「神戸市役所」横の壁に描く『ミューラルアート』の様子を見てきた。高所作業車も出動

神戸市役所の横にあるクーリングタワーなどの壁面に絵を描くプロジェクト「神戸ミューラルアートプロジェクト」が始まってます。


神戸市中央区加納町6-5

絵が描かれているのは、市役所の山側に設置されているクーリングタワーの壁面。去年の秋には、ラグビーワールドカップのウォールギャラリーになってた場所です。

前に「こうべ花時計」があった場所の工事が終了してた。ほぼ壁に囲まれた「クーリングタワー」に

2019年9月5日

各面1人から2人の神戸・兵庫で活動するアーティストが担当することになっています。プロジェクトの概要はコチラ↓

市役所本庁舎「クーリングタワー」の防音壁に、壁画「ミューラルアート」を描く実証実験が始まるみたい 7/13~

2020年7月10日

こちらは北面。2人で担当。スプレー塗料や筆を使って作業してました。2馬力で作業が進んでいるので、結構上の方まで色が入ってます。

目の前まで近づけるので、技に感心しつつ、自分でもちょっとやってみたい気持ちになると思います。

西面は、女性アーティストが1人で担当。

道路より一段上がっているので、間近に見て迫力を楽しむというより、少し離れて観る作品になるんじゃないでしょうか。

版画のように、まずは同じ色だけを塗っていくようです。テーマや完成予想図は公表されてませんので、少しずつ重ねられていく様から想像しながら、出来上がりを楽しみに。

それにしても、一人で描くには気が遠くなるデカさ。。。 7m×19mあるとか、タタミ約80畳分。

南面は、船に魚、タコ、波の怪物のようなものが飛び出して来そうな雰囲気。

全体に下書きをしてから、細かいところをやっていってます。色が入ったら、いっそう迫力ある絵になるんじゃないでしょうか。

作業は手元しか見れないはずなので、あれっなんかバランスが…てならないのが不思議です。

足元にはたくさんのスプレー塗料。同じ色も結構あります。描き上げるまでに何缶くらい使うのか気になるところ。

ここでは、フォークリフト的なやつで高い位置の作業をしてました。ハシゴよりは安定感がありそう。そして、乗ってみたくなるやつ。

ちなみに、駅から歩いて市役所方向に行く時に一番見える「東面」には描かれる予定はありません。

前にスペースもあってフォトスポットにも良さそうなのに。。。

神戸市は、クーリングタワーだけ告知してましたが、さらに海側にある市役所2号館でもやってました。

デカイ高所作業車を使う様子は、かなり大がかりでテンションが上がります。雨なんかもあって作業が進まない中、3日でここまで描きあがったそう。

南面に描くのは、ブラジル出身の「チチ フリーク」さん。チチさんの祖父母は、神戸から「笠戸丸」に乗ってブラジルに渡った日本人だったという神戸にゆかりのある人。欧米でも活躍する有名なミューラルアーティストとのこと。

真横から見ると、高さを一層感じます。

それにしても、なぜわざわざ雨の多い時期に…?と思っていたら、実はコロナで「延期」に。

本当は、ゴールデンウィーク前に始めて、連休中の観光客に大がかりな作業風景を見て驚かせつつ、神戸まつり(5月中旬)の彩りにという計画でした。うーむ、コロナよ…

8月3日からは、男女2人組のアーティスト「ヒトツキ」による2号館北面の製作も始まるそう。また、高所作業車も登場すると思います。

市役所2号館は、建て替えるのでこのミューラルアートが観れるのは、秋頃まで。

建物とともに消えてしまうのも、このアートの特徴なのかも。この夏だけのスポットなので、近くに行った際は、ぜひ。

◆関連リンク
神戸ミューラルアートプロジェクト – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

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