7月に実施される『兵庫県知事選挙』事実上の後継候補「金沢和夫副知事(64)」が立候補を表明する見込み。自民分裂へ

任期満了に伴って今年行われる、兵庫県知事選(7月1日告示、18日投開票)について、おおよそ構図が固まってきました。現職の井戸敏三知事(75)は、今期限りで退任を表明しています。

事実上の後継候補とされる金沢和夫副知事(64)が3月24日、辞職願を提出、立候補を表明する見込みです。

一方で、自民党会派の一部は会派を離脱し、総務省出身で大阪府財政課長の齋藤元彦氏(43)を擁立する構えで、(自民党会派の支援が割れる)保守分裂選挙になりそうです。

ちなみに齋藤氏は神戸市出身で、既に解散されましたが「公益財団法人神戸都市問題研究所」が出していた「都市政策」という冊子に論文を寄稿(P.62~)していたり、総務省の求人冊子?に掲載されたりしています。

兵庫県の議会で言うと、自民党で過半数を占めており、分裂しても戦える見込みがある状況において、分裂することがあったりします。今回でいうと、センチュリー問題から始まり、コロナ対策の評価の結果として、割れたという形でしょうか。

兵庫県議会の会派別人数
・自由民主党(44名)
・ひょうご県民連合(14名)
・公明党・県民会議(13名)
・維新の会(8名)
・日本共産党(5名)
・無所属(2名)

 

 

今回は、井戸県政の刷新を期待する自民党の10人程度が会派を離脱し、齋藤氏を擁立する模様です。また、維新の会が相乗りで推薦する可能性があり、興味深い構図となってきました。

現状の構図としては、以下のような候補者になるかと。

・中川暢三氏(65) 立候補表明済み。元加西市長、元大阪市北区長、無所属
・金沢和夫副知事(64) 総務省出身。自民+公明+民主系?が支援
・齋藤元彦氏(43) 総務省出身。分裂した自民系+維新が支援?
・日本共産党が誰か出す?
・無所属で誰かでる?

コロナ禍での選挙ということもありますので、ネットがどのように活用されるのかが気になります。ぜひ、活発な政策論争を期待したいところです。

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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