フランスで製作された映画『不思議の国のシドニ』に、神戸市内のスポットが登場するみたいです。
撮影支援を行った「神戸フィルムオフィス」によると、「ホテルオークラ神戸・元町通1スクランブル交差点・三宮北・乙仲通」などの場所で撮影したんだそう。
神戸市中央区波止場町2-1
フランス生まれの「エリーズ・ジラール」さんが脚本・監督を務めた作品で、京都・奈良・直島などを旅する内容になっています。
気になるストーリーは、こんな感じ。
フランス人作家シドニが、日本の出版社から招聘される。見知らぬ国、見知らぬ人への不安を覚えながらも、彼女は未知の国ニッポンにたどり着く。寡黙な編集者の溝口に案内され、日本の読者と対話しながら、桜の季節に京都、奈良、直島へと旅をするシドニ。そんな彼女の前に、亡くなった夫アントワーヌの幽霊が現れて……。
作家であるシド二が日本を訪れ旅をしますが、亡くなった最愛の夫アントワーヌが幽霊として現れ、物語が進んでいくみたい。
キャストはこんな感じ。
シドニ役:イザベル・ユペール(1953年3月16日生まれ/パリ出身)
ヴェルサイユの音楽・演劇学校やパリの国立高等演劇学校などで学び、1971年に『夏の日のフォスティーヌ』で映画デビュー。クロード・シャブロル監督『ヴィオレット・ノジエール』(78)、ミヒャエル・ハネケ監督『ピアニスト』(01)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。さらにポール・ヴァーホーヴェン監督『エル ELLE』(16)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。その他の主な出演作に、ジャン=リュック・ゴダール監督『勝手に逃げろ/人生』(79)、ミア・ハンセン=ラヴ監督『未来よ こんにちは』(16)、ホン・サンス監督『クレアのカメラ』(17)、フランソワ・オゾン監督『私がやりました』(23)などがある。
溝口健三役:伊原剛志(1963年11月6日生まれ/福岡県出身)
1983年に舞台「真夜中のパーティー」で俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」(96)で一躍注目を集める。その後、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。日本国内の作品のみならず、クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』(06)、ヴィセンテ・アモリン監督『汚れた心』(12)など、海外作品にも多数出演。その他の主な出演作に『十三人の刺客』(10/監督:三池崇史)、『超高速 !参勤交代』シリーズ(14,16/監督:本木克英)など。主演映画『ら・かんぱねら』が2025年公開予定。
アントワーヌ役:アウグスト・ディール(1976年1月4日生まれ/ドイツ出身)
ベルリンのエンルスト・ブッシュ演劇大学で演技を学び、1999年に主演作『23 トゥエンティースリー』で俳優デビュー。同作でドイツ映画賞最優秀俳優賞を受賞し、一躍有名になる。さらに、アカデミー外国語映画賞受賞作『ヒトラーの贋札』(07)、クエンティン・タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』(09)など、話題作に次々と出演。その他の主な出演作に『名もなき生涯』(19)、『復讐者たち』(20)などがある。
寡黙な編集者の「溝口健三」役として、映画「海猿 ウミザル」をはじめとする多くの作品で活躍する「伊原剛志」さんが出演します。
「イザベル・ユペール」さんや「アウグスト・ディール」さんも有名な俳優さんなので、映画好きの人は知っている人も多いのでは。
予告編「0:13」から数秒間の、主人公「シド二」が机に向かうシーンでは、背景の窓から見える景色が「神戸」っぽいですよね。
このシーンは「ホテルオークラ神戸」で撮影されたものなのではないでしょうか。
また、映画の公式サイトには主人公「シド二」が「元町通1スクランブル交差点」を歩くシーンの画像が掲載されていました。
「大丸神戸店」や「本神戸肉 森谷商店」などがある、人通りがとても多い場所ですよね。
映画が撮影されたのは「2021年」なので、画像をよく見ると、現在は移転して無くなっている薬局「神戸ファーマシー」も映っています。
「三宮北」や「乙仲通」でも撮影が行われたそうなので、映画を見てどのシーンに登場するか探すのも楽しそう。3年前の少し懐かしい街並みが見られるかもしれません。
神戸市では「シネ・リーブル神戸」でのみ上映される予定なので、興味のある人は行ってみてはどうでしょうか。
神戸を舞台にした映像作品については、こちらの記事でも紹介しています。
◆関連リンク
・映画『不思議の国のシドニ』 – 公式サイト
ありさ
スイーツとハロプロのアイドルが好き。
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