
画像:兵庫県資料より
道路を利用する人に、道順や現在地などを知らせる「案内標識」。特に交差点に設置されている「交差点名標識」は、設置から15年程度で耐用年数を迎えます。
兵庫県は、標識を将来にわたり適切に維持管理していくため、県内初となる「道路案内標識の最適化」に取り組むことを発表しました。

画像:兵庫県資料より
標識の耐用年数は15年程度。経年劣化で文字が消えたり、はがれたりしていきます。
兵庫県内における交差点名標識は、県の管理分が約9000枚に上るそうです。枚数が多く、1枚あたり25万円ほどするため、メンテナンスの大きな負担となっているのだとか。
将来にわたって標識を適切に維持管理するために、限られた予算で、かつ持続可能なメンテナンス手法が不可欠だとしています。
そこで県は、まず明石管内をモデルとして「標識の最適化」に取り組みます。

画像:兵庫県資料より
標識の最適化は、大きく「枚数の最適化」と「メンテナンス費用の最適化」の2軸で進めます。
枚数の最適化では、標識が示す現在地情報が必要になる機会が比較的少ない箇所を絞り、間引き撤去していきます。
例えば細い路地や行き止まりの道路、三叉路などを想定しているみたい。
明石管内の標識は現状383枚あり、2025~26年度にかけて「103枚」を撤去します。
これにより3割近くに枚数を減らせることになり、メンテナンス費用でいうと年間170万円に相当するみたい。※15年ごとに更新すると想定。1枚25万円÷15年×103枚で算出
撤去する箇所の例として、国道2号の西脇口(南北側)、国道250号の明姫大久保東(北側)、県道明石高砂線の大観橋(南北側)が挙げられています。

画像:兵庫県資料より
もう一つのメンテナンス費用の最適化では、より安く・長持ちする高コスパな標識板の試験施工に取り組みます。
兵庫県の指針では現状、標識に使える材質は1種類(高性能な広角プリズムシート)に限定しています。これの交換費用が1枚につき約25万円かかるんだそう。
今回の取り組みでは、県指針の「広角プリズムシート」と、見やすさや耐久性に優れ、広角プリズムシートよりも安価な「カプセルプリズムシート」、劣化の原因となる紫外線から板を守る加工を施した「カプセルプリズムシート(紫外線保護剤塗布)」の3種類を道路脇に並べて設置して、見え方や劣化スピードの違いを比較検証します。
2025年12月に、明石市内の2カ所(県道有瀬大蔵線/県道江井島大久保停車場線)を試験地として設置したそうです。
道路を快適に利用するためにも欠かせない標識ですが、どうしても経年劣化は発生してしまうので、なるべく長持ちして、安価でメンテナンスしていける仕組み作りが重要になりそうですね。
◆関連リンク
・兵庫県 – 公式サイト








































あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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