神戸市営地下鉄 西神・山手線/北神線で、2023年8月30日(水)から『車内防犯カメラの試験設置』が始まったそうです。導入されるのは6000形車両(1編成)の一部で、試験期間は十分な検証ができるまでとしています。
6156編成(6両)の6号車に導入
車内防犯カメラが設置されるのは、西神・山手線/北神線 6156編成(6両)で、最も谷上駅寄りの6号車です。
6カ所ある乗降扉のうち、3カ所の扉上部に設置されます。
車内防犯カメラの近くには、試験作動中がわかるようにステッカーを掲出するんだそう。
この試験設置で、車内防犯カメラで撮影した映像の品質や撮影可能な範囲、また車内防犯カメラと遠隔監視用の端末間での通信安定性などを検証するみたい。
車内防犯カメラで記録された映像・音声データは、個人情報保護法及び個人情報保護法ガイドライン等の関係法令に基づき、適正に取り扱われるそうです。一定期間が経過した後は自動削除するほか、第三者への提供はしないと発表しています(ただし、捜査機関から要請を受けた場合を除きます)。
2023年秋以降には、同じ編成の1号車(最も西神中央駅寄り)でも、別メーカーの車内防犯カメラの動作試験を行う予定です。
JR・阪神・阪急などでも導入進む
神戸市営地下鉄だけでなく、神戸市内を走る鉄道各社も「車内防犯カメラ」の導入を進めています。
JR西日本は2023年度末までに、すべての「新快速」と関空・紀州路快速への導入を目標にしてます。23年度末には京阪神地区を走る車両のうち、約5割に設置される見込みで、残る在来線車両も24年度以降に順次設置を計画してるんだそう。
阪神電鉄は、22年5月から一部車両に防犯カメラを設置して実証試験を実施。実用性が確認できたとして、今年9月ごろから順次設置し、25年4月の「大阪・関西万博」開催までにすべての車両に設置する予定です。
阪急電鉄でも22年10月から実証試験を実施し、27年度末までにすべての車両に防犯カメラを設置することを発表。防犯カメラを設置した車両は今年8月末より順次運用が始まります。
防犯カメラが設置されることで、列車内での犯罪抑止効果が期待できそうですね。
◆関連リンク
・神戸市:交通局 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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