世紀の樹木輸送!遂にクライマックス「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT 〜輝け、いのちの樹。〜」植樹式 12/2の点灯式には槇原敬之さんのライブも決定

富山県氷見市の山から運び出し、日本列島を半周1,100kmを経て神戸メリケンパークに到着。開港150年の神戸港で「あすなろの巨木」 が復興と再生の象徴として光り輝く世界一のイベントに!

「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT ~輝け、いのちの樹。~」が実施されているところですが、11月17日(金)に、神戸メリケンパークにて世紀の樹木輸送のクライマックスとなる「あすなろの木」の植樹式が行われました。

快晴の空の下、クレーン船に吊られ、立ったままの状態で神戸港から神戸メリケンパークへ運ばれてきた「あすなろの木」は、推定樹齢150年、全長30m、重さ24トンの巨木。毎年、世界一の高さとして評されるニューヨーク・ロックフェラーセンターの本年度クリスマスツリーは、高さ23m、重さ13トンと発表されており、本プロジェクトのクリスマスツリーは、それをも圧倒する高さを誇ります。

※世界一のクリスマスツリーとは、人工ではなく、人が届けた生木のクリスマスツリーとして根鉢を含めた鉢底から葉頂点までの植物体の全長が史上最大という事です。

めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT 〜輝け、いのちの樹。〜

神戸メリケンパーク
2017年12月 2日(土)〜12月26日(火)
オープニングセレモニー:12月2日(土)10:00~/17:00~


神戸市中央区波止場町2

史上最大の樹木輸送は、富山県氷見市での10月20日(金)に掘り採りの作業から始まり、11月9日(木)深夜0時、富山県氷見市一刎(ひとはね)の山中を出発、新幹線やロケット輸送などに用いられる特殊トレーラーにて陸上輸送を行い、約5時間かけて、伏木富山港(伏木万葉ふ頭)に到着しました。

220トンのラフタークレーン車一台で、三点を支えながら船に丁寧に乗せられ、9日夕方に神戸港に向けて出港。日本海では暴風雨に遭い、島根の境港美保湾に一時避難しました。思いもかけないアクシデントの中、日本列島を半周し、11月13日(月)15時に神戸港STバースへ到着。

到着後は、船から下ろされ、道路を輸送できる様に絞っていた枝をほぐす作業を行いました。11月16日(木)の午後、木は立ったままクレーン船へ積み込まれ、11月17日(金)6:45、神戸港STバースを出港。8:00頃神戸メリケンパークへ到着し、9:30頃メリケンパークへ設置され、「あすなろ木」の1,100kmにも及ぶ史上最大の樹木輸送が行われました。

植樹式でのコメントは以下の通りです。

西畠清順さん
全国の子供たちに、何が本物か、何が本当に大切なことなのかを伝えたくて、この木を神戸に持ってきました。

鳥居聡神戸市副市長
「あすなろの木」は、震災復興を成し遂げてきた神戸にとって、ふさわしい木です。富山県氷見市の皆さんの一人一人の思いを受け継いでイベントを成功させたい。

植樹は、クレーンで持ち上げられた「あすなろの木」に取り付けられた3本の紅白介錯ロープを参加者が引っ張りながら、高さ3mの鉄で出来た特注の植木鉢の上へ移動しました。会場の園児たちからは、宙に浮いた巨木を見上げ「がんばれー!がんばれー!」の大声援が飛び交い、多くの地元の方々の歓声と、100人を超える報道陣に見守られ、根を傷つけない様に微調整を繰り返しながら、慎重に植木鉢に下ろされ世紀の植樹は行われました。

今後、「あすなろの木」には、雪吊り式の装飾を行い、メッセージカード型の反射材で出来たオーナメントを取り付けます。人工的な電飾を多量に施し煌びやかにするものではなく、最小限のエネルギーと、“風” を利用した、世界で最も有機的なクリスマスツリーを目指します。オーナメントは、 ツリーが“風”になびくことで反射して輝き、昼間は太陽光を、夕刻には夕陽を、夜明けには朝陽を反射し、いつでも美しいツリーとなります。

光の演出は、プロジェクションマッピングなど光を使った空間の総合演出を行っている株式会社NAKED(ネイキッド) 村松亮太郎氏による作品となります。オーナメントは、会場やインターネット等で購入することができ、自分の夢や希望、未来へ向けたメッセージを書き込む仕様になっており、このプロジェクトに参加される全ての方の思いを掲げます。オーナメントの数が、5万枚を超えるとギネス記録達成となり、みんなで創る「世界一のクリスマスツリー」が完成となります。

「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT ~輝け、いのちの樹。~」は、12月2日(土)から12月26日(火)まで公開となり、12月2日(土)にはオープニングセレモニーを開催し、点灯式と槇原敬之さんのライブを予定しています。このプロジェクトは、神戸開港150年記念事業の関連事業として行うもので、神戸から東日本大震災や熊本地震などの被災地への鎮魂、復興と再生の象徴として、日本のみならず世界に向けてもメッセージを送ります。そのほか、クリスマスマーケットや地元神戸の飲食店が登場し、イベントを盛り上げます。12月26日(火)までの開催期間中、100万人の来場者を見込んでいます。

オーナメントの数でギネスに挑戦!西畠清順の想い

他のツリーのように人工的な電飾を多量に施し煌びやかにするものではなく、最小限のエネルギーと、“風” を利用した、世界でもっとも有機的なものを目指し、 電飾の代わりにメッセージカード型の反射材でできたオーナメントを取り付けます。そのオーナメントは、 夜間は希望の色で照らされたツリーが“風”になびくことで、反射して輝き、昼間は太陽光を、夕刻には夕陽を、夜明けには朝陽を反射し、いつでも美しいツリーとなります。そして、そのツリーを輝かせるのは、このプロジェクトに参加したいと思ってくれる、すべてのひと。

来場者は、ツリーの下の広場でクリスマスオーナメントに、自分の夢や希望のメッセージなど、を自由に書くことができます。インターネットや販売代理店でご購入いただいた方は、メッセージを書き込み郵送していただくことで参加可能です。届いたメッセージオーナメントは、毎週末のデコレーションイベントで西畠清順さんがツリーへ飾ります。

11月中に事務局まで送っていただくと、オープニングセレモニーに間に合うように飾られます。このオーナメントの数が5万枚を超えると、ギネス世界記録達成となります。皆様の想いが集まれば集まるほど、風に揺られるメッセージが増えてツリーの輝きが増す、唯一無二のツリーです。ご参加をお待しております。

購入・参加可能な場所
・イベント会場 
・クラウドファンディングMakuake
・プロジェクトにご賛同の神戸の商店街(詳細はHPで。)
フェリシモWEBサイト

オーナメントの送り先
〒563-8799 大阪府池田市城南2-1-1 池田郵便局留め そら植物園オーナメント係
※2017年12月21日必着

「Makuake」にてクラウドファンディングを開催中!
今回のツリーを装飾するオーナメントの数も世界一を目指すため、今回の「Makuake」におけるクラウドファンディングプロジェクトでは地元神戸や、被災地の東北、熊本のお子様に向けてオーナメントをプレゼントしてくれる支援者を募ります。支援者は支援額に応じてプレゼントできるオーナメントの枚数が増えていきます。また高額な支援者には、お名前がツリー鉢に記載される権利もあります。プロジェクトページ

◆関連リンク
めざせ!世界一のクリスマスツリー – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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