
各線 長田駅の北側で、80年近く市民の台所を支えてきた『長田中央いちば』が、8月30日をもって営業終了するそうです。
神戸市長田区六番町8-3-2

「長田中央いちば」があるのは、地下鉄 長田駅/神戸高速 高速長田駅の北側、神戸電鉄 長田駅からは南西側になります。
長田線に面していて、北側には「湊川」を挟んで「長田公設市場 食遊館」や「グルメシティ長田店」などがあるあたり。

反対の南側は道路沿いに「辰巳寿司」「荻原花店」「菊水せんべい」「大重蒲鉾」「原田パン」「よりみちキッチンころMOG」「コーヒークラブ」など、いろいろな店が立ち並ぶ通りです。
戦後間もない1946年に「長田更生市場」として発足し、今年で80年近くになります。阪神・淡路大震災で全壊するも4年後に再建。お客さんとのふれあいを重視するため、昔ながらの対面方式で復興オープンしたんだそう。
地域の人々が集える場所にしたい思いから「笑顔と元気が集まるいちば」「ママの子育て応援団」を合言葉に、子供向けのイベントや事業も展開してきたそうです。
近年は空き店舗を活用したイベント「市BAR(いちばぁ)」を定期開催。各店自慢の逸品をその場で食べられるとして毎回多くの人でにぎわっていたみたい。
しかし近年は、組合員の高齢化などで営業店舗が減り、再建時には29店舗あったものの、現在は組合員の4店とテナント1店まで縮小していました。

そうした背景から市場を継続していくことが困難として、今回の閉店判断になったようです。
8月23日(土)には「最後の市BAR」が開催され、市場内は子ども連れのファミリーなど、多くの人でにぎわっていました。

報道によれば、組合員のうち2店は廃業し、2店は移転して営業を続けるそうです。閉店後の建物をどうするかは未定なんだそう。
「国産チキンおちあい」は「国産地鶏専門店おちあい」とちょっと名前を変えて、お隣の「食遊館」に移転することを発表しています。
地元住民の台所として長く親しまれてきた市場の閉店は、多くの人が驚いたのでは。最終営業日は8月30日(土)なので、閉店前に足を運んでみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・長田中央いちば – 神戸市小売市場連合会 – 公式サイト
・市BAR(@ichiba2525) – 公式Instagram
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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