阪急 春日野道駅ちかくにある『パティスリー タクミ』元北野クラブの「シェフ・パティシエ」が作る創作スイーツ

神戸でオープンしたお店や会社など紹介する連載シリーズ。神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神戸開業支援コンシェルジュ」を活用し、現在活躍中のお店をピックアップしていきます。

今回は、阪急 春日野道駅から山側に歩いて５分ほどのところにある『パティスリー タクミ（patisserie Takumi）』をご紹介。

神戸市中央区神若通3-3-20

海側に行くと、阪急 春日野道駅のほうです。高架を超えて国道２号線まで行くと、自転車屋さんの「サイクルベースあさひ 春日野道店」がある角にでます。大阪ガスの丸いタンクとかライフがあるあたりです。

山側を向くとこんな感じ。目の前にあるのは、国体道路。右に曲がると王子公園のほうで、左に曲がる生田川のほうです。

国体道路を超えて山側に行くと「トーホーストア 旗塚店」があります。

北野クラブで10年以上シェフパティシエをしていた「小西 匠（こにし たくみ）」さんが独立してオープンしたスイーツ店。

北野クラブといえば、以前はダンスホールもあった神戸の老舗フレンチであり、結婚式場としても有名なので、「特別な日に行きたい」という人も多いんじゃないでしょうか。

料理に合うスイーツを中心に作ってきた、レストランでの創作スイーツ。オープンにあたっては、お酒に合うスイーツや山椒など和系の食材を使ったスイーツなど、創作意欲あふれる豊富なラインナップとなっています。

ケーキ類のほかに、ブールドネージュ、ガレット、チョコレートサンドクッキーなどの焼き系の洋菓子もあります。

これまで「ウイスキーにあうチョコレート」「オマールエビを使ったアイスクリーム」なども作ったことがあるそうで、甘さがベースのスイーツだけでなく、シーンに応じた一品を作り続けています。

特にオススメなのは「ミルフィーユ 500円（税抜）」。「パイとクリームだけで、こんなに美味しくなるんです。」という事を伝えるため、イチゴは入れていません。クリームの泡立て方やパイの焼き加減を工夫し、ほんのり苦い厚みのあるパイと甘いクリームのバランスは抜群。

コーヒーと合わせてパイの苦みを引き立てるのか、紅茶と合わせてクリームの甘みを味わうのか。合わせるものでも、きっとケーキの表情が変わるはず。

他にも、カシスの酸味とコリアンダーの香りで後味爽やかな「モンブラン 530円（税抜）」や「山椒のチョコレートクリームのケーキ 480円（税抜）」「かぼちゃ、さつまいも、ほうじ茶黒豆のマカロン 230円（税抜）」など、ショーケースをのぞくと、あれもこれも気になります。

前の職場「北野クラブ」料理長の「素材と向き合い、基本を大切にする姿勢」に感銘を受け、独立してケーキ作りに専念したいという思いが高まった小西さん。

自宅１階のガレージ部分を改装し、「パティスリー タクミ（patisserie Takumi）」をオープンしました。

その時利用したのが、神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神⼾開業⽀援コンシェルジュ」。「経験を活かして、フランス菓子をベースにしたケーキをつくりたい」という自分の気持ちと、お客様のニーズをすりあわせながら、開業の流れを作っていきました。

今では「お客様が何を求めているのか」という視点が良い刺激になり、新しいケーキ誕生のきっかけにもなっています。

「地元で愛されるケーキ屋さん」であり「遠方からわざわざお越しいただけるケーキ屋さん」でもあることが、小西さんの目標。

「特別な日」をデザートで笑顔にしてきた10年。その経験を活かし、食べた人がハッとする遠方からも人を呼び込む新作ケーキ。他とは違うアクセント光る地元で愛される定番ケーキ。その両方を作り続けています。

ついお店をのぞきたくなる「頻繁な新作登場」と「豊富なラインナップ」は、家族で食べても手土産として持参しても、シーンに応じて喜ばれるはず。

特別な日だけではなく、一度味わってみてはいかがでしょうか。

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