北野エリアと地下鉄海岸線をつなぐ『アート展示企画』が始まってる。地下鉄各駅に作品が登場。購入も可能

神戸市営地下鉄海岸線の壁面やショーケースを活用して、アーティストの作品を展示・販売する『KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT』が、北野エリアと海岸線をつなぐ『KITANOVEMBER × KOBE SUBWAY MUSEUM』という企画を始めています。

KITANOVEMBER × KOBE SUBWAY MUSEUM

2025年11月20日（木）～2026年1月18日（日）
神戸市営地下鉄海岸線　三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、ハーバーランド駅、中央市場前駅、新長田駅

神戸市中央区御幸通8

『KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT』は、神戸市営地下鉄海岸線の駅構内に設置されたショーケースを活用して駅をアート作品で彩り、神戸・兵庫にゆかりのあるアーティストの作品を中心に展示・販売する取り組みです。

神戸市営地下鉄・全10駅で『アート展示プロジェクト』が始動。購入可、海岸線がミュージアムに

2025.08.06

今回の企画は、11月3日（月）から11月23日（日）にかけて北野エリアで開催された情報発信プログラム「KITANOVEMBER 2025」との連携で行われるもの。

神戸の山（北野エリア）と海（海岸線エリア）をアートでつなぐ試みで、三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、ハーバーランド駅、中央市場前駅、新長田駅の5駅に「KITANOVEMBER」参加アーティストや、北野エリアにゆかりのあるアーティストの作品が展示されます。

2026年4月には、地下鉄海岸線の残り5駅にもアート展示を広げ、10駅すべてでの展開を予定しているとのこと。

駅構内にはQRコードが設置されます。スマートフォンで読み込んで作品にアクセスすることで、アーティストの作品を気軽に購入することが可能。

作品は、全国400軒以上のギャラリーが登録する日本最大級のアート専門ECサイト「Art Scenes（アートシーンズ）」に掲載されます。展示アーティストが駅に設置した作品以外の作品も、サイトで閲覧することができるそう。

参加アーティスト・展示駅

「みなと神戸バーズアイマップ2025 1.17特別版」製図用ペン、デジタル彩色、ジークレープリント

青山大介（あおやまだいすけ）／三宮・花時計前駅
1976年生まれ。神戸市在住の鳥瞰図絵師（鳥瞰図とは、鳥の目線で上空から描いた絵のこと）。日本では数少ない都市鳥瞰図絵師として、神戸、東京渋谷、大阪梅田、姫路、函館などを描く。代表作は「みなと神戸バーズアイマップ」。

「おもいでのにおい」アクリル、水彩色鉛筆、キャンバス

みしまあきひろ／旧居留地・大丸前駅
1994年、神戸市生まれ。神戸市在住。ゆるりらとした自然のゆらぎや光、重なりから生まれる思い出や記憶の表現。絵画表現を「光を添える」と捉え、平面に限らず、時間や空間と共にある表現と余白の時間の探究を行う。

「Graviternal #9」シリカ, アクリル塗料, 真鍮粉, 木製パネル

谷正輝（たにまさき）／ハーバーランド駅
1989年神戸市生まれ、神戸市在住。静岡、京都での活動を経て、現在は神戸市へ拠点を移して運動療育・芸術療育を中心とした放課後等デイサービスを運営しながら、美術作家として国内外のギャラリーやアートフェアなどで活動を展開している。独自の制作理論「支持体論」をベースに立体・平面・映像・パフォーマンスなど、いくつかのメディアを横断して表現している。

「生命の糸」和紙、糸、マットメディウム、キャンバス

浅山美由紀（あさやまみゆき）／中央市場前駅
1959年兵庫県生まれ。1995年の阪神・淡路大震災を転機にアート制作を始める。近年は「愛おしいものたち」という作品を制作。「愛おしいものたち」とは、「いのち」、そして「いのち」を育むさまざまな出来事や光景のことです。それらが存在する多様性のある世界になってほしいという願いをアートワークを通して表現しています。神戸六甲ミーツ・アート、下町芸術祭などの芸術祭や個展で幅広く活動を続けています。

「空瓶 -sky bottle-」　ガラス

吉田延泰（よしだのぶやす）／新長田駅
1978年　神戸市生まれ
2002年　近畿大学芸術学科ガラスゼミ卒業
2005年　MA Contemporary Craft, University for the Creative Arts U.K.
2010年〜　がらす庵主宰
2015年〜　日英現代ガラス交流 Naked Craft Project 開始

「crumble」　ガラス