映画の「ロケ地」に何度も使われてる産業遺産『ベルトコンベア跡トンネル』内に、新しい施設ができるかも。市が貸付入札へ


画像:神戸フィルムオフィス公式サイトより

映画の「ロケ地」に何度も使われている西区の『ベルトコンベア跡トンネル』について、民間事業者自ら管理・運営することを条件として、神戸市が貸付入札を実施します。


神戸市西区押部谷町木見

貸付入札の対象となっているのは、総延長約14.5kmあるトンネルのうちの約3km。「西区押部谷町木見~西区見津が丘」の地下を通ってる部分です。

ベルトコンベアトンネルとは、かつて山を削ってできた土砂を海まで運ぶために、西区の山中から須磨までベルトコンベヤを設置していたトンネルのことを指します。

1964年に稼働し始め、長年にわたり神戸のまちづくりを支えていましたが、2005年9月にその役目を終えました。現在ベルトコンベヤは撤去され、トンネルの巨大空間が残ってます。


画像:神戸フィルムオフィス公式サイトより

過去には「映画のロケ地」として多く使用され、映画「デスノート Light up the NEW world」(2016)や「鋼の錬金術師」(2017)、Netflixドラマ「幽☆遊☆白書」(2023)や「シティーハンター」(2024)などにも登場してます。

「シティーハンター」のときには約4ヶ月かけてトンネル内にセットが作られたんだとか。最近で言えば、今年4月に公開された映画「SAKAMOTO DAYS」のバトルシーンの撮影にも使われたようですよ。

神戸市はトンネルの転活用について、より幅広い視点から検討することが重要だという考えから、2006年2月に転活用アイデアの募集を行ってます。

さらに、改めて長期的なトンネルの利活用の可能性を探るべく、2025年8月にはサウンディング型の市場調査を実施。6企業・グループから次のような案が出たそうです。

サウンディング型の市場調査の結果
産業関連事業の提案:5案
・研究実証拠点
・情報関連施設
・植物工場
・植物由来原料の生産工場
・貯蔵・保管庫
その他の提案:2案


画像:神戸市発表資料より(ベルトコンベア跡トンネルの利活用に関するサウンディング型市場調査結果概要)

市場調査は「西区見津が丘~須磨区弥栄台」の約7.2kmを対象に行われましたが(上の画像)、今回の貸付では「西区押部谷町木見~西区見津が丘」の約3kmのみが対象になってるみたい。

ベルトコンベア跡トンネルとその出入口の土地について、民間事業者自ら管理・運営することを条件とした貸付入札です。

トンネル部の環境を活用した事業」に使うことが方針として示されており、「賑わい・集客等の施設については安全管理上NG」なんですって。

対象地の概要
所在地:神戸市西区押部谷町木見~神戸市西区見津が丘
対象地:総延長約14.5キロメートルのうち、約3キロメートル
面積:約17,000平方メートル

基本方針
トンネル部の環境を活用した事業の用途に供すること。ただし、賑わい・集客等の施設については安全管理上不可とします。

スケジュール
実施要領配布:2026年6月12日(金)~7月31日(金)
現地見学会:2026年6月25日(木)14:00~
申込受付:2026年7月27日(月)~31日(金)
開札:2026年8月下旬(予定)


賑わい・集客等の施設については不可ということで、市場調査の結果どおり研究施設や工場になる可能性が高いんでしょうか。

これまでもトンネル内部は「一般非公開」でしたが、今後も一般人が気軽に立ち寄れるようなスポットにはならなさそう。

中の様子が気になる!という人は、過去に開催された見学ツアーのレポート記事がありますのでぜひチェックしてみてくださいね。

 

この記事を書いた人

やよい

「推し」のライブによく出没します。

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