
秋の涼しさが徐々に強まってきて、屋外でも快適に過ごせるのがうれしい季節ですね。おでかけ先を考えるときには「せっかくだから自然もグルメも満喫したい!」と欲張りな気分になってしまいます。
そこで今回は、『神戸・長田で絶景パワースポット&商店街グルメを楽しむコース』をご紹介。
街なかから歩いて行けるパワースポットでご利益をもらって、神戸の街を一望できる絶景を拝んだ後は、昔ながらのお茶屋さんで温かい「おでん」などを味わいましょう。
下町らしい情緒ある商店街には、地元の人に愛される老舗店もたくさん。秋の味覚を使ったグルメを食べ歩きするのはいかがですか。
友達や家族とのおでかけや、恋人とのデート、神戸市外からの観光にもオススメです!
所要時間
※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
①新長田駅から出発!

おでかけのはじまりは『新長田駅』から。三宮からは電車に乗って10分ほどの場所にあります。
JR・地下鉄の駅が隣り合っているので、自宅から行きやすいほうを選んで向かいましょう。
画像:Instagram(@kobe.no.tarou)より
まずは「高取神社」の参道の入り口である「登拝口」を目指します。駅から登拝口まで、すべて徒歩で行くなら30分ほどの距離。
登拝口のあたりまでは、駅から神戸市バスを利用することも可能です。バス停「地下鉄長田駅前」から「鷹取団地前」まで15分ほど乗車すれば到着しますよ。
画像:Instagram(@shotarogram2)より
登拝口から「高取神社」までは、参道の豊かな自然を眺めながら約1kmのハイキングを楽しみましょう。
神社のある「高取山」は、長田区と須磨区にまたがる標高328メートルの低山で、初心者でも登りやすいと評判。道中には休憩できる広場も複数あるので安心です。紅葉の季節を迎えれば、さらに美しい景色が見られそう。
30分ほど進めば神社の前にたどり着きます。詳しいアクセスについては神戸市ホームページをご確認くださいね。
▼JR・地下鉄「新長田駅」から「高取神社」までバス+徒歩で約45分/徒歩で約60分
②高取神社

鳥居をくぐって階段を上り、本殿へ。高取神社には厄除けや家内安全のご利益があるとされています。
日本神話に登場する雷神・剣の神・武神の「武甕槌尊(たけみかつちのみこと)」を主祭神とし、さらに聖武天皇の時代には、行基がこの山に開発の守護神として「豊受姫命(とようけひめのみこと)」を奉斎したんだとか。
奥の宮や末社などを合わせれば300余りの神様が祀られているパワースポットです。
画像:兵庫県神社庁ホームページより
本殿で手を合わせた後は、さらに高い場所にある奥宮の「金高(かねたか)神社」を目指しましょう。
本殿からも神戸の街並みを十分望むことはできましたが、なんでも今から向かう金高神社からはさらに素晴らしい「絶景」が拝めるんだとか。
画像:神戸観光局 公式X(@feelkobe_jp)より
こちらが、「神戸らしい眺望景観10選」にも選ばれている金高神社からの眺めです。
朱色の鳥居越しに、神戸の街や神戸港はもちろん、よく晴れていれば大阪湾や紀伊半島まで見ることができるそう。
その見晴らしの良さから「天空の神社」「天空の鳥居」と呼ばれているのも頷けますね。登山参拝のご褒美のような光景に、足の疲れも癒されます。
住所
神戸市長田区高取山町103-7
所要時間
1時間ほど
▼「安井茶屋」まで徒歩約5分
③安井茶屋
画像:「高取山スタンプハイク2025」チラシより
ご利益がもらえそうな絶景を堪能したところで、昔ながらの「茶屋」で一服していくのはいかがですか。
参道にはいくつかの茶屋がありますが、今回は「名前のとおり安さが売り!」という『安井茶屋』へ。
画像:Instagram(@noranekobunko)より
創業当時からあるという古い薪ストーブがもてなしてくれる店内では、名物の「おでん」が食べられますよ。おでんは、店主さんお手製の「関東炊き」とのこと。
温かい「おでん」をいただきながら、お店の方や他のお客さんとのおしゃべりに興じるのもよさそうです。
ちなみに高取山にある茶屋はいずれも午前中には閉まってしまいますので、訪ねてみたい人はご注意ください。
住所
神戸市長田区高取山町102
営業時間
4:30~12:00ごろ
※営業日時の情報は神戸市ホームページより
定休日
水曜
所要時間
30分~1時間ほど
▼「中の茶屋」まで徒歩約5分
④中の茶屋
画像:「高取山スタンプハイク2025」チラシより
「安井茶屋」から5分ほど下りたところにある『中の茶屋』にも寄っていきましょう。
コーヒーや紅茶、ビールといったドリンクのほか、トーストや「うどん」なんかも食べられるお茶屋さんです。
画像:「高取山スタンプハイク2025」チラシより
こちらの茶屋には「卓球場」が備えられていて、1時間300円の料金で遊べます。卓球歴30年という女将さんの手が空いているときには、対戦をお願いすることもできるそうな。
暖かい雰囲気のお茶屋さんでお腹も心も満たされたら、街に向かってゆっくり下山していくことにします。
住所
神戸市長田区高取山町8
営業時間
6:00~11:00ごろ
※営業日時の情報は神戸市ホームページより
定休日
月曜
所要時間
30分~1時間ほど
▼「板宿本通商店街」入口まで徒歩約35分
⑤板宿本通商店街

