
長い夏がようやく終わり、一気に秋らしい気候になりましたね。これから12月上旬頃にかけては、鮮やかに色づく「紅葉」が美しい季節となります。
2025年の紅葉の見頃は「平年並みか平年より遅い」と予想されていますが、寒暖差の大きい山間部では、すでに色づき始めているところもあるみたいです。
今回は、神戸から1.5時間圏内のドライブスポットや、電車で気軽に行ける市内のスポットまで、兵庫県内の「紅葉」の名所を12カ所ご紹介します。
Index
【三宮】神戸布引ハーブ園/ロープウェイ

画像:公式サイトより
『神戸布引ハーブ園/ロープウェイ』は、神戸市営地下鉄 新神戸駅を下車し、徒歩約5分の場所にあります。
ロープウェイ乗り場からハーブ園までは、ロープウェイで約10分。その間、車窓からは六甲山の紅葉や京阪神の景色を楽しむことができます。
画像:公式サイトより
目的地のハーブ園は、約200種75,000株の花やハーブが咲く日本最大級のハーブ園で、園内の植物を眺めながら食事ができる「レストラン」や「ハーブの足湯」「香りの資料館」などがあります。
他にも「展望プラザ」や「ガーデンテラス」など、紅葉だけでなく神戸の街並みを楽しめるスポットも。
11月8日(土)~12月25日(木)の期間中は「クリスマスマーケット」が開催され、夜になると紅葉のライトアップや、クリスマスツリーのイルミネーションを楽しむことができます。
見頃は例年11月上旬から12月上旬頃。秋色に彩られたガーデンや山々の中で、移ろいゆく季節を感じてみませんか。
住所
神戸市中央区北野町1-4-3 MAP
営業時間
9:30~16:45(ナイター営業時は21:00まで)
※ナイター営業期間は、11月8日(土)~12月14日(日)の金・土・日・祝および12月15日(月)~12月25日(木)の全日
定休日
なし
◆関連リンク
・神戸布引ハーブ園/ロープウェイ ‐ 公式サイト
【県庁前】相楽園

画像:公式サイトより
JR元町駅から徒歩10分ほどの場所にある『相楽園』は、美しい四季折々の日本庭園を楽しむことができる都市公園です。
一歩園内に足を踏み入れると都会の喧騒を離れ、緑豊かで静かな時間を過ごすことができます。「ツツジ」の名所として知られていますが、実は紅葉スポットでもあるんですよ。

画像:公式サイトより
紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬あたり。園内に保存されている「川御座船(かわござぶね)」の屋形部分は、江戸時代に使われていた貴重なもので、重要文化財にも指定されています。
紅葉シーズンに合わせて、この「船屋形」が11月22日(土)~24日(月・振)の3日間、一般公開されるほか、11月28日(金)・29日(土)の2日間はライトアップされた紅葉が楽しめる「夜間開園」も実施予定です。
園内には、重要文化財に指定されている「旧ハッサム邸」や、季節のパフェやランチが楽しめるカフェ「相楽園パーラー」もあるので、建築物や食事を楽しみながら秋を感じることができますよ。
住所
神戸市中央区中山手通5-3-1 MAP
営業時間
9:00~17:00(入園は16:30まで)
※夜間開園は19:00まで(最終入園18:30)
定休日
木曜日
◆関連リンク
・相楽園 ‐ 公式サイト
【灘区】六甲有馬ロープウェー

画像:公式サイトより
『六甲有馬ロープウェー』は「六甲山上」と「有馬温泉」を結ぶロープウェーで、三宮・大阪方面から行く場合は、六甲ケーブル 六甲山上駅から、六甲山上バスに13分ほど乗った場所にあります。
約12分間の乗車時間、車窓からは六甲山の紅葉を一望できます。

