神戸市営地下鉄・全10駅で『アート展示プロジェクト』が始動。購入可、海岸線がミュージアムに

神戸市営地下鉄海岸線の壁面やショーケースを活用し、若手アーティストの作品を展示・販売する『KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT』が始まっています。

KOBE SUBWAY MUSEUM PROJECT

2025年8月1日(金)第一弾展示スタート
神戸市営地下鉄海岸線全10駅(2025年~2026年にかけて段階的にスタート)


神戸市中央区東川崎町1-2

駅がアーティストの作品で ミュージアムのように彩られるアートプロジェクト。

海岸線全10駅でアート作品を鑑賞できることを目指していて、2025年~2026年にかけて段階的にスタートしています。

神戸・兵庫ゆかりの若手アーティストを中心に、作品発表と挑戦の場を提供したいという思いが込められているみたい。

通勤や通学の途中で、気軽にアートを楽しめるのは嬉しいですよね。ちょっとした癒しになりそう。

常に新しいアートとの出会いを楽しんでもらえるよう、展示内容は企画ごとに約2か月で入れ替わります。展示期間中は、アート専門のオンラインモール「Art Scenes(アートシーンズ)」にも作品が掲載され、オンラインで購入することが可能。

各展示にはQRコードが設置されているので、気になる作品を見つけたらその場でスマートフォンからすぐにアクセスすることもできますよ。


山口啓介≪O-Line≫ 1992年

2025年度は、神戸市営地下鉄海岸線の5駅(ハーバーランド駅、三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、中央市場前駅、新長田駅)を対象にアート作品の展示を実施。

8月1日(金)より、ハーバーランド駅にて「山口啓介 YAMAGUCHI Keisuke ー1990年代銅版画」の展示がスタートしています。

展示場所
ハーバーランド駅

タイトル
「山口啓介 YAMAGUCHI Keisuke ー1990年代銅版画」

展示期間
2025年8月1日(金)~終了日は調整中

展示アーティスト
山口啓介

展示作品
≪O-Line≫≪水門―高速道≫


山口啓介≪水門―高速道≫ 1990年
山口啓介(やまぐちけいすけ)
1989 《王の墓》で「第19回現代日本美術展」佳作賞、群馬県立近代美術館賞を受賞
1990 《水路―王の方舟》、《胞子を蒔く船》で「現代の版画1990」松濤美術館賞を受賞1991 《炭素の船》で「大阪トリエンナーレ1991―版画」銀賞を受賞1994 《Calder Hall Ship-ENOLA GAY》で「大阪トリエンナーレ1994―版画」関西ドイツ文化センター・デュッセルドルフ市特別賞を受賞

[主な個展]
1990 「山口啓介展」(初個展) ヒルサイドギャラリー(東京)
2002 「山口啓介展 植物の心臓、宇宙の花」 西宮市大谷記念美術館(兵庫)
2003 「山口啓介展 空気柱 光の回廊」 高崎市美術館(群馬)
2005 「いのちを考える 山口啓介と中学生たち 粒子と稜線」 伊丹市立美術館(兵庫)
2007 「山口啓介―睡蓮の地球図」 国際芸術センター青森
2015 「山口啓介 原ーききとり 歩く方舟、海を渡る星図、震災後ノート」 いわき市立美術館(福島)
   「山口啓介 カナリア」 豊田市美術館(愛知)
2019 「常設展|山口啓介 銅版画」 ギャルリー東京ユマニテbis(東京)
   「山口啓介 後ろむきに前に歩く」 広島市現代美術館(広島)
   「府中市美術館公開制作76 山口啓介 メタモルフォセス」 府中市美術館(東京)
2025 「山口啓介 『タブロー版画』―1990年代山口啓介の初期銅版画」 ギャルリー東京ユマニテ(東京)


既存のショーケースを活用した展示イメージ(中央市場前駅)

9月中には、三宮・花時計前駅 、 旧居留地・大丸前駅 、中央市場前駅 、 新長田駅の4駅で展示がスタート。

展示予定のアーティストを紹介

青山大介、オーガベン、小畑亮平、加藤千佳、國久真有、高田雄平、中元俊介、ハラチグサ、ぽじこ、みしまあきひろ、山田貴裕、わにぶちみき (あいうえお順)その他、調整中


青山大介 ≪神戸駅鳥瞰絵図 1874≫ 2024年


加藤千佳 ≪under the…#6≫2024年


山田貴裕≪Emerald≫2025年


小畑亮平 ≪Their Breathing≫ 2024年(神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond/六甲芸術センター)


わにぶちみき ≪Minoh-Semba 0323-3≫ 2024年 (個展「Beyond the FUKEI – MINOH」/about her. space 大阪・箕面市)

2026年度には残る5駅(みなと元町駅、和田岬駅、御崎公園駅、苅藻駅、駒ヶ林駅)への展開も予定されています。

開始日
2025年8月1日(金):ハーバーランド駅
9月~:三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、中央市場前駅、新長田駅
2026年度:みなと元町駅、和田岬駅、御崎公園駅、苅藻駅、駒ヶ林駅

開催場所
神戸市営地下鉄海岸線全10駅(2025年~2026年にかけて段階的にスタート)

展示内容
若手アーティストによる作品を中心に展示。販売も実施。

※ショーケースでの展示は約2か月間を基本とし、企画ごとに作品が入れ替わります。
※展示期間中は、日本最大級のアート特化型ECモール「Art Scenes(アートシーンズ)」に作品が掲載され、オンラインで購入することが可能です。

お問合せ先
一般社団法人神戸芸術振興協会
KOBE SUBWAY MUSEUM 事務局
E-Mail:info@kobe-subwaymuseum.com

海岸線がミュージアムのようにアートで彩られるなんて素敵ですね。作品は約2か月ごとに入れ替わるので、訪れるたびに新しい出会いがあります。

通勤・通学の途中に気軽に立ち寄って、お気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
KOBE SUBWAY MUSEUM – 公式サイト
Art Scenes – 公式サイト
神戸市 – 公式サイト

 

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