【2025年最新】シーズン間近!兵庫県全域『ほたる鑑賞スポット』10選。梅雨のおでかけにもおすすめ ~コツ・マナーも~

少しずつ暖かくなってきて、夏日になる日も出てきましたね。そんな初夏や梅雨の時期のおでかけにおすすめなのが『ほたる鑑賞』

「蛍」は夏の風物詩でもあり、夜風にあたりながら揺れる蛍の光を見ると、癒やされそうですよね。初夏を感じに、ドライブしてみるのはいかがでしょうか。

今回は、「兵庫県」の蛍を鑑賞できるスポットを全部で10か所ピックアップ!鑑賞の「コツ」「マナー」も紹介しているので、参考にしてみてください。

Index
  • 蛍ってどんな生き物?
  • どんな種類の蛍がいるの?
  • 蛍を鑑賞するときのマナーとコツ
  • 兵庫県で蛍が見られるスポット10選
    【西宮市】山口町 有馬川

    【豊岡市】城崎温泉 木屋町通り
    【豊岡市】奥山川
    【豊岡市】コウノトリの郷公園
    【養父市】奥米地
    【南あわじ市】諭鶴羽ダム
    【美方郡】美方郡 ハチ北高原
    【多可郡】多可町 八千代区俵田
    【姫路市】安富町 林田川
    【神河町】犬見川

蛍ってどんな生き物?

「火(ホ)を垂れる(タル)虫」というのが語源だと言われている蛍。飛ばない幼虫の時も光を発しているので、その名前がつくのも納得です。

種類や個体によっての違いはあるものの、「蛍」の寿命は羽化してからたった2週間程度!発光するのは求愛行動で、メスは産卵後4~5日くらいで寿命を全うするとも言われています。

私たちの知っている蛍らしい姿で飛び回っているのは、わずか1~2週間くらい。卵が孵化してから蛹(さなぎ)になるまでの多くの時間は水の中で暮らしています。

また成虫となってからの「蛍」は、自然豊かな川辺に生息し、基本的にエサを食べず、幼虫の時に蓄えた栄養+夜露などの水のみを摂りながら生活するそうです。

蛍の生活には水がかかせないものなんですね。


画像:ウェザーニュース公式サイトより

見られる時期が限られている蛍ですが、5月に入り九州や関東ではすでに蛍が飛んでいます。

関西でも蛍の淡い光が見えはじめている場所もあるそう。西日本の出現のピークは「5月中旬~6月上旬」と予想されています。

鑑賞に行く時期を逃さないように、各地の蛍の様子をチェックしておくといいかもしれませんね。

どんな種類の蛍がいるの?

日本に生息している蛍の種類は、50種類程度だといわれています。

「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」「ヒメボタル」が有名どころですが、実はそのほかの蛍は成虫になると光らなくなるんだそう。

だから、私たちが実際に「蛍」として認識しているのは、「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」「ヒメボタル」の3種類が主みたいです。

では、その3種類の蛍にはどんな違いがあるのでしょうか?

【サイズ】15mm(オス)/17mm(メス)
【光の色】黄色
【光る周期】2~4秒/回
【飛び方】曲線を描きながら飛ぶ

【サイズ】6~9mm(オス)/7.5mm(メス)
【光の色】黄色
【光る周期】0.5~1秒/回
【飛び方】ジグザグに飛ぶ

【サイズ】9mm(オス)/11mm(メス)
【光の色】緑っぽい黄色
【光る周期】0.5秒/回
【飛び方】
まっすぐ飛ぶ

クリップが約28mmなので、「ヒメボタル」の体長はそのわずか「4分の1」ほど。小さい体でぴかぴか光っているんですね。

蛍によって、それぞれ異なった飛び方をするというのも、知らない人が多いのではないでしょうか。鑑賞する時に動きに注目するのも面白そう。

ちなみに「ゲンジボタル」は西日本と東日本で飛ぶ速度が違うんだそう。西日本は「速く」東日本は「のんびり」飛ぶみたいです。

さらに、西に生息している蛍ほど、光の点滅の間隔が短いことが分かっています。関西は、蛍までせっかちなのかもしれませんね。

蛍を鑑賞するときのマナーとコツ

蛍を見る時にはいくつかの注意点があるので、紹介していきます。蛍を実際に見に行く前にチェックしてみてください。

〈ほたる観賞のマナー〉

①光を発しないようにする
蛍は光でお互いにコミュニケーションをとるので、私たちが光を当てるとその交流を妨げてしまいます。
車のライトなども影響を与えてしまうので、駐車場が指定されている場合はそこに停めるのがいいですね。
スマホで写真を撮るときにもフラッシュをたいてしまう場合があるので注意しましょう。

