大阪・道頓堀にある『大阪松竹座ビル』が施設の老朽化で閉館するみたい。開業から100年超、建物の利活用は未定

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大阪・道頓堀にある『大阪松竹座ビル』が2026年5月をもって閉館するそうです。


大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19

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創建時の外観
画像:大阪松竹座公式サイトより

大阪松竹座は、1923年(大正12年)に活動写真館(映画館)として開業したのが始まりで、その後1997年(平成9年)に演劇の劇場としてオープン。

日本最初の鉄筋コンクリート造の建物で、開業当時としては、関西初の本格的な洋式劇場だったみたい。

管弦楽団のクラシックコンサートから、歌舞伎や新劇、歌劇団、海外の舞踊団やアーティストの公演まで、さまざまな興行を開催してきたんだそう。

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画像:大阪松竹座公式サイトより

大阪松竹座ビルを保有・運営する松竹は、建物の諸設備の老朽化に伴い、大阪松竹座(劇場)での興行は「2026年5月」の公演をもって終了し、その後地下店舗も含めたビルを閉館することを発表しています。

日本経済新聞によれば、閉館後の建物の利活用については検討中ですが、現時点では未定なんだそう。

劇場としての大阪松竹座はいったん役割を終えるものの、大阪における歌舞伎をはじめとする多彩な興行は、場所を変えてさまざまな劇場やホールで継続していくそうです。


松竹新喜劇や若手アイドルグループなどが公演会場として使っていたほか、近年の公演数が増加傾向だった上方歌舞伎への影響も大きそうです。

創建時のまま100年以上にわたり愛されてきたネオルネサンス様式の正面ファサードのアーチは「道頓堀の凱旋門」とも呼ばれていたのだとか。建物がなにかの形で利活用されると良いですね。

◆関連リンク
松竹 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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