戦争も震災も乗り越えた、地下出入口「A14」(通称「ガリバートンネル」)がついに閉鎖されました。
神戸市中央区雲井通8-1
「歩行者デッキ」の建設に伴い、撤去が決定した『ガリバートンネル』。閉鎖初日の朝の様子です。
まだ馴染みの形は残っていますが、トンネルの扉は閉められており、周辺の歩道も通行止めになっています。
西側からミント神戸の方向を向くとこんな感じ。
駅側と神戸阪急をつなぐ歩道橋から、ガリバートンネルの方へは階段で降りることができません。
ガリバートンネルの地上入口は階段を降りるときにちらっと見えますが、もう近づくことができないようになっています。
反対側から見るとこんな感じ。同じく通行止めになっていて「ミント神戸」の側へ迂回するよう促されます。
『ガリバートンネル』の利用者でない人も、西側へ通り抜けができないのは不便そうで、立ち止まって説明を聞く姿がちらほら見られました。
ちなみに「市営駐車場(Cブロック)」の利用者は、閉鎖以降も通行止めの区間に入ることができるそう。自転車もいつも通り停まっています。
すでに移転先は決まっており、12月27日には現在の駐輪場は完全閉鎖となります。
その頃には『ガリバートンネル』の撤去に向けた工事が本格化するのかもしれません。
階段の先に青空が見えていた景色が、重厚な扉で封鎖されているこの様子には、やはり寂しさを感じます。
◆関連リンク
・都心・三宮再整備KOBE VISION – 公式サイト
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花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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