神戸国際コンテナターミナル
ポートアイランドと六甲アイランドにある「コンテナヤード」周辺で、7月15日・17日に、多数のアリが発見されました。専門家による判別で「アカカミアリ」という有毒なアリであることがわかったそうです。
中国やフィリピンからコンテナ船で到来か

有害なアリが見つかったのは、最新鋭の「ポートアイランド コンテナターミナル」と、物流関連施設も充実した総合物流拠点「六甲アイランド コンテナターミナル」です。
アリが確認された場所は、実際にコンテナが置かれていた場所に限られていて、一般の人は立ち入ることができないエリアであることから、人的被害も確認されていないみたい。
神戸市の発表によれば、ポートアイランド コンテナヤードでは7月15日に、コンテナ内から多数のアリを発見。このコンテナは、7月7日に神戸港に入港した、中国・大連から来た船に積載されていました。
環境省に通報し、コンテナ内には同省と神戸市とでベイト剤(殺虫剤入りの餌)を設置。発表時点でコンテナヤードへの定着や周辺への拡大は確認されていないそうです。
六甲アイランド コンテナヤードでも、7月16日に空のコンテナ内で、生きたアリを発見し環境省に通報。遡るとこのコンテナは6月23日にフィリピン・マニラ港を出港し、7月5日に神戸港に入港して陸揚げしたものなんだそう。
ポーアイで見つかったアカカミアリ/六アイで見つかったアカカミアリ
ポーアイ、六アイで見つかったアリはいずれも「アカカミアリ」という、有毒なアリです。特定外来生物のうち、まん延すると著しく重大な影響を与えるおそれがある「要緊急対処特定外来生物」に指定されています。
ポーアイのほうではコンテナ内に約700匹(女王アリ、幼虫を含む)、コンテナヤードに約100匹(女王アリ、幼虫はなし)を確認。
六アイのほうでは、コンテナ内は約10匹(女王アリ、幼虫はなし)、コンテナヤードに約150匹(女王アリ、幼虫はなし)が確認されました。
原産地はアメリカ南部~中米エリアで、日本では「硫黄島」に定着しています。
働きアリは体長2.5~6mm程度、女王アリは7~8mm程度の大きさで、刺されると痛みや水泡状の腫れ、じんましんなどの症状を引き起こします。
数年前に猛毒アリ「ヒアリ」が話題になりましたが、神戸市の発表によると、アカカミアリの毒性はヒアリよりも弱いそうです。
もし疑わしいアリを見つけた・刺された場合の対応は?
神戸市は今回アカカミアリが確認された場所について、引き続き環境省や兵庫県などと協力して、目視やトラップによる調査と防除を実施していくみたい。定着しないように取り組んでいくそうです。
では、もし疑わしいアリを見つけた際はどうすればよいか。神戸市によると「疑わしいアリを発見された際はさわらず、下記に留意するようお願い」しています。
・神戸市サイト上で公開されている「特定外来生物『ヒアリ』『アカカミアリ』」を参照し、有害なアリの詳しい特徴や注意事項、見つけた時や刺されてしまった場合の対処方法などについて知る
・ヒアリやアカカミアリを含む、ヒアリ類と疑わしいアリを見つけた場合や、ヒアリの特徴などの一般的な問い合わせ、健康被害の問い合わせについては、環境省「ヒアリ相談ダイヤル」や「アリーのヒアリ相談チャットボット」を活用する
ヒアリ相談ダイヤル(Tel:0570-046-110/IP電話の場合:06-7634-7300)
【受付日時】土日祝含む毎日 9:00~17:00 ※年末年始除く
有害なアリが発見された場所では、引き続きベイト剤が設置されているみたい。今回見つかったのは一般人が入ることができないコンテナターミナルでしたが、もしそれ以外の場所で疑わしいアリを見つけてしまった場合は、神戸市サイトなどの解説ページや相談ダイヤルを活用して対応しましょう。
◆関連リンク
・特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」 – 神戸市サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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