神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」の返還期日が、1年間(2022年12月末まで)延長されることに決定しました。
神戸市灘区王子町3-1
今年3月に心臓疾患が判明したタンタン。10月下旬、日中双方の専門家で病状評価を行い、引き続き病状の推移を注視すべきとの認識で一致したため、延長することになったそうです。
それまで、2000年から飼育展示しているタンタンは、新型コロナウイルス感染拡大状況や航空便の運航状況により、今年12月末までに返還することになっていました。
日中双方の専門家による技術的アドバイスをもとに、各種検査とあわせて心臓の収縮力低下に対する投薬治療を実施し、体調の維持に努めているところ。
投与治療として、強心薬や、体にたまった余分な水分を取り除く利尿薬を、投薬量をコントロールしながら投与しているそうです。
8月中旬から、薬の効果を補完するため、腹部から水分を体外に抜く措置も必要の範囲内で行いながら、循環不全を改善し体調管理を維持しています。
心臓疾患による影響の負担を減らすために、寝室に酸素供給装置を設置し、酸素濃度も高めているとのことです。
2020年5月に取材した記事もあるので、参考にどうぞ。
観覧については、健康管理に留意しながら屋内で再開されています。時間は11:00~13:00です。体調・検査によって観覧できないこともあるとのこと。
これから寒い冬が来るので心配ですが、タンタンの体調が少しでも良くなることを願っています。
◆関連リンク
・神戸市立王子動物園 – 公式サイト
・#ありがとうタンタン – 公式サイト
ゆう
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