
人気アニメ「マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズなどを手がけたクリエイター 河森正治さんの歩みを一挙公開する企画展が、大阪・万博記念公園で開催されています。
河森正治創作展 〜万博・合体・変形・未来〜
2025年9月6日(土)~2026年3月1日(日)
万博記念公園 EXPO’70パビリオン
大阪府吹田市千里万博公園1-1
河森正治さん
河森正治さんは、人気アニメ「マクロス」シリーズ、「アクエリオン」シリーズの原作・監督・メインメカを担当したほか、「攻殻機動隊」「デモンエクスマキナ」「アーマードコア」などにも携わったクリエイターです。
原作、監督、メカデザイン、さらにはソニー“AIBO”『ERS-220』などのプロダクトデザインまで、多岐にわたる創作活動を展開しています。
大阪・関西万博「いのちめぐる冒険」
大阪・関西万博ではテーマ事業プロデューサーとして、シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」を手がけました。
このパビリオンは、複合現実(MR)と仮想現実(VR)の没入感が楽しめる内容で、カメラ付きVRゴーグルで宇宙スケールの食物連鎖を体感する「超時空シアター」、映像・音楽・振動がシンクロして全身で楽しむ「ANIMA!」など複数の展示があり、人気を集めていました。
『創作展』では、貴重な立体展示や設定資料などを通して、河森さんの代表作から最新プロジェクトまでを一挙公開。
創作の原点である企画メモなどのほか、1970年万博や2025年万博の展示、現在進行中のプロジェクトや最新作までを、貴重な展示物とあわせて観覧できます。
会場は、大阪市北部にある万博記念公園内。三宮から行く場合は阪急線と大阪モノレールで片道1時間ほどで行けます。
画像:万博記念公園公式Instagramより
創作展の開催にあわせて、会場のEXPO’70パビリオンには、レアなスタンプも設置されています。
大阪・関西万博会場にて2日間限定で開催されたイベント「Back to EXPO’70」限定スタンプや、1970年の大阪万博開催時に使われていたスタンプの復刻版など、合計3種のスタンプを押すことができます。
画像:万博記念公園公式Xより
さらに10月16日からは、万博会場で展示されていた「いのち球」も、創作展の展示に登場。
河森さんによってデザインされた生物多様性を合体・変形させた象徴で、生きものフィギュアの巨匠・松村しのぶさんを筆頭に、精巧な造形技術で知られる海洋堂、協力企業のスペシャリストによって制作された作品なんだそう。
「いのちめぐる冒険」パビリオン横に、大きなサイズのいのち球が設置されていましたね。
開催日時
2025年9月6日(土)~2026年3月1日(日)10:00~17:00(最終入館16:30まで)
※休園日・別イベントの開催などによる休止日がございます。詳しくは万博記念公園ホームページをご確認ください。
場所
大阪・万博記念公園内 EXPO’70パビリオン
展示内容
① 「河森正治ヒストリーコーナー」
創作の原点である初出しの企画メモや「マクロスシリーズ」をはじめ代表作の設定資料や立体物を一挙公開
② 「1970年大阪万博コーナー」
河森少年がみた「太陽の塔」をはじめ影響を受けたパビリオンをコメントと共に展示。
③ 「2025年大阪・関西万博コーナー」
河森正治プロデュースのシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の裏側を公開。
④ 「ピックアップコーナー」
現在進行中のプロジェクトから最新作「迷宮のしおり」までを貴重な展示物と合わせて公開。
料金
1,000円
※当企画展のみの観覧料、EXPO’70パビリオン常設展観覧料は別途必要
※別途自然文化園・日本庭園共通入園料(大人260円、小中学生80円)が必要
※中学生以下無料
アニメファンにはよく知られているクリエイターですが、万博を通じて初めて知った人も多いのではないでしょうか。貴重な資料・展示を通じて河森さんを知ることができる展示で、長期間開催されるので興味がある人はぜひ。
ちなみに、EXPO’70パビリオンはアソビューなどで前売りチケットが販売されていて、半額の500円で購入できます。訪れる方はぜひ活用してみてくださいね。
◆関連リンク
・EXPO’70パビリオン企画展 河森正治 創作展 ~万博・合体・変形・未来~ | 万博記念公園 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
ライター一覧