画像:公式Instagramより
例年の見頃は、11月の上旬から下旬にかけて。
10月中旬頃から「六甲山頂駅」付近の紅葉が始まり、11月に入ると「有馬温泉駅」を出発してすぐ、真っ赤に染まったカエデが目に飛び込みます。眼下に広がる紅葉が標高によって色を変えるので、グラデーションがとっても綺麗に見えるんだとか。
11月4日(火)~28日(金)の平日は、紅葉シーズンに合わせて、六甲山頂駅/有馬温泉駅の最終便17:30を18:10まで延長しています。
紅葉を楽しんだあとには、有馬温泉にゆったり浸かって、体の疲れを癒すのもいいですね。
住所
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-336 MAP
営業時間
9:30~18:10(11月4日~28日の平日)/9:30~19:10(9月1日~11月30日の土日祝)/9:30~17:10(12月1日~3月19日の全日)
定休日
なし
◆関連リンク
・六甲有馬ロープウェー ‐ 公式サイト
【灘区】六甲高山植物園

画像:公式サイトより
『六甲高山植物園』は、六甲ケーブル 六甲山上駅から六甲山上バスに乗り、「高山植物園」または「ミュージアム前」で下車後、徒歩約1分のところにあります。
海抜865mの六甲山頂付近に位置し、気候は北海道南部に相当するんだとか。
冷涼な気候を生かして、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、山野草など、約1,500種が野生に近い状態で栽培されています。

画像:公式サイトより
紅葉は例年10月中旬から色づき始め、11月中旬まで見頃が続きます。
また11月30日(日)までの土日祝は、夜間限定のアートイベント「ひかりの森 ~夜の芸術散歩~」が開催中。園内の木々もライトアップされ、会場内の木々のライトアップも実施されています。
色々な種類の紅葉を楽しめる『六甲高山植物園』で昼間は高山植物を鑑賞、夜はロマンチックな紅葉&アートと、昼と夜で異なる雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
住所
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 MAP
営業時間
10:00~17:00(16:30受付終了)
定休日
3月・4月および6月19日(木)~7月10日(木)の木曜日 ※祝日の場合は営業
◆関連リンク
・六甲高山植物園 ‐ 公式サイト
【北区】神戸市立森林植物園

画像:公式サイトより
『神戸市立森林植物園』は、神戸電鉄有馬線 北鈴蘭台駅から無料送迎バスで行くことができます。神戸の市街地からは約25分、高速道路なら箕谷ICから10分ほど。
自然を最大限に活用した、総面積142.6ha(東京ドーム約30個分)の広大な植物園で、園内には約1,200種の植物が原産地別に展示されています。

画像:公式サイトより
10月25日(土)~ 12月7日(日)の期間は「森林もみじ散策」が開催中。案内スタッフのガイド・解説が聞ける「もみじ森林ガイドツアー」や「森の演奏会」などのイベントが実施されるほか、11月3日(月)~12月7日(日)の土・日・祝日は開園時間が延長となり「夜間のライトアップ」も行われます。
紅葉の見頃は11月上旬~下旬頃ですが、園内はとても広く木の種類やエリアによって見頃が異なるので、開催期間中は森の表情の移り変わりを感じられそうです。
園内にある「森のカフェ ル・ピック」では、植物園から車で10分ほどのところにある「弓削牧場」の新鮮な乳製品を使ったオリジナルメニューも味わえますよ。
住所
神戸市北区山田町上谷上 字長尾1-2 MAP
営業時間
9:00~17:00
※ライトアップ実施日は19:30まで
※入園は各閉園の30分前まで
定休日
水曜日(「森林もみじ散策」期間中は無休)
◆関連リンク
・神戸市立森林植物園 ‐ 公式サイト
【北区】再度公園

画像:Instagram(@mo_mo_ra77)より
『再度公園』は各線 三宮駅から車で約20分ほど、「再度山ドライブウェイ」沿いにある公園です。
「六甲全山縦走路」や「大師道」など主要なハイキングコースの結節点にもなっています。
3月下旬~11月の土日祝のみ運行している「森林植物園前」行きの神戸市バスに乗って、途中の停留所「再度公園」で降りることもできます。

