再開発が進む『地下鉄 名谷駅』周辺の様子を見てきました。
駅改札のある「名谷駅ビル」内の店舗は続々と閉店。一部店舗は、まもなくオープンする「tete名谷北ゾーン」への移転準備の最終段階に入っています。
神戸市須磨区中落合2-3
「名谷駅ビル」1階にある改札を出ると、目の前には複数の店舗がありますが、現在はそのほとんどが閉店している状況です。
改札を出て南出口の方を向くとこんな感じ。
目の前にあった「ファミリーマート」は5月31日(水)に閉店しており、看板などもすでに撤去されています。
さらに「パティオ」のある方向へ進むと、向かって右側は全面シャッターが下りてます。ちなみにもともと「神戸珈琲物語」や「神戸気質」があったあたり。
向かって左側の「オーエスドラッグ」は撮影時点(6月27日)ではまだ営業していましたが、在庫をかなり減らしている様子だったので、間もなく閉店という感じ。
その奥にある「鳥の東鳳」や「花門亭」も6月18日(日)に閉店しました。
改札出て北側すぐの「喜久屋書店」などはひと足早い2022年11月末に閉店、手前の「au」は「tete名谷北ゾーン」へ移転するようです。
「名谷駅ビル」2階に上がるとこんな感じ。1階にもあったauと名谷ステーションデンタルは、どちらもすべて「tete名谷北ゾーン」への移転が決まっています。
写真向かってまっすぐ進んだ先には連絡デッキがあり「tete名谷北ゾーン」の2階部分へ直結しています。
反対から見るとこんな感じ。市営地下鉄・市バスの「定期券発売所」や、山陽バス「名谷サービスセンター」があるあたり。
「定期券発売所」も「tete名谷北ゾーン」へ移転し、前は別で取り扱っていた「山陽バス定期券」も取り扱いが始まります。
1階は改札があるので稼働しながらの整備になるようですが、2階は7月1日(土)から完全閉鎖になりますのでご注意を。
バスロータリーのある側から「名谷駅ビル」の外観を見るとこんな感じ。大きく書かれた駅名のすぐ下には象徴的なタイル壁があります。
タイル壁に近づいてみると「春の風」と書かれています。
名谷駅は「ニュータウンの玄関駅に相応しく希望あふれるイメージ」ということで、「春の駅」と名付けられ、清水焼(きよみずやき)のモザイク壁画「春の風」が駅正面に飾られたんだそう。
駅ビル南ゾーンのリニューアル
リニューアル後の完成図はこんな感じ。タイル壁は撤去されてしまうみたいです。
神戸新聞によると、壁画は焼き物のため壊れやすく、状態を維持したまま移設することは困難 なんだそう。それでも「駅の風景として愛着を持っていただいている」ため、新駅ビルに壁画の一部を埋め込んだモニュメントを設置するほか、現在地の西隣に移転する北須磨支所に、壁画のかけらを展示することも検討 しているんだとか。
存在感のある壁画だけに、名谷駅の顔といってもいいほど馴染みのある一画ですよね。
ちなみに、須磨パティオ1番館3階の「ハーブガーデン」も6月5日から閉鎖されています。屋上補修工事中みたい。
いよいよ本格整備が始まる「名谷駅ビル」。これから変化していく様子もチェックして行きたいと思います。
追伸・タイル壁「春の駅」は「春の風」の誤りです。すみませんでした。
物理的に残すのが無理なら、名谷駅ビルのタイル壁「春の駅」をデジタルアーカイブで保存できないものでしょうか。
「どうか、春の駅」の写真を使用したメモリアルグッズを作ってほしいです。