市役所壁面の『ミューラルアート』が描きあがってる。取り壊しまで、しばらくの間だけ


市役所2号館南面

神戸市役所の壁面などに絵を描く『神戸ミューラルアートプロジェクト』が完成してます。


神戸市中央区加納町6-5

取り壊される「市役所2号館」などの壁面に神戸にゆかりのあるアーティストなどが絵を描く『神戸ミューラルアートプロジェクト』。

「神戸市役所」横の壁に描く『ミューラルアート』の様子を見てきた。高所作業車も出動

2020年7月22日

7月の雨と暑さの大変な時期に作業されていたものが、完成してます。

市役所2号館の北面には、「青」と「花」をテーマにした作品。

「青」は、実行委員会がSNSを中心にアンケートを取った結果「神戸の色」として選ばれた色。(青の次点は、緑、赤、白)

「花」は、この場所に以前「花時計」があったあり、「フラワーロード」に面していることから連想して選ばれたそう。

花時計跡にある「クーリングタワー」の南面、テーマは「海」。

荒れ狂う波に乗るくじらや大タコなど海の生き物が飛び出してきそうな作品。近くで迫力を、少し離れて全体を楽しめる感じ。

ちなみに、制作前の「ラフ画」が公開されてました。ほぼほぼ予定通りできてて、すごいなぁと。

「クーリングタワー」の北面のテーマは「山」。

大きくて鮮やかな花を背景に、写真を撮ると映えそうな気がします。

「クーリングタワー」の西面のテーマは「街」。

「海」と「山」をつなぐ場所ということで、右半分は南側の街・旧居留地エリア、北面に繋がる左半分は山側の街・異人館エリア
のイメージとのこと。
「風」を感じさせるのは、山から吹き下ろす「六甲おろし」を表しているそう。

もう一つ、2号館の南側にあったみたいです・・・。この後、「63years of Many Thanks!!」と文字が書き加えられてまして、1957年(昭和32)年に建ち、震災の時には6階部分がつぶれ形を変えながらも頑張ってきた2号館へのお疲れ様のメッセージ。

この秋に解体される予定で、最後を彩ったミューラルアートも共にお別れです。

跡地には、ホテルや音楽ホールなども入る高層の「新2号館」が建設される計画で、2025年度以降に完成する予定なのだとか。

少し暑さが和らぐ日もでてきますので、いまだけの景色、見に行ってみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
神戸ミューラルアートプロジェクト – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

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