
イカナゴのシンコ(稚魚)とフルセ(親魚)
画像:兵庫県資料より
記録的な不漁が続くイカナゴのシンコ漁。漁況予報では今年も不漁とみられていましたが、関係漁業者の協議により、大阪湾は「自主休漁」、播磨灘は「3月17日」に解禁することになりました。
かつては数万トン、現在は2000トン未満に

画像:兵庫県サイトより
瀬戸内海におけるイカナゴのシンコ漁は、2017年から不漁が続いています。
2002年ごろまでの漁獲量は「15000トン~30000トン」程度で大きく増減を繰り返していましたが、2003年からは「10000トン」程度で推移。
2017年からは激減し「2000トン」を下回っています。
先日発表された今年の漁況予報でも、播磨灘・大阪湾・紀伊水道で平年を大きく下回り、回復の兆しが見られず厳しい状況が続いています。
最近、広島大学研究チームが発表した調査によると、イカナゴが激減した要因として、エサ不足、水温上昇に加えて「捕食者」となる魚の増加も影響している可能性が浮上しています。
この39年で最も遅い播磨灘の解禁日
イカナゴのシンコ漁は、兵庫県と大阪府の漁業者が協調して操業開始日を設定しています。
兵庫県におけるイカナゴのの資源量は不漁とともに減少傾向にあり、翌年に向けて少しでも多くのイカナゴ資源を残すため、2017年から、例年より早めに漁を終わるよう取り組んでいます。
| 漁期 | 操業開始日 (解禁日) | 終漁日 | |
|---|---|---|---|
| 大阪湾 | 播磨灘 | ||
| 2026年 | 3月17日 | ー | 未定 |
| 2025年 | 3月12日 | ー | 3月14日 |
| 2024年 | 3月11日 | ー | 3月11日 |
| 2023年 | 3月4日 | 3月8日 | 3月17日 |
| 2022年 | 3月1日 | 3月7日 | 3月19日 |
| 2021年 | 3月6日 | 3月11日 | 3月20日 |
| 2020年 | 2月29日 | 3月3日 | 3月6日 |
| 2019年 | 3月5日 | 3月8日 | 3月25日 |
| 2018年 | 2月26日 | 3月17日 | 3月24日 |
| 2017年 | 3月7日 | 3月18日 | 3月22日 |
| 2016年 | 3月7日 | 3月29日 | 4月23日 |
ここ10年間の解禁日と終漁日をみると、終漁日が早くなっていることに加えて、漁を行う期間自体も短縮されています。
2024年は解禁日当日に終漁、翌25年も解禁3日目に終漁しています。
解禁日の3月17日は、県によれば播磨灘・大阪湾海域で記録が残る1987年以降、最も遅い日になったのだとか。
17日に解禁はするものの、漁獲の結果次第で、翌日以降も続けるかどうかを検討するそうです。
近年はイカナゴの代わりに「生しらす」を使った「しらすのくぎ煮」もスーパーなどで見かけるようになりましたが、イカナゴの資源量が復活していき、昔のように「イカナゴのくぎ煮」が食べられる日が来ると良いですね。
◆関連リンク
・いかなご漁について – 兵庫県サイト












































あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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