃(たかはし るり)
東京都出身・在住。東京藝術大学 大学院 美術研究科彫刻専攻修了。生活の中で面白いと思った人間や人間の行動をモチーフに石の彫刻を作っています。人は知らない人と出会いながら色々な事を考えながら生活をしていて、出会った知らない人達も自分と同じように色々な事を考えていると思います。作品を見た人の、今までの思考や記憶によって、私とは違う何かを思い出してもらえる作品になればいいと思います。滞在制作では現地に行ってから考えてその場所だからできる制作をしたいと考えています。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
《明日の記憶》2017年、SONICART in SUMMER SONIC2017、幕張メッセ 撮影:馬場繁

生田目 礼一(なまため れいいち)
宮城県出身、埼玉県在住。仙台中央理容美容専門学校。あらゆる物がガラス化した世界を描いたオリジナル小説をベースに、その情景をガラスのインスタレーション作品で表現。環境問題や多様性をテーマに野外音楽フェスや商業施設など、屋内外を問わない展示スタイルで活動を展開。光を放つ極彩色の植物やガラス化した多種多様な生物の物語を描く事で、環境破壊にも屈せず進化し続ける奇妙で不思議な生命の姿をファンタジックに表現。ガラス化した世界の体現を試みる。また、2023年より児童養護施設にて行うアート活動プロジェクトに参加。日常の中に非日常を意図的に生み出して子ども達の感心を惹く事によって、その体験の中からアートやガラスに興味を持って貰ったり他者との関わり持って貰ったりと、様々な力を育む可能性を秘めた企画に強く賛同・協力。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
《百花繚乱》2022年、旧廣盛酒造 写真提供:Dama Dam Tal

春田 美咲(はるた みさき)
千葉県出身・在住。多摩美術大学絵画学部油画専攻卒業。その時にしか感じえないこと、その場でしか感じえない風景をもとに作品を制作しております。主に包装紙を扱った作品を制作しておりますが、作品のコンセプトに合わせて色々な素材を扱って表現します。私が見て感じ取ったことを、見る人が絵画空間を通して体感できるような作品を目指しています。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
《隔離式濃厚接触室》2020年、ウェブページ 撮影:竹久直樹

布施 琳太郎(ふせ りんたろう)
東京都出身・在住。東京藝術大学 大学院映像研究科(メディア映像専攻)修了。スマートフォンの発売以降の都市における「孤独」や「二人であること」の回復に向けて、詩や批評の執筆、映像作品やウェブサイト、絵画などの制作、講義の自主企画、展覧会のキュレーションなどを実践している。主な活動として個展「新しい死体」(2022/PARCO MUSEUM TOKYO)、廃印刷工場におけるキュレーション展「惑星ザムザ」(2022/小高製本工業跡地)、600ページのハンドアウトを片手に造船所跡地を巡る展覧会「沈黙のカテゴリー」(2021/名村造船所跡地〔クリエイティブセンター大阪〕)、ひとりずつしかアクセスできないウェブページを会場とした展覧会「隔離式濃厚接触室」(2020)など。参加展覧会に「時を超えるイヴ・クラインの想像力」(2022/金沢21世紀美術館)、「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」(2024/国立西洋美術館)など。著書に『ラブレターの書き方』(晶文社)、詩集『涙のカタログ』(PARCO出版)。

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《Utopia/Dystopia》2020年 撮影:木奥恵三

船井 美佐(ふない みさ)
京都府生まれ、東京在住。筑波大学 大学院 芸術研究科修了。「楽園」と「境界」をテーマに、絵画によるインスタレーションを制作しています。線描による即興のドローイングや、シェイプドキャンバスと鏡によって空間を構成するシリーズがあり、見るものがイメージの境界に入り込むような空間を作り出します。二次元と三次元、想像と現実、過去と未来を交差させることで、みえないものを形に表し、イマジネーションの力で新しい未来を形作ります。

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《奴隷の椅子》2020年、こんなはずじゃない (無人島プロダクション) 撮影:森田兼次
Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

松田 修(まつだ おさむ)
兵庫県出身、東京都在住。東京芸術大学 大学院 美術研究科修了。映像や立体、ドローイングなどさまざまなメディアを用いた表現で、社会に潜む問題や現象、風俗をモチーフにして「生」や「死」といった普遍的なテーマに取り組んでいる。ひきこもりやニートといった、ときには世間から否定的な眼差しを向けられる存在や、繰り返し再生されるゲーム内での戦いや死、そのようなヴァーチャルな世界での生命観なども松田の作品の重要な要素となっている。近年の活動では、コロナ禍における貧困層の現実など、自身の生い立ちや経験をふまえた、当事者意識に基づく作品を多数発表。その一環として、初の単著となる「尼人」を出版した。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
サンパウロ市営市場、2002年

