5月末で閉園した「神戸市立須磨海浜水族園(スマスイ)」の様子を見てきました。
神戸市須磨区若宮町1-3-5
35年間親しまれた三角屋根の「スマスイ」は、須磨海浜公園の再整備のため2023年5月31日(水)をもって閉園しています。
最終日には、親子連れや地元の子どもたちなど多くの人が列を作って入館し、ファンに「ありがとう!」と声をかけられながら最後のシャッターを下ろしました。
1週間して様子を見に行くと、入り口の広場の手前には青いフェンスが並べられ、もう近づくことはできない状態です。
よく見ると、ガラスが何枚か開いていて、中の様子が少しのぞいてます。
今まで何度となく見てきましたが、開いているイメージがないのでびっくりです。
建物の周辺で職員らしき人も見かけましたし、片づけ作業などをするのに空気を入れ替えているのかもしれません。
大きく変わっていたのは、スマスイ西側にある砂浜に出るための「通路」が閉鎖されていたこと。
地図でいうところの黄色く示された通路です。
須磨海浜公園駅から歩いてくる人にとっては、結構な大回りになります。
東端にある5月にオープン済みの「立体駐車場」の横、緑の矢印で示された通路が「7月1日(土)」には通行できるようになるそうですが、それまでは少し不便なのでご注意下さい。
今後、スマスイ本館は7月頃から取り壊し工事が始まり、跡地は「海のみえる丘広場」になる計画です。
本館にいた魚などは、本館西側でほぼ完成している「魚類・アシカ・ペンギン棟」へ引っ越すことになります。
次のスタートに向け、職員の方たちは閉園を寂しがっている暇はないのかもしれません。
ちなみに、現地では工事のために名残を惜しんでいられませんが、JR須磨海浜公園駅には閉園のお知らせと感謝のメッセージが書かれたポスターが貼られてます。
近いうちに、この三角屋根も見られなくなるかと思うと、やっぱり切ないですね。
◆関連リンク
・須磨海浜公園 – 公式サイト
地元住人としては今まで当然あった三角屋根も見られなくなるかと思うと、やっぱり切ないですね。
阪神高速若宮で降りると三角屋根が見えて「帰ってきた」といつも思っていたのが懐かしいです。
スマスイの三角屋根デザイン、現代でも色褪せないセンスの塊なので新しい建物もこんな感じにしてほしかったなぁ。