
西区にあるベンチャー企業が「空飛ぶクルマ」を開発しています。国の許可も受けて、2025年の大阪万博出展を目指しているそう。
神戸市西区平野町印路印路995-1
「空飛ぶクルマ」を開発しようとしているのは、西区にある「スカイリンクテクノロジー」というベンチャー企業。
目指しているのは、最大800kmの長距離を「高速移動」できる機体なのだそう。

800㎞ってイメージしにくいですが、この図でいくと、神戸から東北地方まで行ける想定です。
もし実現すれば、大阪→東京への移動が「1時間」の新幹線いらず、交通手段が限られる「離島」や「山間地域」にも自由自在に行けることになります。
「空飛ぶクルマ」なんて、映画やアニメの世界かな~と思っていましたが、調べてみると、けっこう国が本気でやろうとしている動きも。
出典:経済産業省
経済産業省は、「空の移動革命に向けた官民協議会」なるものを立ち上げて、大手企業や大学と連携しながら「空飛ぶクルマ」社会を考え始めてます。
実現への道としては、今年には試験飛行や実証実験などをはじめ、2023年に事業をスタート、2030年代から実用化をさらに拡大というスケジュール感。
実際、世界でもアメリカ、中国、フランスの企業が2023年ごろまでの実用化を予定しているそうで、日本の大手企業は、来年の東京五輪でのお披露目を目指しているとか。
出典:経済産業省
他の航空機との高度のすみ分けとか、道路のない空での運転ルール作りとか、停めるスペースあるの?とか課題はいっぱいありそうですが、子どもの頃ドラえもんを見て想像した「21世紀」な世界が近づいてると思うと、ドキドキします。
神戸の「スカイリンクテクノロジー」の空飛ぶクルマは、いまのところは、無人飛行用のテスト機を開発している段階ということですが、経産省から航空機製造事業の許可も下りて、実現へと一歩ずつ着実に進んでいる模様。
万博まであと6年。完成に期待しましょう。
◆関連リンク
・パーソナル プレーン開発・プロジェクト – 公式サイト
・経済産業省 – 公式サイト
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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