画像:イベント公式サイトより
大阪の魅力ある建築物を一斉に無料公開する日本最大級の建築イベントが、今年も開催されます。大阪・関西万博会場内で人気を集めた「重すぎるスタンプ」も期間限定で設置されるそうです。
生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2025
2025年10月25日(土)・26日(日)
大阪府内199カ所
生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪は「イケフェス大阪」として親しまれている、建築イベントです。毎年秋の週末に開催されています。
歴史的な建築から斬新なデザインの現代建築まで、著名建築家の名作から、昭和の雰囲気を色濃く残す街場の喫茶店まで、「大阪」という年の魅力をさまざまに物語る約200の「生きた建築」が公開されます。
グランフロント大阪/大阪ステーションシティ/大江ビルヂング/ミナミ株式会社
画像:イベント公式サイトより
参加するのは、街びらきから10年を超えた今も話題の新店舗がオープンする「グランフロント大阪」、大阪駅を中心に南北のビルを結ぶ「大阪ステーションシティ」のほか、築100年を超えていまだ現役の「大江ビルヂング」、建築家 矢部又吉が手がけた近代建築「ミナミ株式会社[旧川崎貯蓄銀行福島出張所]」など。
各施設では作品展示や連携企画、ガイドツアーといったさまざまなプログラムが開催されます。
申し込み不要のものもあれば、事前申し込みが必要なものも。事前申し込みする際には、イケフェスの会員登録が必要になります。
また今回は、先日閉幕した「大阪・関西万博」に関連した展示なども実施されるそうです。
画像:生きた建築ミュージアム公式Xより
1970年の大阪万博から今年開催された大阪・関西万博まで、多くの博覧会に携わってきた「乃村工藝社」が今回イケフェスに初参加します。
約2万点に及ぶ万博関連資料を収蔵・展示する、乃村工藝社社内に設けられたギャラリーが特別公開されます。
【プログラム名】ガイドツアー「EXPO GALLERY」見学会
【開催日時】2025年10月25日(土)・26日(日)各日 13:00~14:00/15:00~16:00
【参加方法】事前申し込み(抽選)
【定員】各18人 ※小学生以上を対象
【申し込み方法】イケフェス公式サイトより
画像:鹿島建設公式Xより
万博会場内では「サステナドーム」内で設置され、人気を集めていた鹿島建設の「重すぎるスタンプ」が、イケフェス期間中に再設置されます。
設置場所となるオービック御堂筋ビルでは、鹿島建設の建築技術紹介コーナーのほか、ラジコン重機の操作体験ワークショップや先端ロボット4足歩行ロボット「Spot」操作体験なども開催されるのだとか。
【開催日時】2025年10月25日(土)・26日(日)
【設置場所】オービック御堂筋ビル
【詳細】イケフェス公式サイト
画像:生きた建築ミュージアム公式Xより
関連イベントとして、大阪・関西万博の施設設計者による座談会やワークショップが開催されます。
会場1の座談会では、14:30~15:30にプレゼンテーション、15:30~17:00にトークセッションが行われる予定。
会場2ではシュレッダーごみを使った「タイル・オブジェづくり」や、会場に飛来予測される生き物の「塗り絵」といったワークショップが実施されます。
【イベント名】アフター万博 組織・ゼネコン設計の当事者たち
【開催日時】2025年10月26日(日)13:00~17:30
【開催場所】大成建設 関西支店 B2F
【参加方法】予約不要/入場無料/出入り自由
【登壇者】「ガスパビリオン おばけワンダーランド」日建設計 石原嘉人/「三菱未来館」三菱地所設計 荒井拓州/「森になる建築」竹中工務店 山崎篤史、大石幸奈/「うみクル」大成建設 勝又洋、御所園 武
イケフェス大阪2025概要
開催日時
メイン期間 2025年10月25日(土)・26日(日)
※そのほか前後の期間にプレ・アフタープログラムも実施します
参加建物等
199施設(8月20日時点)
参加費
無料
万博を通じて「建築物」に対して興味を持った人は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
この秋はほかにも、さまざまな建築関連イベントが開催されます。
「神戸モダン建築祭」として親しまれてきたイベントが今年から「神戸建築祭」になり、11月には舞子・垂水・塩屋エリアを会場にした1日限りの特別イベントを実施します。
東灘区にある文化財の洋館では、期間限定の特別観覧が開催されます。事前申し込み制。
兵庫県の建築物といえば、神戸と淡路島を結ぶ世界最大級のつり橋「明石海峡大橋」。鳥瞰図絵師の特別ガイド付き貸し切りツアーが11月に開催されます。
◆関連リンク
・生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2025 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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