画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
映像作品のロケを誘致・支援するフィルム・コミッション「神戸フィルムオフィス」が設立25年を迎えることから、記念シンポジウムと支援作品のポスター展を開催するそうです。
神戸フィルムオフィス設立25周年
記念シンポジウム&ポスター展示
2025年6月26日(木)
神戸国際会議場
神戸市中央区港島中町6-9-1
「まち全体がオープンセット」として多くの作品を支援
25周年を記念したロゴ
神戸フィルムオフィスは、2000年に大阪・北九州・横浜とともに「日本初のフィルムコミッション」として誕生しました。阪神・淡路大震災からの復興を映像で発信したいという神戸市の思いから設立されたのだとか。
以降は「まち全体がオープンセット」を合い言葉に、数多くの作品の撮影支援を行っています。
最近公開された作品では、兵庫県西宮市出身の鈴木亮平さんと、兵庫県伊丹市出身の有村架純さんがダブル主演を務めた映画「花まんま」、永野芽郁さんと佐藤健さんが出演する映画「はたらく細胞」なども支援作品です。
これまでの支援作品数は、2025年3月時点で「3900本超」。神戸市内への直接経済効果は24年間で総額「約24億円」になったみたい。
直接経済効果というのは、撮影隊がロケ地域で直接支払う費用、例えば宿泊費・飲食費・交通費・資機材レンタルなどを指します。
なかでも、2023年度は「4億円超」と過去最高額に。鈴木亮平さん主演のNetflix映画「シティーハンター」、クライマックスシーンが神戸で撮影されたという「帰ってきた あぶない刑事」、人気脚本家・浅野妙子さんが手がけるドラマ「たとえあなたを忘れても」など、月単位でのロケを行ったことにより滞在費が増加したのだとか。
今回のイベントはこれまでの歩みを振り返り、フィルムコミッションがまちにある意義をいま一度、制作者や市民らと考える場として企画したそうです。
市民向け基調講演や支援作品ポスター展示会を実施
イベント当日は、ポーアイにある「神戸国際会議場」にて、全国136のフィルムコミッションが加盟する「ジャパン・フィルムコミッション」年次通常総会が開催されます。
この総会に付随するイベントとして、市民向けの基調講演・シンポジウムや、神戸ロケ支援作品のポスター展示会を行うみたい。
映画制作の興味がある人や、まちづくりに関心がある市民向けの、参加費無料の公開プログラムだそうです。
開催日時
2025年6月26日(木)
16:00~16:30 基調講演 ※要事前申し込み・抽選制
【会場】3階国際会議室
【テーマ】「日本におけるFC の夜明けと未来への提言」
【講演者】田中まこ氏(元 神戸フィルムオフィス代表、現 JFC 顧問)
16:40~18:00 シンポジウム ※要事前申し込み・抽選制
【会場】3階国際会議室
【テーマ】「映像製作者からみたFC の役割と今後の展望」
【登壇者】
・押田興将 氏(㈱オフィス・シロウズ代表取締役)『シティーハンター』『イクサガミ』ほか
・石塚紘太 氏(エピスコープ㈱代表取締役社長)『新幹線大爆破』『スオミの話をしよう』ほか
※その他ゲスト調整中
12:00~18:30 ポスター展示会 ※申し込み不要・自由見学
【会場】3階レセプションホール
基調講演・シンポジウム申し込み
【募集人数】100名(応募多数の場合抽選)
【申込先】専用フォーム
【応募締切】2025年6月12日(木)23:59
【抽選発表】当選者のみ
参加費
無料
ポスター展示では、神戸フィルムオフィスがこれまで支援した映画・ドラマ作品から、話題作・代表作のポスターを約80枚展示するそうです。ロケ時のエピソードも交えて紹介するそうなので、気になる人はぜひ足を運んでみてください。
神戸フィルムオフィスがまとめた、神戸でロケ撮影された作品のデータベースも公開されています。見てみると、あの作品にも神戸が!?と新たな発見になるかもしれません。
◆関連リンク
・神戸フィルムオフィス – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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