兵庫区「平野商店街」の一部をドカッと取り壊すみたい。小学校跡も含めた都市計画で、「町中華」も閉店

兵庫区の山側にある「平野商店街」の一角が、市の「防災街区整備事業」のため取り壊されます。


神戸市兵庫区下三条町

取り壊されるのは、有馬街道と山麓線の交差点にある「平野商店街」の南西エリア。

画像左側の3階建ての建物から続く「緑のアーケード」沿いはすべて取り壊される計画です。

3階建ての建物1階には、「平野交番」などが入っていましたが、すでに看板がなくなり、「荒田交番」へと一時移転しています。

その横には、「平野ラーメン 廣林店」という「台湾ラーメン」や「カニチャーハン」が人気の町中華がありましたが、2025年11月下旬に閉店しています。

メニューや提灯が名残を感じさせますが、店内はすでにおおかた片付けられていました。どんなお店だったかは、以前のまとめ記事でもご紹介しています。

店から西のアーケード沿いの店舗も、すべてシャッターが降り、シーンとした状態です。

取り壊しの理由は、市の「防災街区整備事業」。

約4600㎡の敷地に、マンションや、交番、防災倉庫などを備えた施設がイメージされてます。

建築を行う事業者となった「フージャースコーポレーション」の提案がこちらの画像。

建物は、地上10階で147戸が入居できる規模です。

パッと見はマンションですが、「学童保育施設」や「地域交流施設」なども入る形。

敷地の北西部分には、日常利用しやすい「防災ギャラリー」を設けたり、防災意識が潜在的に上がるよう「見せる防災倉庫」にしたりすることが考えられてます。

建設予定地の南側は、旧平野小学校の敷地で唯一残されていた校舎の解体が行われています。

さらに南側の「下三条町公園」はそのまま維持されるもよう。

もう校舎らしさはなくなって、敷地には瓦礫が積み上がっています。解体は、2026年2月末までかかる予定です。

商店街と小学校跡との間にある「住宅密集地」も、すでに立ち入りが制限されています。

こちらも校舎と同時並行で、2026年3月解体作業が進められる計画です。

商店街の一部を大きくなくすこの計画。広場など地域の人も集える場所にしていきたい考えです。

解体が予定通り進めば、2026年中に着工し、2028年に完成させるスケジュール感。

数年後、街にとってこの場所は、どんな存在になっているんでしょうね。

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

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