王子動物園のパンダ「タンタン」を取り上げた本が販売されてる。初回限定特典も

神戸市立王子動物園にいたパンダ「タンタン」を取り上げた本『パンダのタンタン 二人の飼育員との約束』が販売されてます。

日本最高齢のパンダとしても知られる「タンタン」は、今年の3月31日に多くの人に見守られながら28年の長い生涯に幕を下ろしました。

王子動物園 パンダ タンタン

神戸市民に愛されるパンダ『タンタン』が亡くなる。王子動物園

2024年4月1日

今回販売される本は、人と命ある生きものとの関係性や、老いるときも責任を持ってともにあるとはどういうことなのかを、飼育員の2人の姿を通して伝える内容なんだそうです。

内容紹介

兵庫県にある神戸市立王子動物園で暮らすパンダのタンタンは、阪神淡路大震災で傷ついた神戸の復興支援のために、2000 年に日本にやってきました。短い手足にモフモフとした毛並みがぬいぐるみのようにかわいらしく、ついたあだ名は“神戸のお嬢さま”。あっという間に動物園の人気者となりました。二人の飼育員とともにのんびりごろごろとした日々を送っていたタンタンですが、突如として数々の試練が降りかかります。

タンタンの密着番組 NHK「ごろごろパンダ日記」プロデューサーの杉浦大悟氏が執筆し、最晩年には心臓疾患を抱えながら必死に生き抜いたタンタンの激動の“パン生”を丁寧に紡ぎます。飼育員たちがパンダ舎の屋上のひまわりに込める想いとは。

幅広い年代に読んでもらえるよう、全ページがルビ付きで書かれています。

帯には「さかなクン」からの推薦コメントが載っていて、心が熱く、切なくなり、ジーンとなったそうですよ。

初回限定特典として、挿絵の中村愛さんが描くタンタンのしおりが付いてきます。マットな質感で、本に挟むとタンタンの耳が飛び出て見えるんだとか。

また、作者・挿絵担当者から読者に向けたメッセージが公開されています。

杉浦大悟/作
タンタンは本当にかわいいパンダです。でもその“パン生”は想像もつかないほど波乱に満ちていました。困難に直面するたび、タンタンは二人の飼育員に助けられながら懸命に乗り越えていきます。かわいいだけではない、タンタンの姿を多くの人に知ってもらいたいです。そしてこの本を通じて、私たちが動物とどうかかわっていけばよいか、考えるきっかけとなることを願っています。

【著者紹介】1973 年、神奈川県横浜市生まれ。NHK 専任部長。5年間タンタンと飼育員の二人に密着した「ごろごろパンダ日記」をはじめ、「ギョギョッとサカナ★スター」など、NHK の数多くの番組の立ち上げ・制作に携わる。著書に、『21 人の輪 震災を生きる子どもたちの日々』(NHK 出版)がある。

中村愛/絵
タンタンと飼育員さんたちが過ごしてきたかけがえのない日々が、本当にひとつの絵本の世界のように綴られていて、みんなの懸命な姿やそれぞれの想いが伝わってきます。タンタンがぎゅっと詰まった一冊となっておりますので、お手元に置いていただけたら嬉しいです。

【著者紹介】埼玉県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科日本画博士後期課程修了。絵画教室アトリエAI主宰。水彩で描いたお花や、しろくまとパンダの作品を数多く発表している。著書に「しろくま、ときどきパンダ」「花と植物を描く水彩の教科書」(グラフィック社)などがある。

書籍販売を記念して製作されたオフィシャルサイトも公開。

タンタンと2人の飼育員のプロフィールをはじめ、本の試し読み、タンタンとの思い出写真が投稿できる「みんなのタンタン日記」コーナー、ショートアニメーションPVなどを見ることができます。

タンタンとの思い出写真は現在も募集中。公式投稿フォームから応募するか、Instagramで「#みんなのタンタン日記」をつけて投稿すると、オフィシャルサイトやSNSなどで紹介されるみたいです。

タイトル
『パンダのタンタン 二人の飼育員との約束』

著者名
杉浦大悟

発売日
2024年10月23日(水)

価格
1,705円(税込)

ISBN
978-4-06-536966-1

出版社
講談社


王子動物園で可愛がられてきた「タンタン」の一生を描いた書籍。飼育員さんしか知らない裏側が知れそうですね。気になる人は読んでみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
パンダのタンタン – 公式サイト
みんなのタンタン日記 – 公式Instagram

 

この記事を書いた人

カノン

春の桜や夏のひまわりなど四季の自然を追いかけて風景を撮るのが趣味。コーヒーとたい焼きが好きです。

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