須磨区にある『須磨浦山上遊園』が、2月19日夜に近隣で発生した火災の影響を点検するため、ロープウェイ・カーレーター・観光リフトなどの各施設の営業が休止されてます。
神戸市須磨区一ノ谷町5-3-2
須磨浦山上遊園では、火災の影響による各施設の点検のため、2月20日(火)より「須磨浦ショップ」を除く下記施設について、当面の間営業を休止しています。
・須磨浦ロープウェイ
・カーレーター
・回転展望閣
・観光リフト
・サイクルモノレール
・ミニカーランド
再開時期については、わかり次第、ホームページなどで案内するとのこと。
カーレーターは最近、山陽電車で使われているものと同じ座席シートにリニューアルされたばかりでした。
火災で全焼したのは”名建築”と人気の美食宿
画像:公式Facebookより
19日夜に火災で全焼したのは、須磨浦山上遊園と麓を結ぶ「須磨浦ロープウェイ」で、鉢伏山上駅と須磨浦公園駅の中間にあった「須磨観光ハウス 味と宿 花月」です。
1938年に「迎賓館」として建築された木骨造りの建物で、建築百選にも選ばれた名建築として知られています。
瀬戸内海を一望する山の中腹に立地していて、海を臨む客間には大きな窓からはパノラマビューが楽しめると人気でした。
火災当時は宿泊客はいなかったものの、社長とみられる80代男性が亡くなっています。
同施設の公式Facebookには、2月21日に近況が投稿されていました。
投稿によると、2024年2月から耐震工事を行うため休館していましたが、まだ工事は準備段階で始まっていなかったんだそう。
一時引っ越しもまだだったため、社長とマネージャー夫妻の3人が住んでいたとのこと。100年前の貴重な家具や調度品たちなども燃えてしまったそうです。
お庭にたくさんの猫も住んでいる宿として有名でしたが、今回の火災で30匹ほどの猫たちは散り散りに逃げたそうで、怯えてはいるものの少しづつお庭に戻ってきているそうです。
もともと2月から始まる耐震工事中の移転先として、姉妹店の「敦盛そば」敷地内北側の建物を「花月 はなれ」として、3月中旬から仮営業する予定でした。
21日の近況投稿によると、当初の予定通り「3月中旬」の営業開始を目標に準備をしていくとのことです。
ロープウェイからほど近いところにあった建物が全焼したため、入念に点検するのではないでしょうか。須磨浦山上遊園の営業再開時期など最新情報は、公式サイトをぜひチェックしてみてください。
◆関連リンク
・須磨浦山上遊園 – 公式サイト
・須磨観光ハウス 味と宿 花月 – 公式Facebook
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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