例年の見頃は11月中旬〜下旬。※ウェザーニュース参照
公園の中心には「修法ケ原池(しおがはらいけ)」があり、水面に映る紅葉が楽しめます。
敷地内のテイクアウトカフェ「Re-encounter(アールイー エンカウンター)」ではフェアトレードの豆を使ったコーヒーや、自家製のスコーンなどが販売されているので、紅葉を眺めながらひと休みできますよ。
住所
神戸市北区山田町下谷上字中一里山4-1 MAP
営業時間
入園自由
定休日
なし
◆関連リンク
・再度公園(ふたたびこうえん) – 神戸市サイト
【北区】瑞宝寺公園

画像:Instagramより(@00taman)
『瑞宝寺公園』は、神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩約18分の場所にあります。
1873(明治6)年に廃寺となった「瑞宝寺跡」が神戸市の公園に変わったもので、毎年秋には約2,500本のカエデが一斉に色付く紅葉の名所となっています。

画像:Instagramより(@matsu.hiro_0207)
豊臣秀吉が千利休と何度も訪れ茶会を催したことも記録に残っており、別名「日暮れの庭」とも呼ばれるんだとか。
例年の見頃は、11月上旬〜中旬となっています。※ウェザーニュース参照
また例年紅葉シーズン限定で「もみじ茶屋」がオープン。最中やお団子などの和菓子や抹茶が楽しめるほか、 美しい紅葉の下、真っ赤な番傘が並ぶコントラストが写真映えするとのことで、こちらで写真撮影する人も多いようです。
抹茶と和菓子を味わいながら、歴史上の人物も愛した秋の風情を感じてみてはいかがでしょうか。
住所
神戸市北区有馬町500-19 MAP
営業時間
入園自由
定休日
なし
◆関連リンク
・瑞宝寺公園‐ 兵庫県観光サイト
【須磨区】神戸市立須磨離宮公園

画像:公式Instagramより
『神戸市立須磨離宮公園』は須磨海岸からほど近く、JR須磨駅から神戸市バス(75系統)に乗り離宮公園前を下車後、徒歩約2分の場所にあります。
例年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えるこちらの紅葉は、赤く色づくもみじの鮮やかな色彩を楽しめるのが特長です。

画像:公式Instagramより
11月8日(土)~12月7日(日)には「もみじ観賞会」が開催され、期間中の土日祝は20:00まで延長開園し、紅葉の「ライトアップ」や「イルミネーション」を楽しむことができます。ライトアップされた紅葉が生み出す幻想的な雰囲気は、まるで別世界なんだそう。
期間中には「もみじ茶会」や「ガーデンヨガ」「クリスマスキャンドルナイト」などのイベントも盛りだくさん。
みどり滝・和庭園・もみじ道など、園内各所に紅葉スポットがあるので、グルっと一周してみるといいのではないでしょうか。
住所
神戸市中央区加納町4-6-4 MAP
営業時間
9:00~17:00
※11月8日(土)~12月7日(日)の土日祝は20:00閉園
※入園は閉園30分前まで
定休日
木曜日(祝日の場合は開園)
※11月13日(木)は臨時開園
◆関連リンク
・神戸市立須磨離宮公園 ‐ 公式サイト
・神戸市立須磨離宮公園 ‐ Instagram
【須磨区】須磨寺(福祥寺)

画像:Instagram(@lieu_de_souvenirs)より
『須磨寺』は、JR須磨駅から12分ほど歩いたところにあり、古くから景勝地としても親しまれています。
また源平のロマンをしのび、「与謝蕪村」や「松尾芭蕉」など多くの文人が訪れ、広い境内のあちこちには句碑・歌碑が点在しているんだとか。

