「ノエビアスタジアム神戸」の内部に潜入してきた。VIP席や選手ロッカールーム、新しくできたハイブリット芝も

ウォームアップスペース。選手がこちらでウォーミングアップをしています。ボールを蹴ったりしているので、壁が凹んでたりします。

ロッカールーム。荷物とかもない状態なので広く感じますが、選手たちの試合はここから始まります。アイシング用の氷なども常備されています。

主だった試合のメンバーと結果が記録された銘板。プロの試合やアマチュアの試合などもこちらで記念に記録されています。

ドーピングルーム。シャワーの隣にトイレもあります。トイレの方は、カーテンが付いているだけで、基本的にオープンです。

こちらもドーピングルームに続いてある部屋なので、ドーピングのチェックをする人の待合室か、用を足せなかった選手がここで「時を待つ」という部屋なんだと思います。

インタビューゾーン。こちらで記者会見などが行われます。実際に使われる時は、スポンサーのロゴなどを背景にインタビューが行われるそうです。

最後にハイブリッド芝の紹介です。見学会では実際にピッチにおりて、芝を触らせてくれました。

ハイブリッド芝は、既に欧米では実績はあるそうなのですが、日本では初。2センチ間隔で人工芝を地中深く打ち込み、天然芝の根が人工繊維に絡まることで、芝生が強靭化されるというものです。

分かりますか?色がはっきりしている芝が人工芝です。均等に垂直に立っている芝があるのが見えます?逆に寝ちゃっているのが天然芝なので、これから発育して強くなっていきます。

こちら人口芝のサンプル。上に2センチだけ出ている状態で、地中は18センチ。ここの天然芝が絡みついて強くなるんです。

合わせて、地中に配管を通す「地温コントロールシステム」を導入していますので、芝生の生育に最適な土中温度を保ちます。

グローライト。そもそも屋根があることに変わりはありませんので、この機器を使ってライトを照射し、芝生の光合成を促すんです。このグローライトは数台あります。

巨大送風機。こちらは芝生に新鮮な空気を送って暑さや蒸れによる芝生の衰退を防いでくれます。換気用にも使われるんじゃないでしょうか。

最後に、気にある施設名称についてです。「御崎公園球技場(みさき)」が行政上の名前で、2013年3月1日から神戸が本社の大手化粧品メーカー「ノエビア」が命名権を取得し、「ノエビアスタジアム神戸」として運用されています。2016年3月1日に契約を更新していますので、2019年2月末まではそのままの名前です。

2020年にオリンピックがあることも考慮すると、2028年まで運営していく楽天が意地でも命名権を取りに行くかもしれませんね。

◆関連リンク
ノエビアスタジアム神戸 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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