画像:神戸市公式noteより
プラスチックの高品質なリサイクルを進める「まわり続けるリサイクル」などに取り組んでいる神戸市。2023年から、まちの地域福祉センターを中心に『資源回収ステーション』が急速に増えていっているのをご存じでしょうか?
地域と自治体で取り組む一歩進んだ「リサイクル」
画像:神戸市公式noteより
資源回収ステーションは、リサイクルを「見える化」することで、地域と自治体が一体となって、いままでよりも一歩進んだリサイクルができる取り組みです。
資源回収ステーションには品目別回収ボックスのほか、全国初となるプラスチック資源に特化した回収ステーションなどを設置。
おしゃべりやコーヒーを飲んだりできる「交流スペース」もあって、ゴミ出しをきっかけに地域交流が生まれる「コミュニティー拠点」になってるんだそうです。
これまでは、資源として活用できそうなものを集めてから、どういう風にリサイクルするかを考える形でした。
神戸市が進める「まわり続けるリサイクル」では、何にリサイクルするかを先に決めてから、それに適した資源を品目・種類ごとに集めているんだとか。
これにより、リサイクルがわかりやすくなり、リサイクルしやすい使い方もできるようになってます。
これまでの取り組みで、資源回収ステーションで集めた「ペットボトルキャップ」がリサイクル爪切りカバーになったり、分別回収された使用済みプラスチックでできた「リサイクルベンチ」を設置したりと、リサイクルを通じてさまざまな形で地域に循環しています。
運営時間内なら、いつでも資源ゴミを持ち込める
資源回収ステーションでは、開館時間内であればプラスチック資源などをいつでも持ち込み可能で、指定のごみ袋も必要ありません。持ち込み料金も無料。
ステーションによっては、交流スペースも充実していて、使わなくなったモノを誰かに使ってもらう「リユーススペース」があるところも。
神戸市に本社があるネスレ日本も連携していて、ネスレ提供のコーヒーが飲める拠点もあります。
将来的には小学校区ごとに1カ所以上を目標
神戸市環境局の担当者によると、「資源回収ステーション」を将来的には小学校区ごとに1~2カ所、総数200カ所程度まで展開できればと構想しているみたい。
利用者を対象に行ったアンケートでは、半数以上が「人に会う機会が増えた」と回答していて、子どもからお年寄りまで、幅広い年代が交流するきっかけになっているようです。
2024年4月時点の資源回収ステーションのまとめです。現時点で21カ所が開設されてます。
それぞれの拠点は開館時間・曜日が異なるほか、回収している品目も異なるので、訪れる前にチェックしてみてくださいね。
◆関連リンク
・まわり続けるリサイクルを実践する拠点「資源回収ステーション」 – 神戸市サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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