ポートアイランドの「医療産業都市エリア」と「港湾エリア」が、 環境省「脱炭素先行地域」に選定されました。
脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラルに向け、2030年度までに先進的に脱炭素に取り組む地域として国が選定するものです。
神戸市が提案したテーマは、『震災から30年、復興プロジェクト「神戸医療産業都市」を脱炭素で「いのちを守るまち」へ進化』。
2025~2029年度の5年間で、ポートアイランドの「医療産業都市エリア」と「港湾エリア」を対象として、次のような取組が進められる予定です。
・神戸医療産業都市を中心に約6MWの太陽光発電設備を効率的に設置し、自立型電源を確保することで災害時への対応力を強化
・港湾エリアと連携し、EV船の蓄電池を医療産業都市エリアのレジリエンス強化に活用
・金融機関と連携した「サステナブルファイナンス・フレームワーク」の構築
・大学・エネルギー事業者等による、エリア内事業者の脱炭素に向けた取組に対する支援
阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸の経済を立て直すため、復興プロジェクトとしてスタートした「神戸医療産業都市」。
今後は都市部の課題である「太陽光発電設備」の導入量を拡大したり、広島-神戸港間の内航船をEV化するとともに、災害時には動力のコンテナ蓄電池を医療機関の非常用電力として活用したりするなど、脱炭素に向けた取組を実施していくようです。
先日、阪急・阪神の鉄道全線でも2025年4月から列車や駅で使う全電力を「再生可能エネルギー由来の電力」に置き換えることが発表されましたが、これからますます「脱炭素」というワードを見聞きすることが増えていきそうですね。
◆関連リンク
・脱炭素先行地域 – 脱炭素地域づくり支援サイト|環境省
やよい
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