
来春卒業する県内の中学3年生を対象にした「進学希望調査」の結果が発表されました。
高校への進学希望率は99.2%で、そのうち県内外の「私立高校」への進学を希望する割合が、記録が残る1981年度以降「最多」になったそうです。
画像:「令和8年度高等学校進学希望者数等調査の結果」より
兵庫県教育委員会が発表した調査結果によると、来春卒業予定の県内の国公立中学3年生は「4万3147人」で、前年度から141人増加しました。
そのうち高校への進学を希望しているのは99.2%にあたる「4万2797人」です。
進路別の希望割合は、県内の公立高校が80.7%、県内の私立高校が6.2%、県外の国公立高校が0.7%、県外の私立高校が3.1%となっています。
県内外の「私立高校」を希望する割合が合計9.3%となり、報道によれば、記録が残る1981年度以降の最多になったんだそう。
校名 | 学科 | 2025年度 募集定員 | 2025年度 受験者数 | 進学希望者数 (2025年9月1日時点) |
---|---|---|---|---|
北神戸総合 (神戸北/神戸甲北) | 総合 | 320 | 286 | 206 |
神戸学園都市 (伊川谷/伊川谷北) | 普通 | 280 | 158 | 205 |
西宮苦楽園 (西宮北/西宮甲山) | 普通 | 240 | 247 | 140 |
三木総合 (三木北/三木東/吉川) | 総合 | 280 | 200 | 174 |
姫路海稜 (姫路南/網干/家島) | 普通 | 280 | 230 | 429 |
播磨福崎 (福崎/夢前) | 普通 | 200 | 164 | 124 |
※「令和8年度高等学校進学希望者数等調査の結果」より抜粋
県立高校の再編により、2025年春に開校した6校のうち、5校は25年度の定員を下回る結果になりました。
報道によれば、県教委の担当者は「新設校は開校間もないため、校風や特色などが不透明で、迷いがある受験生が多いのではないか」と分析しています。
私立高校を希望する割合が増加したのは、来年度から始まる「高校の授業料無償化」も一つの要因とみられています。進学先の選択肢の幅が広がりそうですね。
◆関連リンク
・R8高校入試 – 兵庫県教育委員会サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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