スタート地点である「新長田駅」よりも西の山側にある、地下鉄「板宿駅」周辺にやってきました。
駅のすぐ近くには、下町らしい情緒が漂う『板宿本通商店街』があります。
個人店のみならず、大手飲食チェーンやファーストフード、お菓子やパン、惣菜店がたくさんあるので、食べ歩きにはぴったりのスポットです。
▼「手作りパン工房 マル井パン 板宿駅前店」まで徒歩約1分
⑤手作りパン工房 マル井パン 板宿駅前店
画像:公式Instagramより
商店街の入り口ちかくにある『マル井パン』は、板宿商店街で60年以上続く老舗のパン工房。いろんな種類のパンをリーズナブルな価格で購入できます。
なかでも「たくあんとにんじんのサラダパン」は、他メディアでも過去に紹介されたことのある人気商品なんだとか。
「渋皮マロンクリームパン」「りんごとさつまいもパイ」「北海道かぼちゃとクリームチーズのパイ」など、季節限定の商品も多数ラインアップ。
焼き上がりの時間によって店頭に並んでいる商品が違うようなので、どんなパンに出会えるかは行ってみてのお楽しみです。
画像:公式Instagramより
税込600円以上の購入で「コーヒー」が一杯もらえるのもうれしいポイントですね。アイスかホットかは時期によって変わるそうで、10月からはホットの提供が始まってますよ。
せっかくなので“明日のパン”も一緒に購入して、もらったホットコーヒーを飲みながら商店街を散策するのはいかがですか。
住所
神戸市須磨区飛松町2-2-5
営業時間
8:30~19:30
定休日
日曜
所要時間
10分ほど
◆関連リンク
・手作りパン工房マルイパン – 公式Instagram
▼「もとはし御菓子司(おんかしつかさ)」まで徒歩約2分
⑤もとはし御菓子司(おんかしつかさ)

こちらも地元の人にファンが多い、老舗の和菓子屋さんです。創業から60年以上、手作りをモットーに、親子二代で和菓子作りを続けているそう。
厳選した大粒の「北海道小豆」をじっくり煮込んで作られている餡からは、上品な甘さが感じられるようです。
画像:須磨離宮(店舗公式サイトより)
店頭のケースには定番の「どら焼」や、神戸のお立寄り認定品20選に選ばれた「須磨離宮」をはじめ、さまざまな商品が並んでます。
季節ごとのお菓子も充実していて、秋には「栗きんとん」「栗まんじゅう」「栗ようかん」や「いちじく大福」「かぼちゃしぐれ」などが登場するみたい。
おみやげに持ち帰ってお家でゆっくり味わうのもいいかもしれません。
住所
神戸市須磨区須磨区前池町2-3-1
営業時間
9:00~18:30
定休日
不定休
所要時間
10分ほど
◆関連リンク
・創作和菓子と出張餅つきが楽しめる神戸の老舗|もとはし御菓子司 – 公式サイト
・もとはし御菓子司 – 公式Instagram
いかがでしたか?今回は、涼しい秋にぴったりな『神戸・長田で絶景パワースポット&商店街グルメを楽しむコース』をご紹介しました!
他にも神戸のおでかけ・観光情報をまとめているので、ぜひ見てみてくださいね。
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やよい
「推し」のライブによく出没します。
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