三梨 伸(みつなし のぶお)
神奈川県生まれ。武蔵野美術大学 大学院 造形研究科。人間の手と自然から作られたものを素材として組み合わせ、享楽の世界にのめり込みながら空間を制作しております。

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《夜に降る景色-時計-》2010年 撮影:宮島径
©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

宮永 愛子(みやなが あいこ)
京都府出身・在住。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩や葉脈、陶器の貫入音を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時間を視覚化し、「変わりながらも存在し続ける世界」を表現した作品で注目を集める。主な近年の展覧会に、個展「宮永愛子 詩を包む」(富山市ガラス美術館、2023)、個展「宮永愛子–海をよむ」(ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM、京都、2023)、「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館、東京、2023)等。第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(2020)。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
《34°37′21″N 135°28′29″E》2023年、ART OSAKA Expanded (kagoo/大阪) 撮影:増田好郎

葭村 太一(よしむら たいち)
兵庫県出身、大阪府在住。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。人間の意識、痕跡や記憶、それらを想起させるような作品を手掛ける。近年は街中に残された落書きを木彫の彫刻へと立体的に再構築するシリーズを展開している。場所の持つ記憶を彫刻に落とし込み、その他メディアを組み合わせながら作品を制作する。主な展示として、「BankART Life7 UrbanNesting:再び都市に棲む」BankART Station(2024年/神奈川)、「まちのことづて」A-LAB(2023年/兵庫)、「Frieze seoul 2023 -フォーカスアジア- 」 coex(2023年/ソウル)、個展「34°40’33”N135°29’55”E」Marco gallery(2022年 / 大阪)など。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
“IYMMTRSTN.” 2023 (愛知県犬山市 名鉄犬山遊園駅) photo Alfie Goodrich.

WA!moto. “Motoka Watanabe”(わっもと もとか わたなべ)
北海道伊達市出身 東京都在住。武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科卒業。都市空間と人間の関係性に興味を持ち、人々が精神的に都市空間とつながる手助けとなるよう、公共空間での彫刻作品を制作・設置する取り組みをおこなっている。主な作品に銀座4丁目 宝童稲荷神社参道“猿結参道”(2016年、銀座)、MIYASHITA PARK SHIBUYAのボルダリングウォールのシンボルアート”YOUwe.”(2020年、渋谷)、高さ5.7mの大型彫刻 ”Find Our Happiness”(2021年、中国中山市)、”IYMMTRSTN.” 2023(愛知県 犬山市 名鉄犬山遊園駅)がある。

各種鑑賞パスポートは5月末まで早割価格

鑑賞パスポートには、有料会場へ入場できる「鑑賞パスポート」、夜間展示「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場へ入場できる「ナイトパス」と、これらをセットにした「ナイトパス付鑑賞パスポート」の3タイプがあります。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond

イベントの会期は8月24日~11月24日ですが、3月15日~5月31日は「早割」期間として、会期中の当日料金よりも250~500円ほどお得になるみたい。

あわせて芸術祭会期限定で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売するそうです。

イベント会期
2024年8月24日(土)~11月24日(日)

会場
ROKKO森の音ミュージアム/六甲高山植物園/トレイルエリア/風の教会エリア/六甲ガーデンテラスエリア/六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)/六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅/兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)/六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル) 
※ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア(一部会場)、風の教会エリアは有料会場

関連イベント「ひかりの森~夜の芸術散歩~」
会期
2024年9月21日(土)~11月24日(日)の土日祝の夜間

会場
ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園

料金
大人=中学生以上/小人=4歳~小学生/3歳以下無料

早割パスポート販売
販売券種
ナイトパス付鑑賞パスポート/鑑賞パスポート/ナイトパス

販売期間
2024年3月15日(金)~5月31日(金)

販売場所
e+/チケットぴあ/asoview!/ローソンチケット/ArtSticker/HHcrosstowns/LINKTIVITY


今年の六甲ミーツ・アートでは、国内外で活躍する60組以上のアーティストが参加予定。出店者数は招待・公募あわせて過去最多だそうです。

◆関連リンク
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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