②大きな音をたてないようにする
蛍は音にも敏感なので、大きな声で喋ったり、騒音を出さないよう気をつけましょう。

③ごみを捨てないようにする
蛍の住む川や森を汚さないことが、蛍の保護につながります。

④蛍を捕まえないようにする
捕まえてしまっては、蛍が繁殖できなくなります。手で触れても弱ってしまうので、注意してください。

基本的に「蛍に影響を与えないようにすること」が大事。スマホの光など、注意しないとついついやってしまいそうです。

自然に生きる蛍をこれからも見続けるため、このマナーを守って鑑賞しましょう。

〈鑑賞に行くときのコツ〉

①雨の日/風の強い日/冷え込む日などの鑑賞は避ける
蛍は、雨が降っている日や、風の強い日、冷え込む日などはあまり飛ばないことが知られています。
飛び回るきれいな光を鑑賞したい場合は、晴れた日や、風が穏やかな日がおすすめです。
気温がそんなに低くない日でも、アウターを持っていくと安心かもしれませんね。

②明るめのうちに目的地についておく
蛍がよく飛ぶのは20:00~21:00。「日没から2時間後」と言われています。
暗くなる前に目的地についておいた方が安全ですね。

③「ひとり」での鑑賞や「子供同士」での鑑賞を避ける
鑑賞中は「夜間/暗い場所」での移動になるので、はぐれたり、道に迷ったりしないように「複数人」で行動することをおすすめします。

④できるだけ動きやすい恰好で行く
蛍が見られる場所は、川沿いで地面が湿っていることが多く、夜間は足元も見えにくいので「動きやすい恰好」をして行くのがおすすめです。
また、草が茂ったところに入ることもあるかもしれないので、足を露出しすぎない恰好が良いかもしれません。

兵庫県で蛍が見られるスポット 10選

ここからは、神戸から足を運びやすい場所にある兵庫県内の「ほたる鑑賞スポット」をいくつかご紹介していきます。

【西宮市】山口町 有馬川


画像:西宮市山口町公式サイトより

西宮市山口町に流れる「有馬川」では、ゲンジボタルを見ることができます。地元住民が協力し合って、蛍を守っているんだそう。

毎年5月末から7月ごろにかけてホタルが飛び交い、今年もすでに蛍が出現しています。

ほたるが1番多く飛び交う毎年6月初旬には、蛍を観察しながら歩く「ホタルウォークラリー」を開催しているみたいです。

見られる蛍 ゲンジボタル(5月末~7月)※6月末から8月中旬には、一部でヘイケボタルが見られます。

◆関連リンク
ホタル | 西宮山口 – 公式サイト

【豊岡市】城崎温泉 木屋町通り


画像: 城崎温泉観光協会公式サイトより

春は桜の名所としても人気の「城崎温泉」。メインストリートからは裏道にあたる木屋町通りの近くを流れる「大谿川(おおたにがわ)」付近で蛍を見ることができます。

夜の食事のあと、温泉街ならではの外湯めぐりとともに、「ほたる鑑賞」を楽しむのも夏らしくて素敵ですね。 

見られる蛍 ゲンジボタル・ヘイケボタル(6月上旬~中旬)

◆関連リンク
城崎温泉観光協会 – 公式サイト
豊岡市内ホタル鑑賞スポット | 豊岡市観光公式サイト – 公式サイト

【豊岡市】奥山川


画像:豊岡市観光サイトより

出石そばなどで有名な豊岡市出石町(いずしまち)を流れる「奥山川」でも「ほたる鑑賞」ができます。

奥山地区の奥山渓谷全域で、ゲンジボタルが飛び交う姿が楽しめて、とくに橋の上から360度楽しめる幻想的な風景が見どころなんだとか。

毎年6月には「ほたるまつり」も開催されています。

見られる蛍 ゲンジボタル(6月中旬~下旬)

◆関連リンク
但馬國出石観光協会 – 公式サイト
豊岡市内ホタル鑑賞スポット | 豊岡市観光公式サイト – 公式サイト

【豊岡市】コウノトリの郷公園


画像:豊岡市立コウノトリ文化館公式サイトより

豊岡市にある「コウノトリの郷公園」では、ヘイケボタルとゲンジボタルを見ることができます。

園内には生きものが暮らしやすい「ビオトープ」などがあり、毎年6月には周辺でホタルを観察するイベント「ホタルのゆうべ」も開催。

参加費無料で、ピアノ演奏を聞いたあと、コウノトリの郷公園内でホタルを観察するみたいです。

見られる蛍 ヘイケボタル・ゲンジボタル(6月上旬~)

