「スターバックス」が、神戸駅の歴史を感じるスペースに移転。オープン前に、中まで見せてもらってきました。
神戸市中央区相生町3-1-1
先月、JR神戸駅の中央改札前の「がんこ寿司」跡に、PLiCO神戸内にあった「スターバックス」が移転するとお知らせがあり、駅の「貴賓室」が残されているという店内の様子が気になってました。
詳しい場所は、以前の記事でご紹介しています。
まずは1階の店内。入ってすぐ右手に広いカウンターがあり、奥にレジがあるという配置。通路はかなり広めにとってあって、壁沿いが1人掛けの席として使えるようになってます。
駅ということで、ちょっとだけ使いたい人や、大きな荷物がある人などに好まれそうな感じです。
右奥へ進むと階段があって2階へ。階段まわりはちょっとプライベートな感じで利用できそうな席になってます。
飾られている絵や壁紙は「コーヒー」に関するもので、スターバックスらしいシックな雰囲気。
2階はどーんと広々した座席スペースになってます。以前の店舗より2倍以上となる「108席」用意されているとのこと。
「がんこ」時代はロゴで閉ざされていた「窓」の形も生かされてます。
壁や柱は新たにデザインされたものですが、歴史ある神戸駅に似合うクラシック感が漂ってる気がします。
窓際の席からは改札近くの様子が見えたり、今まで気づかなかった柱の細かい装飾なども目に入ってきて発見があります。
誰かを駅で待つ時にも、いい席かもしれません。
そして、いよいよ神戸駅の「貴賓室」へ。1階の奥のスペースです。
貴賓室とは、天皇陛下をはじめ皇族の方々が駅を利用された時に「休憩」をとる部屋のこと。「昭和天皇」や「上皇両陛下」も皇太子時代に利用されたみたい。
見上げるほどの高さの天井に大きな窓、「シャンデリア」や「暖炉」は当時のまま残されています。
よりゆっくり空間を楽しめるようにと「ソファー席」にしてくれてるのが、嬉しいポイント。
コーヒーを飲みながらじっと眺めてみると、細工の細かさに気づいたり、年季の入った「建具」や「床」が駅が重ねてきた時間を想像させてくれます。
「貴賓室」の壁には明治前期の「初代」から、大正、昭和と移り変わってきた神戸駅の様子を写真で見ることもできます。
「汽車」や「人力車」が、この場所で当たり前に働いていた時代があったんですね。
スターバックスのコーヒーは全国で飲むことができますが、こういう空間で飲むといつも以上に味わい深い気がします。
日常で歴史を感じたり、いつもと違った視点で駅を眺めたり、コーヒー1杯で贅沢な時間が過ごせそうなスターバックス。
神戸駅で降りたら、立ち寄りたい場所になっていくかもしれませんね。
今週末は、ちょうどJR神戸駅~大阪駅間が「開業150周年」を迎えます。
歴史に思いを巡らせながら、コーヒーを飲んでみるのもいいんじゃないでしょうか。
【店舗名】スターバックス コーヒー PLiCO神戸店
【ジャンル】スペシャルティ コーヒーストア
【住所】神戸市中央区相生町3-1-1
【電話番号】078-945-9436
【営業時間】月~金 7:00~22:00 / 土日祝 8:00~22:00
【定休日】不定休
【リンク】公式サイト / 食べログ
【駐車場】なし
※紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。また、神戸市内の開店・閉店情報、イベント、街の変化など、情報を求めています。ぜひ情報提供をお願いします。
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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