画像:公式サイトより
例年の見頃は11月中旬~12月上旬。※tenki.jp参照
見頃を迎えると『須磨寺』内の「三重塔」や「源平の庭」などが赤や黄色の紅葉に彩られます。思わず写真に撮りたくなるような鮮やかなコントラストで、三重塔と真っ赤に色づいた紅葉の組み合わせは一見の価値あり。
歴史に思いをはせながら、紅葉を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
住所
神戸市須磨区須磨寺町4-6-8 MAP
営業時間
8:30~17:00
定休日
なし
◆関連リンク
・須磨寺(福祥寺)‐ 公式サイト
【丹波市】高源寺

画像:Instagram(@saturdaytamba)より
丹波市青垣町の『高源寺』は、神戸市内から車で1時間半ほどの場所にあります。
毎年秋になると、鎌倉時代に中国から持ち帰ったとされる「天目カエデ」など約200本の楓が境内を鮮やかに彩ります。天目カエデは、葉が小さく枝が全体に垂れてくるのが特徴で、広い境内を埋めつくす様子は壮観なんだそう。

画像:Instagram(@saturdaytamba)より
例年の見頃は、11月上旬~11月下旬頃。※ウェザーニュース参照
惣門から山門にいたる参道には古木の楓が多く「紅葉のトンネル」が楽しめるほか、多宝塔周辺も見どころとなっています。
11月の土日祝を中心に伝統芸能の「猿まわし」も予定されているようです。
住所
波市青垣町桧倉514 MAP
営業時間
8:30~16:30(10月~3月)
※閉門は17:00
定休日
なし
◆関連リンク
・高源寺|天目かえで・紅葉 – 公式サイト
【宍粟市】最上山公園 もみじ山

画像:Instagram(@k_yajima2)より
神戸市内から車で1時間半ほどの場所にある『最上山公園 もみじ山』では、日本のカエデ約3,000本を中心に、公園周囲には世界各国のカエデ約400本も植栽されています。
車を使わない場合は、JR姫路駅からバスで行くこともできます。

画像:Instagram(@hiroyaj)より
例年11月中旬から下旬にかけての紅葉は、山全体が燃えるように美しく染まります。ゆっくり探索できる遊歩道や弁天池が近くにあり、憩いの場にもなっているんだそう。
11月15日(土)~30日(日)にかけては「最上山もみじ祭り」が開催され、17:30~21:00の間「ライトアップ」が行われたり、グルメ・物販のブースが集まる「もみじ市」も楽しめるんだそう。
ベンチに座りながら、一面紅葉に彩られた山景色をゆっくり堪能してみてはいかがでしょうか。
住所
波市青垣町桧倉514 MAP
営業時間
8:30~16:30(10月~3月)
※閉門は17:00
定休日
なし
◆関連リンク
・最上山公園 もみじ山 – 兵庫県観光サイト
【西宮】JR福知山線廃線敷

画像:公式サイトより
『JR福知山線廃線敷』は、かつて機関車が走っていた線路跡を歩ける、武庫川の渓谷沿いに続くハイキングコースです。
JR生瀬駅・JR西宮名塩駅から徒歩15分、JR武田尾駅から徒歩8分のところにそれぞれ入口があり、コースの全長は約4.7㎞・所要時間は約2時間となっています。

画像:公式サイトより
近くにある「武田尾温泉」の例年見頃は、11月上旬~下旬。※tenki.jp参照
武庫川渓谷の紅葉を楽しめるほか、コース内にはトンネルや橋などの鉄道遺構が当時とほとんど変わらない姿で残っており、非日常感を味わえます。
トンネル内は真っ暗で寒いので、懐中電灯や防寒の準備をしておくと安心。ハイキングの後に温泉に入って帰るのもいいかもしれません。
住所
西宮市塩瀬町名塩 MAP
営業時間
入場自由
定休日
なし
◆関連リンク
・西宮観光協会 ‐ 公式サイト
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かな
観葉植物ペペロミアホープの日々の成長を見て癒されています。
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