◆関連リンク
豊岡市立コウノトリ文化館 – 公式サイト

【養父市】奥米地(おくめいじ


画像:ほたるの里公式サイトより

兵庫県のゲンジボタル保護区に指定されている「養父市奥米地(やぶしおくめいじ)」でも蛍を鑑賞できます。

また、「ほたるの館」や自然体験できる「めいじ」「めいじキララ」などがある「ほたるの里」といったエリアも。昨年は、蛍の鑑賞道路が拡大され「ほたるロード」が作られたそうですよ。

毎年「ほたる祭り」が開催されて、期間中は駐車場(有料)もあり、約400台程度駐車が可能です。車を止められる場所があるのは安心ですよね。

見られる蛍 ゲンジボタル・ヒメボタルなど(6月上旬~下旬)

◆関連リンク
ほたるの里 – 公式サイト
ほたるの館(@hotaruno_sato) – 公式Instagram

【南あわじ市】諭鶴羽(ゆづるは)ダム


画像:兵庫県公式観光サイトより

南あわじ市にある「諭鶴羽(ゆづるは)ダム」も蛍が鑑賞できるスポットで、最盛期には数百匹のホタルが飛び交うんだそう。

ダムの上流にある橋のそばには遊歩道があり、そこを歩きながら蛍を鑑賞できます。

ダムから車で20分くらいのところにある成相(なりあい)渓谷の「成相川」でもたくさんの蛍が見られるんだそう。

ちなみに、「諭鶴羽ダム」はお花見でも人気の場所なので、お花見スポットをまとめた記事でも紹介しています。

【2025年版】兵庫・神戸の『桜の名所』25選。 今年の「お花見」はいつ頃がおすすめ?

2025年3月23日

見られる蛍 ゲンジボタル・ヘイケボタル(6月上旬~中旬)

◆関連リンク
淡路島観光ガイド・あわじナビ – 公式サイト

【美方郡】ハチ北高原


画像:香美町観光商工課公式Instagramより

ハチ北高原では、毎年7月に「ホタルマンスリー」として、マップをもとにいろんなホタル観賞スポットを巡ることができます。

スキー場として有名な「ハチ北」ですが、自然豊かな場所なので「蛍」もたくさん見られるようですね。「ホタル観賞の宿」もあり、宿泊者には案内付きのツアーもあります。

7月中であってもスポットによって見られる時期が異なるみたいなので注意してください。

見られる蛍 ヘイケボタル・ゲンジボタル・ヒメボタル(7月上旬~下旬)

◆関連リンク
ハチ北観光協会 – 公式サイト
ハチ北観光協会|兵庫県香美町(@hachikita.view) – 公式Instagram

【多可郡】多可町 八千代区俵田


画像:多可町公式Instagramより

多可町は全域に清流が流れていて、「蛍」を見ることができる自然豊かな町です。

中でも「八千代区俵田」では、数万匹ものゲンジボタルが乱舞する幻想的な光景が見られるんだとか。観賞時間は、20:00〜21:00が目安です。駐車場も110台あるみたいなので安心ですね。

八千代区俵田以外にも多可町の川辺の至る所で見ることができるそうですよ。公式Instagramには、昨年度撮影されたホタルの写真をまとめた動画もあるので、チェックしてみてくださいね。

見られる蛍 ゲンジボタルなど(6月上旬~6月下旬)

◆関連リンク
多可町観光交流協会[公式サイト] TAKA JOY / タカジョイ – 公式サイト
多可町(@taka_town) – 公式Instagram

【姫路市】安富町 林田川


画像:やすとみびより公式サイトより

安富町は、姫路市内から車で約1時間ほどのところにある田園地帯です。日本三大彦山のひとつである「雪彦山(せっぴこさん)」も有名なところ。

安富町を流れる「林田川」沿いなどで蛍を鑑賞できます。街灯がほとんどないところなので、たくさんの蛍がきれいに見られるみたいです。

見られる蛍 ゲンジボタル・ヒメボタル(6月中旬~7月上旬)

◆関連リンク
やすとみびより – 公式サイト

【神河町】犬見川


画像:観光協会公式Xより

砥峰高原の麓にある「犬見川」(ホテルモンテローザ横)では、「犬見川ほたる祭り」が毎年開催されます。

例年飲食物の露店が展開されるので、屋台でお腹を満たしながら「ほたる鑑賞」を楽しむのもいいですね。

神河町内にはほかにも、市川・小田原川の周辺にも生息しているそうです。

見られる蛍 ゲンジボタル(6月上旬~中旬)

◆関連リンク
かみかわ観光ナビ – 公式サイト


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この記事を書いた人

ありさ

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