現在では、世帯あたりの消費額がお米を抜いているんだそうで、パンは主食となりつつあります。また、非常食としても活躍できるとして、今後はさらに期待されています。
立ち上げは、元銀行員の遠藤久さん(67)という方なんだそうで、元々は外国料理の食べ歩きをしていたそうです。そんな中で、有名なフランス料理屋さんで食べた美味しいパンが、実は冷凍だとシェフに教えてもらったそうです。
冷凍のパンをお店で焼くスタイルを初めて知った遠藤さんは、ここからパンの研究を始めましたが、焼き方などの技術的な資料は多かったみたいですが、その他の研究などはなく資料がとても少なかったそうです。
ってことで、今回の「日本パン学会」の設立の流れになるわけですが、設立メンバーには、芦屋大学の教授など30名が参加されるそうで、その中にはパンの事業者だけではなく、消費者代表のような人も入っているそうです。
神戸市では、一世帯あたりの年間パン支出額が3万7187円と全国一です。そんな神戸市に学会の本部を置き、事業者だけではなく、消費者目線でも研究をして、パン文化の確立を目指すんだそうです。
ちなみに、遠藤さんは、「しあわせの村」に設置された神戸市シルバーカレッジに所属されていたそうで、そこでの研究が始まりということになります。「食文化専攻」というコースがありますので、多分そちらに所属していたんでしょうか。
◆関連リンク
・神戸市シルバーカレッジ
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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