新長田「アスタくにづか1番館」にあるスーパー『食の棚フーケット』が閉店するみたい。107年の歴史に幕

新長田で長年親しまれたスーパーが閉店することになったそうです。跡地の利用も決まってるみたい。


神戸市長田区腕塚町5-3

『食の棚フーケット』があるのは、新長田の大正筋商店街のアーケードの入口すぐのところにある「アスタくにづか1番館」。

エスカレーターを降りた地下1階にあります。

「食の棚フーケット」の歴史は長く、1916年(大正5)に長田区で創業した「丸は市場」が元となっている共同スーパーです。

1966年から3階建てのビル内で営業していたところ、阪神淡路大震災で全壊、全焼。


写真提供:神戸市

被災した他の商業施設などとも力を合わせ約100店で共同仮設店舗・復興元気村「パラール」をオープンし、仮設店舗を経て2002年に「食の棚フーケット」として本格再開しています。

ただ、小売市場の店舗がまとまり営む共同スーパーは、設備更新の積み立て、光熱費、人件費などの面で負担が大きく、大型店や大手スーパーとの競争が大変だったみたいです。

閉店日は、2023年5月30日(火)18:00。

すでに売り尽くしセールが始まっていて、保存食品などの棚は、空っぽになっているものも。

ただ、生鮮食品はまだまだしっかり並んでいて、毎日ここに買い物に来るお客さんの期待を裏切らない品揃えのように思えました。

閉店のお知らせの横には、7月に新店舗がオープンするとお知らせがされてます。

これは、フーケットとは別のお店が同じ場所にスーパーをオープンするということだそうです。「大阪を地盤とするスーパー」という報道もあります。

約1か月でこの場所にスーパーがなくなる不便さからは救われますが、長年親しんだお店がなくなるのは、やはり寂しいですね。

◆関連リンク
食の棚フーケット – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

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