『車窓から絶景を眺めながらの美味しいお食事』 そんな非日常体験に憧れたことある人も多いのではないでしょうか。
今回は…なんと青森県にお邪魔し、雪景色とともに地産食材を使ったお寿司や日本酒を堪能してきました。青森県って神戸空港からたった1.5時間で行けるんです。
さらに1年を通して楽しめる「体験型ホテル」内でのアクティビティも!家族やカップル、おひとり様でも、自分らしい過ごし方が見つかる青森滞在記をご紹介します!
Index
● わずか二両編成!青い雪見列車の旅
● 昭和レトロを感じる充実のアクティビティ
● アツい魂感じる!ねぶた祭が冬でも!?
● 朝の雪見散歩とほっこり和朝食
わずか二両編成!青い雪見列車の旅
三沢駅から発車する「酒のあで雪見列車」に早速乗り込みます。
青い森鉄道線は、「青森駅」から「目時駅」という岩手との県境に位置する駅までの約121.9kmの路線で、27の駅があります。
通常運行している電車ですが、このツアーのためだけに、特別ダイヤとして発車し青森駅を目指します。
このツアーを企画しているのは『星野リゾート 青森屋』。青森文化に触れるアクティビティが充実している体験型ホテルです。
車内はJR神戸線でいう快速電車のような形で、ボックス席にテーブルが特設されます。もちろん、参加者だけの完全貸し切り!
ちなみに、宿泊者でなくてもツアーには参加することができますよ。
車内の吊り広告もすべて『星野リゾート 青森屋』のオリジナルになっていて、なんとも特別感があります。
お寿司や日本酒好きな人はもちろんですが、乗り物好きな人にもたまらない演出。
メニューはこんな感じ。お寿司のほかにも、海鮮料理がお弁当のような形で運ばれてきます。
日本酒は全部で3種類、いずれも青森県産です。ツアー中に飲み切れなかったものはお持ち帰りもOK!
さて席について早速いただきます。目的地の青森駅までは電車で約1時間20分ほど。
汽笛を鳴らしながら走行する列車からの景色はどんどん変化していきます。一面真っ白だったり、川や海が見えたり、運が良ければ白鳥も見られます。
オプションで注文できる「トゲクリガニ」は、青森で親しまれている毛ガニの仲間。最後に、地酒を注いて甲羅酒をたのしんだりも。
日本酒にりんごジュースを加えて味変させて飲むのも、青森県ならではの楽しみ方だそうですよ。
途中いくつかの駅で一時停車したり、景色のいい場所では徐行もしてくれるのでばっちり写真も収められます。どこを切り取っても、素敵。
神戸でも10年に一度と言われる大寒波が来ましたが、ここまでの雪景色はなかなか見られませんよね。
青森県野辺地町には、日本最古の鉄道防雪林があります。東北本線が全通した1891年9月1日から約1年半後となる1893年5月に植林されたそうです。
野辺地町は、ちょうど八甲田山から吹き下ろす季節風と陸奥湾を渡ってくる季節風がぶつかる位置にあるため、風が強く降雪量も多くなる一帯なんだとか。
お酒もいい感じに進んで、いよいよ青森駅に近づいてくると住宅も増えてきます。
降雪量の多い地域なので、傾斜の強い屋根が一般的なのかと思いきや、意外にもその逆!平らな屋根の家が目立ちます。
家に積もった雪が家の周りに積もってしまうことを防ぐためにあえて平らにし、その代わりに柱を太くするなど家の強度を強めているんだとか。
多い時だと1日3回も雪かきをするそうですよ!雪かきも豪雪地帯の人からすれば日々の家事のひとつのようです。
まず可能なスケジュールプランを示して欲しい! 飛行機、列車の時間的にツアーが可能かな?