学校型として県内初! 不登校児童向けの学びの多様化学校『尼崎琴葉中学校』が今春開校へ。独自カリキュラムで学ぶ

尼崎 学びの多様化学校 不登校 琴葉中学校 兵庫
画像:尼崎市資料より

兵庫県内の公立学校では初めてとなる、学校型の「学びの多様化学校」が尼崎市に誕生します。


尼崎市南城内10-2

「学びの多様化学校」とは、不登校の児童・生徒に配慮した特別カリキュラムを編成して教育を実施することができる学校のこと。

基本理念は、子どもを中心とした視点に立ち、地域や社会、未来とのつながりのなか、一人一人が最大限のウェルビーイング向上を実現できる場所としています。

尼崎 学びの多様化学校 不登校 琴葉中学校 兵庫
画像:尼崎市資料より

尼崎市は、県内の公立では初となる学校型の学びの多様化学校として、校名案を公募。132件の応募の中から「尼崎市立尼崎琴葉(ことは)中学校」に決定しました。

校名の「琴」の字には、かつて「琴浦城」とよばれた尼崎城があったことや、連携を予定している近隣夜間中学校の「成良中学校琴城分校」、定時制の「琴ノ浦高校」と共通して使われている字でもあるため、尼崎の土地・地域や多様な学びの場として一体感やつながりを感じられるという思いが込められているんだとか。

「葉」には、生徒がのびのびと成長や個性を発揮していくイメージや、葉にはさまざまな形・色合いがあってそれぞれ良さがあるので、葉と生徒を重ね合わせて考案されたそうです。

琴葉中学校では、心理的に安全性があることを核に、自主性・創造性・社会性を育むカリキュラムを編成するんだそう。

生徒の定員は3学年合計で「40人」程度です。

尼崎 学びの多様化学校 不登校 琴葉中学校 兵庫
画像:尼崎市資料より

健康面や市内全域からの通学を考慮して、投稿時間は遅め・下校時間は早めになる時間割が設定されるそうです。

中学校の場合は、標準の授業時間は年間1,015時間ですが、琴葉中では2~3割を削減。

授業1コマの時間も、標準の50分から5分短縮して実施するそうで、ゆとりと特色ある学びの実現を目指します。

尼崎 学びの多様化学校 不登校 琴葉中学校 兵庫
画像:尼崎市資料より

琴葉中における授業時間はこんな感じ。9教科すべての枠組みを残しつつ、内容を整理して、それぞれの授業時間を削減しています。

「道徳」は総合に統合し、9教科で削減した授業時間の一部も総合に加える形で「総合」を拡充するのだとか。

尼崎 学びの多様化学校 不登校 琴葉中学校 兵庫
画像:尼崎市資料より

校舎は、尼崎市立成良中学校琴城分校の校舎と、同分校の旧校舎跡地に新築する平屋校舎を併用し、現校舎と渡り廊下でつなぐ形にするんだそう。

運動場と体育館は、尼崎市立琴ノ浦高校の施設を利用するそうです。

対象となる児童生徒は、尼崎市内に居住していて、不登校状態または不登校の傾向がみられること。

そして琴葉中学校のカリキュラムや特徴を理解したうえで、本人と保護者ともに入学・転学を希望し、登校して学ぶことを希望していることです。

上記をすべて満たしたうえで、尼崎市教育委員会が実施する面接などを受けることが条件となっています。


尼崎市の松本市長は、自身のYouTubeチャンネルで「不登校の児童・生徒たちが通いやすいような、新しい形の学校を作っていきたいと思っている」と、琴葉中への思いを語る動画を投稿しています。

「校則が厳しい、授業の進みが早いなどで苦労している子どもも多いと思うが、もう少し授業を工夫して、ゆっくり自分のペースで学ぶことができたり、疲れたと感じたときに1人になれる空間であったり、これから新しい学校の運営のあり方、学級のあり方を考えながら作っていけるような学校にしたい」と松本市長が言うように、何らかの理由で学校に通えていない子どもにとって、新たな選択肢となるとよいですね。

◆関連リンク
学びの多様化学校 – 尼崎市サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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