神戸市に本社を置くベビー・子供服「キムラタン」が、アパレルのお店のほとんどを閉めることを発表してます。
神戸市中央区加納町2-4-10
「キムラタン」は、三宮のフラワーロード沿いに本社を構えるベビー・子供服の会社。
1925年に神戸で創業した会社で、創業者の名前「木村担」に因んで「キムラタン」。
和装が中心だった時代にヨーロッパのスタイルを取り入れた独自の「ベビー服」が支持を集め、独創性ある商品開発で全国展開、スーパーや百貨店内など現在約220店舗、神戸市内には「大丸須磨店」など3店舗あります。
※画像:公式HPより
少子化で「市場規模」が縮小や「価格競争」の中で、2016年から6年連続で赤字が続いていたそうで、今回会社の経営再建のため大幅な事業転換が発表されました。
約220店舗の実店舗のうち約210店舗を退店。つまり「10店舗ほど」になるということ。
残ったお店では、商品を「ベビー向け」「女児向け」にブランド・商品を絞り込み、オンラインを中心とした販売を行うそう。
過剰生産をやめ、値引き販売を抑えた上で、オリジナリティのある質の高い商品を揃えて、コンパクトながら唯一無二の存在を目指す。薄利多売から抜け出して、再起を図るという決断です。
アパレルを縮小するだけでは経営再建は難しいので、不動産賃貸の会社を買収し「不動産事業」を柱にして黒字化を目指していくみたい。
画像:公式HPより
ちなみに、「キムラタン」といえば、2018年に「保育園」をオープンしてました。それ以降も神戸市内1園、大阪市内3園の運営も任されていて、これは変わらず続けていくとのこと。
ベビー・子供服のお店は、「今年12月まで」に撤退・縮小を実行するということで、市内のお店もなくなっていくかもしれません。
あと数年で創業100年となる神戸の企業、大胆な変革で難所を乗り越えて、愛される服を作り続けていけることを願います。
◆関連リンク
・キムラタン – 公式サイト
キムラタンの子供服、可愛くて質が良くて、価格もお手頃で大好きです。
店舗の縮小は寂しいけど、応援しています!