HOME’Sが『実現してほしかった未成線ランキング関西編』を発表してる。「神戸市営地下鉄海岸線」の延伸などランクイン

LIFULL HOME’Sが、京都・大阪・兵庫在住の1,100人を対象に行った『実現してほしかった未成線ランキング（関西編）』を調査し、ランキングを発表しました。

未成線とは、計画されながらも実現しなかった「鉄道路線」のこと。

工事に着手したものの諸事情で頓挫したものや、構想のみで実現しなかったものなど、多くの未成線があるんだそう。

今回の調査では、関西の主要な12の未成線について、京都・大阪・兵庫在住の20～60代男女1,100人にアンケートを実施。

兵庫県関連では、2位に「箕面有馬電気軌道（現：阪急電鉄）有馬線」、5位に「神戸市営地下鉄海岸線の延伸」、7位に「西明石・西神線」がランクインしました。

ここからは1位と兵庫県関連を紹介します。

1位は、大阪市中心部と関西空港をリニアモーターカーで結ぶ「関空リニア構想」でした。現在は30分以上かかっているところ、リニアが実現していれば10分台になっていたかも。

2位に選ばれたのは、現在の阪急電鉄 宝塚線と、神戸電鉄 有馬線を結ぶ「箕面有馬電気軌道 有馬線」。

阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道時代に計画されていた、宝塚と有馬を結ぶ路線だったそう。

実現していれば大阪・宝塚方面から有馬温泉まで訪れやすかったですね。

5位には、新神戸から「ノエビアスタジアム神戸」まで1本で行ける構想だった、「神戸市営地下鉄海岸線延伸」がランクイン。

神戸市の臨海部を結ぶ海岸線はもともと、新長田から和田岬、三宮を経て新神戸を結ぶ路線として計画されてたそう。

現在の終点である「三宮・花時計前駅」から「新神戸駅」までが未成線となりました。

7位は、市営地下鉄 西神中央駅と明石市の西明石駅を結ぶ「西明石・西神線」でした。

残っている資料は多くないですが、2010年の「神戸市総合基本計画審議会」の資料によると、西明石・西神線は「需要見通し・費用対効果の観点」から見直しになったそうです。

ほかにも同様の理由で、六甲アイランド線の延伸、地下鉄 舞子・学園線などが見直しになってます。

調査概要
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2023年7月11日～7月13日
【対象者】京都府、大阪府、兵庫県在住の20～60代男女
【有効回答数】1,100人

地下鉄海岸線の延伸など、実現していればもっと便利になっていたのかも…と思ってしまいますね。

◆関連リンク
・実現してほしかった未成線ランキング 関西編 – LIFULL HOME’S