神戸・元町の『穴場カフェ』で「おひとりさま時間」を満喫。10分圏内の「ぶらり散歩」は雨の日にもおすすめ

 

新年度が近づくと、春休みを楽しむ人や新生活準備の買い出しをする人で、休日の街はたいへん賑わいます。元町駅周辺も、「元町商店街」や、大型百貨店「大丸神戸店」があり、行き交う人でいつも賑やかなエリア。

今回はそんな人混みをちょっと避けて、ゆっくりと過ごせそうな穴場を探しにいきます。ご一緒するのは、読者リポーター・よんりょさんです!

穴場カフェで、おこもりカフェタイム

まずは、元町駅東口から南側へ。この日は雨だったので駅の軒下で雨宿りをしながら信号を待つ人がちらほら。

駅から2分ほど歩くと、人が集まるお店を発見。足を止めてみてみると、揚げたてコロッケでいつも行列をつくっているお肉屋さん「森谷商店」です。

コロッケは毎日、約2000個も売れているのだとか。この日は雨でいつもより行列は短めですが、観光客にも人気のお店です。

そのすぐ並びには、2月に閉店した「ユニクロ元町店」も。駅チカの大型店ということで、便利に利用していた人が多かったのではないでしょうか。

1階ウィンドウには閉店のご挨拶と、三宮にできた新店舗の情報が掲示してあります。今後の元町駅周辺の人通りはどうなっていくのでしょうね。

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2024年3月27日

人通りの多い鯉川筋から、すこし西へ入ったところにあるテナントビルに、ゆっくりとくつろげる『穴場』カフェがあるとのことで、向かいます。

このビルも駅から徒歩2分圏内の立地で、同ビルには、イタリアンや有名トンカツ店などの飲食店も営業中。

エレベーターで5階に上がります。一番奥の501号室の扉を開け、さらに奥へと進んだところにあるカフェは、まるで隠れ家のよう。

ひとところカフェに到着!「自家製おやつとおうちごはん」が自慢のカフェで、「おひとり様でもおふたり様でも、気軽にひとところに集ってほしい」という願いが込められた店名なんだそう。

いろんな形のソファやイスがあるので、どこに座るか選ぶのも楽しい。

写真のおうちごはんメニューは「クスクスカレー(1,400円)」。

メインプレートに小皿の付け合わせも付いていて、栄養バランスがとれそう。スタッフさんに一番人気のメニューなんですって。

おじいちゃん直伝・パンチェッタ使用の「カルボナーラ(1,280円)」もあり、目移りしますが、今日は「豆腐グラタン定食(1,400円)」に決定!

注文後にオーブンで焼き上げられるので、提供まで20〜30分かかるみたい。もし食べてみたい人は、時間に余裕を持って来店するほうが良さそうです。

出来上がりを楽しみに、のんびりと待ちつつ、少しだけソファ席に座ってみます。

ベッドのような大きなソファなので、靴を脱いで足を伸ばせば、おうち感覚でリラックスして過ごせそう。クッションやブランケットがあるのも嬉しいですね。

焼き上がった「豆腐グラタン定食」のチーズはトロトロ。

小皿には、これまたおじいちゃん直伝の塩漬け豚とモヤシの和えもの・お漬物・お味噌汁が付いた、家庭的でホッとするような定食です。

あつあつの豆腐グラタンは優しい味。豆腐・チーズ・マヨネーズが、甘みのあるご飯とよく合っていておいしい!

こだわりのお米は、精米したての北海道「ゆめぴりか」という高品質米を、昔ながらの直火炊き方法でふっくら炊き上げているんですって。ご飯がすすみそうになりますが、ゆっくりとよく噛んで味わいたいお米です。

さらに満喫するぞー!と、自家製おやつを注文します。味にこだわり、自然素材を使用した無添加のスイーツなのだとか。

こちらは一番人気の「1/5 パンプキンショコラ(700円)」。カラメルソースをかけていただきます。カボチャの旨みがぎゅっと詰まったケーキと、口どけの良いチョコクリームがマッチ。

自然な優しい甘みにほっこりし、幸せ時間に満たされます。

ドリンクは「蜂蜜ブラウンシュガー漬け自家製レモネードソーダ(780円)」をチョイス。優しい酸味で飲みやすいレモネードは爽やかな味わい。ソーダの中のレモン漬けも、お口にさっぱりといただけます。

ドリンクは、おやつと一緒に注文すると「200円引き」になりますよ。

雰囲気ある「ミニシアター」でゆっくりと過ごす

カフェを出て次なる目的地へと出発。賑わう元町商店街より一本北側の道を選び、西へと歩いていきます。途中、カラフルなカゴ屋さんを見つけ、思わず寄り道しちゃいます。

「このグリーンに囲まれたお店は何だろう?」と、外からチラッと中をのぞいてみると、そこは落ち着けそうな喫茶店。

お客さんがそれぞれゆっくり過ごしている様子で、今度のおでかけの候補に。

「いつもとは違う雰囲気で映画を見てみたい!」と、訪れたのは、元町商店街4丁目にある元町映画館。周辺店舗に馴染むサイズの外観で、座席数が「66席・車椅子1席」のミニシアターです。

カフェから歩いて8分くらい。アーケードの中を歩くので、雨の日でも濡れずにお散歩を楽しめます。

「元町映画館」のロゴは、黄緑色は六甲山、赤色はポートタワーを表したもの。地元らしい演出に愛着がわきます。

地域の映画好きが集まって開館した映画館だそうで、ちょっとディープだけど、映画愛好家に混じり、じっくりと鑑賞できそうな雰囲気です。

上映ラインナップは新作映画だけでなく、ドキュメンタリー・新興諸国・新進作家の作品ような、商業ベースに乗りにくい作品がセレクトされています。

ポピュラーな娯楽映画とは違った楽しみ方をしたい人に、おすすめの映画館です。

大手のシネマコンプレックスと同様、鑑賞料金がお得に観られるサービスデーの設定や、有料会員サービス「元町映画館サポーターズクラブ」があるので、サイトをチェックしてみてくださいね。

駅から近くて便利だけど、喧騒から離れてゆっくりできそうな『穴場』とその周辺スポットをご紹介しました。

普段は目立たない路地裏や雑居ビルに注目すると、落ち着ける場所が見つかるかもしれませんね。


【撮影協力】よんりょ/Instagram(@o_ynry_o
ファッションやkpopダンスを楽しんでいる高校生です!最近はサッカー観戦、カフェ巡りにハマっています。これからも色んなことにチャレンジしようと思ってます☆

 

この記事を書いた人

しょうこ

好きなことは写真撮影、アート鑑賞、あとビールを飲むのが大好きです。

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