
気温がグッと下がり、いよいよ冬本番!という感じですね。あったかいグルメが恋しい季節は、お得に『ぼたん鍋』を楽しみに丹波篠山へと繰り出しましょう。
兵庫県の中東部にある丹波篠山エリアは、神戸の中心部から車で1時間ほど。歴史を感じる城下町や、豊かな自然に囲まれた景観のなか、手軽にプチ旅行気分に浸ることができます。
猪肉を使ったぼたん鍋のほか、丹波の黒豆を使ったスイーツやドリンクなど、この場所ならではのグルメもたくさん。焼き物の里で世界に一つだけのアイテムづくりを体験した後は、温泉で体を温めるのがオススメです。
友達や家族とのおでかけや、恋人とのデートにもぜひ!
所要時間
※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
①河原町妻入商家群

画像:ぶらり丹波路 公式サイトより
まずは丹波篠山の城下町を散策していくことにしましょう。
江戸時代の風情が残る『河原町妻入商家群(かわらまちつまいりしょうかぐん)』では、約600mにわたって続く歴史的な町並みを見ることができます。
通り沿いに「妻入」と呼ばれる独特の建築様式の商家が立ち並ぶこのエリアは、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されてるそう。

画像:タノシックリゾート西紀荘 公式サイトより
昔ながらの趣を感じながら散策でき、カフェやお土産屋さんもあるので、観光とショッピングを楽しめる人気のスポット。
周辺にはコインパーキングが点在しているので、どこかに車を駐めて城下町をゆっくり歩いて行くのがオススメです。駐車場所によっては記事の①~④のスポットを入れ替えたコースを楽しんでくださいね。
住所
丹波篠山市河原町
所要時間
30分ほど
▼「篠山城跡/篠山城大書院」まで徒歩で約14分
②篠山城跡/篠山城大書院

画像:丹波篠山市 公式サイトより
徳川家康の命によって築かれた『篠山城』は、現在は城跡として整備され、美しい石垣や堀を残す歴史的な名所です。
史跡に指定されて以降、高石垣の修理や「大書院」の木造本格復元、内堀の整備などが進められて、築城当時の姿を取り戻しつつあるんだとか。

画像:ウィズささやま 公式サイトより
城内にある『大書院』は篠山城とほぼ同時期に建てられ、篠山藩の公式行事や重要な会議に使用された建物です。
最も格式の高い部屋とされる「上段の間」の壁面には、当時の雰囲気を再現するために、江戸時代初期の狩野派絵師が描いた屏風絵が転用されてます。
住所
丹波篠山市北新町2-3
開館時間
9:00~17:00(最終受付16:30)
休館日
月曜日、年末年始(12月25日~翌年1月1日)
※祝日は開館、翌日休館
入館料
大人:400円
高校・大学生:200円
小・中学生:100円
所要時間
1時間ほど
◆関連リンク
・国指定史跡篠山城跡 – 丹波篠山市ホームページ
・篠山城大書院 – 公式サイト
▼「青山歴史村・デカンショ館」まで徒歩で約4分
③青山歴史村・デカンショ館

画像:ウィズささやま 公式サイトより
『青山歴史村』は、篠山藩主青山家の別邸であった「桂園舎」と呼ばれた建物を中心にして、 3棟の土蔵と長屋門から構成されている施設です。
藩の政治にまつわる文書とともに青山家ゆかりの品々などが所蔵・展示され、見る人は江戸時代の政治・文化・生活の実態を体感できるみたい。

画像:ウィズささやま 公式サイトより
丹波篠山といえば、200年以上歌い継がれている民謡「デカンショ節」も有名。
青山歴史村の中には『デカンショ館』も設けられていて、デカンショ節を通して日本遺産に認定された丹波篠山の文化財や見どころの情報も知ることができます。
住所
丹波篠山市北新町48
開館時間
9:00~17:00(最終受付16:30)
休館日
月曜日、年末年始(12月25日~翌年1月1日)
※祝日は開館、翌日休館
入館料
大人:300円
高校・大学生:200円
小・中学生:100円
所要時間
1時間ほど
◆関連リンク
・丹波篠山市立青山歴史村 – 公式サイト
▼「丹波篠山 大正ロマン館」まで徒歩で約3分
④丹波篠山 大正ロマン館

