神戸港に『海上ロープウェー』を検討。「新港第一突堤」あたりから「神戸ハーバーランド」を結ぶ

神戸市がウォーターフロント再開発の一環で、「新港第一突堤」あたりから「神戸ハーバーランド」を結ぶ『海上ロープウェー』を検討しているそうです。

神戸港に海上ロープウエー構想　２１年度調査へ｜総合｜神戸新聞NEXT

乗降駅は３駅で、神戸ポートタワーのちょっと南にも設置されて、神戸ハーバーランド、神戸ポートタワー、メリケンパークを超えて、水族館などができる再開発エリアと３つのエリアが海上で結ばれることになります。

神戸港に新しくできる水族館『神戸ポートミュージアム』周辺の再開発が進んでる。フェリシモ本社ビルの外観がほぼほぼ完成

2020年11月2日

再開発のポイントとしては、回遊エリアの端に魅力的なコンテンツを持ってくるということと、エリアの回遊性が重要で、コンテンツについては、今回の再開発でも期待されているところです。

また、回遊性では「連接バス」の実証実験を続けていますので、回遊エリアを広くカバーするという意味では、継続してバスの運行は継続検討されると思われますが、コロナの影響が計画にどう影響するのかは今のところ不明です。

10月の9日間に「連節バス」運行の社会実験をするみたい。土曜日は「スカイバス神戸」も登場で大人100円

2018年9月18日

今回の『海上ロープウェー』は移動手段そのものをコンテンツ化し、観光資源としていくもので、2021年度に実現可能性についての調査し、実現すれば、かなり魅力的なものになるかもしれません。

船も通ったりするので物理的なサービス実現性を検討し、民設民営（PFI方式）を前提としているようです。

インバウンドが底をついている状況ですので、おそらく土地の賃料などの面での配慮することになるのかもしれません。

前例としては、横浜市みなとみらいに「YOKOHAMA AIR CABIN」というロープウェーが2021年3月～4月に開業予定となっていますが、コロナの関係で、開業時期について検討を続けているようです。

ここでも「民設民営」で、予定通りにいけば、１年ちょっとの工事期間でのオープンするスケジュール感です。

ロンドン、シンガポールでの導入事例もありますので、今回の神戸市で言うと、神戸市営地下鉄と競合するかもしれませんが、そのまま三宮周辺・新神戸へ連結されたらおもしろいんじゃないかなぁと思ったりします。