画像:タノシックリゾート西紀荘 公式サイトより
お次は、レトロな見た目がかわいらしい『丹波篠山 大正ロマン館』へ。大正時代に建てられた旧・町役場を保存・活用した観光拠点施設です。
館内にはレストランやテイクアウト専門ブース、売店があって、地元の食材を活かした洋食や自家製スイーツ、黒豆ジュースなど、この場所ならではのメニューを味わえますよ。

画像:丹波篠山 大正ロマン館 公式Instagram(@taishoromankan)より
こちらの「えだまめ最中ぱふぇ」は、黒豆ソフトクリームに、大きな枝豆型の最中(もなか)+丹波篠山の老舗和菓子店「梅角堂」のあんこをトッピングした商品。インパクト大で、写真映えもバッチリです。
ほかにも丹波篠山にある「黒豆珈琲」「黒豆ココア」「黒豆チュロス」といったメニューもあるので、気分に合わせてチョイスしてみては。家族や友人とシェアするのもいいですね。
住所
丹波篠山市北新町97
営業時間
10:00~17:00
定休日
火曜日
所要時間
30分ほど
◆関連リンク
・丹波篠山大正ロマン館 – 公式サイト
・丹波篠山大正ロマン館 – 公式Instagram
▼「丹波篠山郷土料理 懐」まで徒歩で約1分
⑤丹波篠山郷土料理 懐

画像:Instagram(@curry_og_summer)より
丹波篠山市は、猪肉を使った鍋料理「ぼたん鍋」発祥の地。せっかく来たなら食べておきたい!ということで、ランチは『丹波篠山郷土料理 懐』へ。
こちらのお店では通年ぼたん鍋を提供してます。手頃な値段のお鍋から特上の猪ロース肉を味わえるリッチなお鍋まで用意されてるので、その日の気分や予算に合わせて楽しめるんですって。

画像:Instagram(@curry_og_summer)より
一番人気だという「特上ロースぼたん鍋」は一人前7,500円(税込)。バラ・モモ・ウデ肉の「盛り合わせぼたん鍋」なら一人前5,500円(税込)です。
ある程度炊いた状態で出される「お手軽ぼたん鍋」は一人前2,950円(税込)と高コスパ。他店ならコースで1万円以上することもあるぼたん鍋を3,000円以下で味わえるのはうれしいですね。
「お手軽ぼたん鍋」の提供のある日は店外のメニューに貼り出されるそうなので、ぜひチェックしてみてください。
住所
丹波篠山市二階町58
営業時間
昼 11:30〜15:30(L.O.14:15)
夜 16:30~20:30(L.O.19:30)
※昼のみ、夜のみの営業の場合がありますので、事前にお問い合わせください。
定休日
不定休
※12月31日は15:00まで、元旦は休み、年始は1月2日~通常営業
所要時間
1時間半ほど
◆関連リンク
・おすすめぼたん鍋を堪能|ランチあり|丹波篠山郷土料理 懐 – 公式サイト
▼「伝統工芸公園 立杭陶の郷」まで車で約25分
⑥伝統工芸公園 立杭陶の郷(たちくい とうのさと)

続いて向かう丹波篠山市の今田町は、日本六古窯(ろっこよう)の一つに数えられる「丹波焼」の里です。周辺には約60軒の窯元が並び、明治時代に築かれたという全長約47メートルの「登り窯」も現存してます。
『丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷(たちくい とうのさと)』は毎年十数万人が訪れるスポット。丹波焼を見る・体験する・楽しむ総合施設です。

画像:立杭陶の郷 公式サイトより
粘土細工や絵付けを楽しめる「陶芸教室」では、一人でも複数人でも気軽に作品づくりに挑戦できます。作品は丹波焼の窯元でプロの手によって焼かれて、約2か月半後に家に届けられるそうですよ。

画像:立杭陶の郷 公式サイトより
伝統的な丹波焼からアーティスティックな作品まで、約50軒の窯元の様々な焼きものが展示販売される「窯元横丁」も。おでかけの記念に、気に入ったものを購入してみるのはいかがですか。
住所
丹波篠山市今田町上立杭3
営業時間
10:00〜17:00
定休日
火曜日 ※祝日は営業
年末年始(12月29日~1月1日)
陶芸教室の体験料
【粘土細工】Mサイズ(500g)税込2,420円/Lサイズ(900g)税込3,300円
【絵付け】湯呑み or 皿 1色1,320円/カラー2,420円
※最新情報は公式サイトにてご確認ください。
所要時間
1時間半ほど
◆関連リンク
・丹波焼の里 | 丹波伝統工芸公園 陶の郷 – 公式サイト
▼「兵庫陶芸美術館」まで車で約2分
⑦兵庫陶芸美術館

画像:美術館公式サイトより
陶の郷の隣接地にある『兵庫陶芸美術館』は、その名のとおり陶磁器をテーマとする美術館。
丹波焼のほか出石焼、三田焼、みん平焼など県内の陶磁器を中心に展示されてます。

画像:ひょうごの景観ビューポイント150選公式Instagram(@hyogoview150)より
エントランス棟2階にある展望デッキは、和田寺山をバックに登り窯の窯元群が並ぶ「丹波焼の里」の全景が見渡せますよ。
「ひょうごの景観ビューポイント150選」にも選ばれてる場所で、椅子に座ってひと休みしてください。
住所
丹波篠山市今田町上立杭4-4
開館時間
10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)
年末年始(12月31日・1月1日)
メンテナンス期間(2026年は2月24日~3月9日)
観覧料
展覧会ごとに異なる
所要時間
1時間ほど
◆関連リンク
・兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo – 土と語る、森の中の美術館 – 公式サイト
▼「こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷」まで車で約10分
⑧こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷

画像:こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷 公式サイトより
おでかけの最後に、温泉でほっこりしてから帰ることにしましょう。
『こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷』の湯は、1億年前の地下1,300mの地層から湧き出る30℃前後の食塩泉で、保温効果に優れ「温まる湯」といわれてるそうです。

画像:こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷 公式サイトより
丹波焼を湯舟・露天風呂・床にまで使用した「丹波焼風呂」と、特産の丹波石をふんだんに使った「丹波石風呂」の2つの大浴場が、男女日替わりで楽しめます。お風呂に浸かりながら丹波篠山の歴史や文化を感じられそうですね。
ちなみに2026年度には『こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷』を改修するかたちで、丹波篠山市では初となる「道の駅」が誕生する予定となってます。2025年12月の時点で工事による休業のスケジュールは明らかになっていませんが、念のため公式サイトで最新情報をチェックしてから訪れるのがいいかもしれません。
住所
丹波篠山市今田町今田新田21-10
営業時間
10:00~21:00
定休日
火曜日
料金
大人(中学生以上):800円
小人(小学生):400円
未就学児:無料
障害者割引(本人、付添い1名):各400円、小人は200円
※障害者手帳をご提示ください。
所要時間
1時間ほど
◆関連リンク
・こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 源泉かけ流しの天然温泉 | – 公式サイト
いかがでしたか?今回は、寒い季節でも楽しめる『丹波篠山コース』をご紹介しました!
他にも神戸のおでかけ・観光情報をまとめているので、ぜひ見てみてくださいね。
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やよい
「推し」のライブによく出没します。
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